商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2002/05/10 |
JAN | 9784087745764 |
- 書籍
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緑の資本論
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緑の資本論
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
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非対称の世界。 11.9と9.11 ベルリンの壁崩壊と同時多発テロ 西の勝利と東の報復 キリスト教とイスラム教 画一大量生産と多様性 同時多発テロが何を意味するのか。 イスラムの立場からはどう世界が見えているのか。 日本に住む私たちは、圧倒的にアメリカ的だ。 アメリカの意向に国が左右されているし、 アメリカを模倣してきた。 アメリカの色眼鏡をかけて、イスラム教を覗くと、 そこは危ない所だ。 しかし、本当にそうだろうか。 そういう疑問の色眼鏡を、本書は与えてくれる。
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9.11の直後に書いたと言うことから10年以上前に書かれた文なのに 今、むしろ近未来について示唆にとんだ内容だった。 ⚫️圧倒的な非対称 経済が作る非対称性が、宮沢賢治で言う動物と人間との関係とか、意外な角度から納得させられる。 もののけ姫の解説って言ってもいいかも。
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九月十一日のあの夜、砂の城のように崩れ落ちていく高層タワービルの映像を見ているとき、そこに同時、透明で巨大な鏡が立ち上がるのを、たしかに見たのだった。その鏡な無慈悲なほどの正確さで、私たちの生きている世界の姿を映し出していた。なんの歪みもなく、なんの曇りもなく、なんの希望も、そし...
九月十一日のあの夜、砂の城のように崩れ落ちていく高層タワービルの映像を見ているとき、そこに同時、透明で巨大な鏡が立ち上がるのを、たしかに見たのだった。その鏡な無慈悲なほどの正確さで、私たちの生きている世界の姿を映し出していた。なんの歪みもなく、なんの曇りもなく、なんの希望も、そしてなんの絶望もなく、鏡は静かに、幻想の雲でできた世界の姿を、くっきりと浮かび上がらせてみせた。
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