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暗礁(下) 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2007/10/09 |
| JAN | 9784344410251 |

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商品レビュー
4.1
35件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1991年に起きた佐川急便事件から着想を得たと思われる本作。 下巻は舞台が沖縄へ移ってから一気に加速し、怒涛の展開にページをめくる手が止まらず、あっという間に読了した。 今回も企業、暴力団、警察、それぞれの思惑と利権が複雑に絡み合う三つ巴の争い。相変わらず登場人物も組織も多く、「この人どっち側だっけ?」と何度思ったことか。やっぱり相関図が欲しい(笑)。 それでもシリーズ三作目ともなれば、黒川博行の描く裏社会にもすっかり馴染み、複雑な事件を追うことそのものが楽しくなってきた。 そして終盤、桑原に迫る最大のピンチ。 普段は怖いもの知らずで、どんな相手にも怯まず突っ込んでいく男だからこそ、その窮地にはこちらまでハラハラさせられた。 一方で、事件の合間に垣間見える二宮と桑原の関係がやっぱりいい。 どんな状況でも服装にこだわるお洒落な桑原が、着たきりすずめの二宮に、まだ一度も袖を通していない「トゥイディー」(笑)のサマーニットを譲る。 なんだそれ、可愛すぎる(笑)。 悪態をつき、巻き込み、巻き込まれながら三作目。 『国境』で感じ始めた二人の奇妙な信頼関係が、本作ではさらに自然なものになっている。決して仲良しとは言わないだろう二人なのに、こういう何気ないところに“情”が滲むのがたまらない。 2027年には『国境』が映画化されるとのことで、今や私の頭の中では桑原=伊藤英明、二宮=染谷将太。 この二人が、あのバチバチの関西弁と絶妙な距離感をどう演じるのか。 原作を読むほどに、映画への期待まで膨らんでいく。
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死神シリーズ第三弾です。 運送業の闇がテーマで、運送業とヤクザの癒着がバリバリです。 第三弾にもなってくると、主人公二人のコンビも板についてきて、自然と凸凹コンビを楽しめました。 上下巻でページ数も多いですが、それに増して内容が面白いので、一気に読み終えました。
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- ネタバレ
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連続して黒川博行の疫病神シリーズ。これは第三弾。 疫病神・ヤクザの桑原保彦に頼まれ、賭け麻雀の代打ちを務めた建設コンサルタントの二宮啓之。 利のよいアルバイトのつもりだったが、その真相は大手運送会社の利権が絡む接待麻雀。 運送会社の巨額の裏金にシノギの匂いを嗅ぎつけた桑原に、三たび誑し込まれる契機となった―。 何故第一弾の後に第三弾なのか、というと単に「母の遺品になかった」からであって、深い理由はない。 『疫病神』と言う作品自体、面白くはあったが好みの軸とは少しズレている気もしていた。 そんな気持ちを抱えつつ「まあせっかくだから読んでみるか」的な気持ちで読み始めたことを素直にここに記しておく。 …面白かった。 個人的には『疫病神』より断然良かった。 自分が小慣れてきたのか、作者が二宮と桑原の見せ方に慣れたのか分からないが、一作目よりもスイスイと読めたのだ。 使ってる言葉が平易になった訳でも無いと思うのでやはりこちらが馴染んできたのかもしれない。 作中の二宮も桑原の扱い方にだいぶ慣れたようで、桑原を適度に持ち上げつつちゃっかり自分の取り分だけは主張するように成長していた。 いや、そうしないとやっていけないのだろうが。 ただ会話が楽しそうになっているのは確かかと思う。 桑原が「二宮くん」と呼ぶ時のやり取りはちょっとした漫才の掛け合いのようでもある。 一方で今回のシノギの対象はかなりの規模の会社であり、その額も相当な物。 桑原も本気で狙いに行っているのだが、それにうまいこと使われている二宮はまあまた災難ではある。 (ある種の自業自得な部分もある) 最後は極道の世界の大物(どれくらいの大物なのかは分からないが)も登場し、あの桑原ですらアッサリとやられてしまう。 げに恐ろしき極道の世界である。知らんけど。 こんな中で平然と(?)分け前もらったりする二宮の肝の座り方はやっぱり異常だ。父親がその筋だったとしても。 あとこの2人絶対仲良し。 と言う訳で上下巻に分かれているが長くは感じられないほど夢中で読めた作品である。
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