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地上の楽園
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地上の楽園

月村了衛(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2025/10/21
JAN 9784120059599

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商品レビュー

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2025/12/04

一気に読み終えた。 2人の在日コリアン男性を軸に、北朝鮮への帰還事業、その後の物語。 物語の序盤から現れるとある本や、その雰囲気は、旧ソ連に招かれた著名な作家たちのその後を思い起こさせ、日本人2人目のノーベル文学賞を受賞した作家がTVを見、「私には帰るべき北朝鮮がない」と涙した...

一気に読み終えた。 2人の在日コリアン男性を軸に、北朝鮮への帰還事業、その後の物語。 物語の序盤から現れるとある本や、その雰囲気は、旧ソ連に招かれた著名な作家たちのその後を思い起こさせ、日本人2人目のノーベル文学賞を受賞した作家がTVを見、「私には帰るべき北朝鮮がない」と涙したエピソードなどが脳裏に浮かんできた。 この数十年、政治家は話にならないとしても、いわゆるマスコミや進歩的文化人は一体、何をしてきたのだろう。何を無視し続けて来たのだろう。 拉致問題と帰還事業が密接に関わっている、作中のこの言葉が印象に残る。 当時と今、何か変わったのだろうか。 何も変わっていないのではないか、と唖然とする。 義憤と虚無が読後に残った。

Posted by ブクログ

2025/11/25

『地上の楽園』はまやかしだった 差別が戦争を生み、戦争がまた新たな差別を生む 人はそんな歴史を何千年も繰り返してきた そしてその悪循環を止められないのは、人間の持つ弱さなのか だが、人類は「学ぶ」ことで、その弱さを乗り越え、強さを手に入れることができる 今度こそそれを信じたい...

『地上の楽園』はまやかしだった 差別が戦争を生み、戦争がまた新たな差別を生む 人はそんな歴史を何千年も繰り返してきた そしてその悪循環を止められないのは、人間の持つ弱さなのか だが、人類は「学ぶ」ことで、その弱さを乗り越え、強さを手に入れることができる 今度こそそれを信じたい 信じて「学ぶ」ことを始めよう そして本当の『地上の楽園』を作り上げよう 月村了衛さんのそんな想いを感じた物語でした 必読の一冊 読んで学べ!( ゚д゚ )クワッ!!

Posted by ブクログ

2025/11/18

1959年の大阪で、朝鮮学校の中等部を卒業した仁学は大学の受験資格を得るために公立高校へ進学したが、虐めや暴力、そして差別のなかで唯一の味方であった山崎先生から一冊の本を勧められる。 『38度線の北』を読み終えた仁学は、「地上の楽園」と称される北朝鮮への帰国運動に力を入れるように...

1959年の大阪で、朝鮮学校の中等部を卒業した仁学は大学の受験資格を得るために公立高校へ進学したが、虐めや暴力、そして差別のなかで唯一の味方であった山崎先生から一冊の本を勧められる。 『38度線の北』を読み終えた仁学は、「地上の楽園」と称される北朝鮮への帰国運動に力を入れるようになる。 幼馴染の勇太が、ヤクザの抗争に巻き込まれたことで、勇太に「帰国」を勧める。 仁学が北朝鮮への帰国を勧めてからのその後を第一部に勇太が北朝鮮で経験したことを第二部として描かれている。 地上の楽園はまやかしだった。 十万人近くを地獄へ送る壮大な罠だった。 なのに、今日に至るも、責任を取るどころか、誰も謝罪すらしていない。 あったことすら忘れているのか… 誰も言わなければなかったことになってしまうのか… 自分の生まれる前のことだから知らないでは済まされないのでは…という気持ちになった。 隠蔽されることばかりだと何が真実かがわからなくなる。 他人事だと思わず勉強しなければならないと思った。

Posted by ブクログ