監督：宮崎駿

声の出演：島本須美、松田洋治、榊原良子、納谷悟朗

ジブリの前身であるトップクラフトの作品です。宮崎駿監督を筆頭に高畑勲さん、鈴木敏夫さん、久石譲さんらによって制作されました。制作会社は違えど、まさにジブリの原点と言えるでしょう。

監督：宮崎駿

声の出演：田中真弓、横沢啓子、初井言榮、寺田農

スタジオジブリ1作目。テレビで放送される際、パズーとシータが唱える滅びの呪文「バルス」にあわせて、視聴者がSNS上で一斉に「バルス」と投稿する“バルス祭り”が話題になりました。

監督：宮崎駿

声の出演：日高のり子、坂本千夏、糸井重里、島本須美、北林谷栄

トトロの森は、関東の狭山丘陵がモデルのひとつになっているそうです。今から30年以上前の作品とは思えないほどの、美しい景色の映像も見どころ。この作品こそ、まさに“色褪せぬ名作”です！

監督：高畑勲

声の出演：辰巳努、白石綾乃、志乃原良子、山口朱美

清太と節子の悲運に、何度観ても涙が止まらなくなる、戦争映画の傑作です。原作は野坂昭如さんが1967年に発表した短編で、直木賞を受賞しています。

監督：宮崎駿

声の出演：高山みなみ、佐久間レイ、信沢三恵子、戸田恵子、山口勝平

原作は角野栄子さんの児童文学。主人公のキキが、魔女として、1人の少女として成長していく姿は、大人になってから観ると思わず涙してしまいますよ。本作のエンディング間近のシーンで、人ごみの中に宮崎駿監督が登場しています。知っていましたか？

監督：高畑勲

声の出演：今井美樹、柳葉敏郎、本名陽子、寺田路恵、伊藤正博

物語の“現在”は1982年、回想シーンは1966年。映画の中で、「ひょっこりひょうたん島」や、寝台特急「あけぼの」など昭和の懐かしいものが沢山登場しています。子どもの頃にしか観たことがないという方は、大人になった今、ぜひもう一度観てください。

監督：宮崎駿

声の出演：森山周一郎、加藤登紀子、桂三枝、岡村明美、大塚明夫

「飛ばねぇ豚はただの豚だ」と言ってしまうキザな豚のポルコ・ロッソをはじめ、夢を追い求める男たちの生き様と、強く美しい女性たちを描いています。“飛ぶこと”を忘れてしまった大人たちに観てもらいたい、ロマンに満ちあふれた作品です。

監督：望月智充

声の出演：飛田展男、坂本洋子、関俊彦

高知県の海沿いの町を舞台に、男女3人の高校生が織りなす青春ストーリー。当時の若手スタッフ中心で制作され、スタジオジブリとしては初めてテレビで公開された作品です。原作は、月刊アニメージュで連載されていた小説で、3人が大学生となった続編も発売されています。

監督：高畑勲

声の出演：3代目古今亭志ん朝、野々村真、石田ゆり子、三木のり平、清川虹子、泉谷しげる

多摩ニュータウンの開発が進むなか、そこに住むタヌキたちが先祖伝来の“化け学”を駆使して人間に立ち向かう！ ジブリが初めてCG、実写を使用した作品。CGは図書館の本棚が出てくるシーン、実写はタヌキたちが観ているテレビに大好物の天ぷらが映るシーンで使われています。

監督：近藤喜文

声の出演：本名陽子、高橋一生、立花隆、室井滋、小林桂樹

原作は「りぼん」に連載された柊あおいさんの漫画。中学3年生の雫と聖司の恋模様を、爽やかに描いています。東京都多摩市が舞台・モデルになっているこの作品。映画の中で出てくる場所を聖地巡礼する人も多いのだとか。

監督：宮崎駿

声の出演：松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林薫、美輪明宏、森繁久彌

“自然と人間の共存”をテーマに、自然破壊を続ける人間に対する凄まじいメッセージが込められた作品。当時の日本の興行収入記録を塗りかえ、アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど、日本中を驚嘆させました。

監督：高畑勲

声の出演：朝丘雪路、荒木雅子、益岡徹、宇野なおみ、五十畑迅人

もともとは新聞連載の4コマ漫画。普通だけどちょっとおかしな家族、山田一家。そんな山田家の人々が繰り広げる平凡だけどどこかなつかしい物語。デジタルで水彩画のような手描き調を表現したこの技術は、後の『かぐや姫の物語』に受け継がれています。

監督：宮崎駿

声の出演：柊瑠美、入野自由、夏木マリ、菅原文太、中村彰男

「現代っ子」が突然ひとりぼっちになったら……？ 両親を豚にされ、自分の名前を奪われた千尋が成長していく様を描きます。湯婆婆やカオナシなどのキャラクターも魅力的でした。日本のアニメ作品で初めてアカデミー長編アニメーション賞を受賞した超ヒット作です。

監督：森田宏幸

声の出演：池脇千鶴、袴田吉彦、渡辺哲、斉藤洋介、山田孝之

『耳をすませば』の主人公、月島雫が書いた物語という設定の作品。猫の男爵バロンと、ごく普通の女子高校生ハルが冒険の旅へ……！ ジブリ作品のなかでも気軽に観ることができる、ほのぼのファンタジーです。

監督：宮崎駿

声の出演：倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介

原作はファンタジー小説「魔法使いハウル」シリーズの第1巻『魔法使いハウルと火の悪魔』。宮崎駿監督の長編映画で、他者原作の作品は『魔女の宅急便』以来です。木村拓哉さんをはじめ、豪華声優陣も話題になりました。

監督：宮崎吾朗

声の出演：岡田准一、手嶌葵、菅原文太、風吹ジュン、田中裕子、香川照之

宮崎駿監督の長男、宮崎吾朗さんの初監督作品。小説「ゲド戦記」シリーズの第3巻『さいはての島へ』を原作、宮崎駿さんの絵物語『シュナの旅』を原案とし、混迷する時代を生き抜くためのメッセージを投げかけています。

監督：宮崎駿

声の出演：奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、長嶋一茂、所ジョージ

海辺の崖にある一軒家に住む5歳の男の子・宗介と、人間になりたいさかなの子・ポニョ。2人の友情と冒険を描いています。藤岡藤巻と大橋のぞみさんが歌う主題歌も当時話題になりました。

監督：米林宏昌

声の出演：志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和

ファンタジー小説『床下の小人たち』をもとにした作品。人に見られてはいけないという掟のもと暮らしている小人アリエッティと、少年・翔とのひと夏の物語です。監督は、この作品が初監督作品となった米林宏昌さん。

監督：宮崎吾朗

声の出演：長澤まさみ、岡田准一、竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン

タイトルの“コクリコ”はフランス語で「ヒナゲシ」を意味します。花言葉は「思いやり」「いたわり」など。そんな意味の込められた物語です。舞台は東京オリンピックの開幕を目前に控えた1963年の横浜。2人の高校生、海と俊を描きます。

監督：宮崎駿

声の出演：庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルパート

ゼロ戦の設計者、堀越二郎さんと作家の堀辰雄さんをモデルに、飛行機づくりに情熱を傾けた青年の半生、そして少女との出会いと別れを綴っています。宮崎駿監督の集大成といえる大作は、いつもとはちょっと違う、大人向けの作品です。

監督：高畑勲

声の出演：朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子

今までのジブリとはちょっと違った作風で、企画開始から8年という長い歳月と多くの制作費が費やされた作品。『竹取物語』を原作に、かぐや姫の隠された真実を描きます。この作品は、高畑勲監督の集大成であり遺作でもあります。

監督：米林宏昌

声の出演：高月彩良、有村架純、松嶋菜々子、寺島進、根岸季衣、森山良子

固く心を閉ざす12歳の少女・杏奈と、金髪の不思議な少女マーニーの物語。イギリスの児童文学が原作で、ジブリ作品では北海道の美しい湿地帯に舞台を置き換えて制作されました。

監督：マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット

嵐の中、海に放り出されてしまった一人の男が、無人島にたどり着き、何度も脱出しようと試みるが……。ジブリにとって初の国外との共同作品。日本・フランス・ベルギーの3か国で作られています。セリフがなく、映像と音楽のみの長編アニメです。

監督：宮崎吾朗

声の出演：寺島しのぶ、豊川悦司、濱田岳、平澤宏々路

孤児院で育った10歳の少女アーヤは、魔女の家に引き取られることになる。そこで魔法を教えてもらうことを条件に働くことになるが――。宮崎駿さんが企画、宮崎吾朗さんが監督を務めたスタジオジブリ初の長編3DCGアニメです。

監督：宮﨑駿

声の出演：山時聡真、木村拓哉、木村佳乃、菅田将暉、あいみょん、柴咲コウ

太平洋戦争中、母を失った少年が疎開先で不思議なアオサギに出会い、異世界に迷い込んでしまうストーリー。宮﨑駿監督が引退宣言を撤回し、約7年かけて作り上げられた作品です。『千と千尋の神隠し』に続き、アカデミー長編アニメーション賞を受賞しました。