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地上の楽園
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/10/21 |
| JAN | 9784120059599 |

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商品レビュー
4.8
46件のお客様レビュー
国を挙げた帰還事業によって多くの在日朝鮮人たちが地上の楽園を求めて北朝鮮へと帰って行った歴史は、おぼろげながら知っていましたが、辿り着いた北朝鮮の現実は、まさに地獄絵図そのものだったと、この本を読んで改めて知りました。 お話の中に出てくる「38度線の北」(寺尾五郎著)は巻末の...
国を挙げた帰還事業によって多くの在日朝鮮人たちが地上の楽園を求めて北朝鮮へと帰って行った歴史は、おぼろげながら知っていましたが、辿り着いた北朝鮮の現実は、まさに地獄絵図そのものだったと、この本を読んで改めて知りました。 お話の中に出てくる「38度線の北」(寺尾五郎著)は巻末の参考文献に紹介されています。実在する本で、多くの在日朝鮮人たちが、この本を読み、信じて、夢を抱いて帰還していったことを思うと、胸が張り裂けそうになります。 仁学と勇太の辿った運命に思いを馳せながら読了しました。 日本の、そして世界の辿ってきた歴史を知ることは、今を生きる私たちの義務だと思いました。
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プロローグ とある、公園のベンチの片隅で本書を読み終えた 思わず空を見上げるとドが付くほどの晴天 一方で心は曇天且つ冷え切っている それはまるで、北緯38度線のようだ “北”へ送ったものと送られたものの物語が 始まろうとしている そこに“約束の地”はあったのか!? ...
プロローグ とある、公園のベンチの片隅で本書を読み終えた 思わず空を見上げるとドが付くほどの晴天 一方で心は曇天且つ冷え切っている それはまるで、北緯38度線のようだ “北”へ送ったものと送られたものの物語が 始まろうとしている そこに“約束の地”はあったのか!? この壮絶な物語の扉は開け放たれた! 本章 『地上の楽園』★5 多くのブク友さん絶賛の一冊 エンタメ的に云うならば、仁学と勇太の魑魅魍魎持ち受ける慟哭必至の冒険小説 北への帰国!?帰還!?を送った者“仁学”の後悔と 帰還を選択した者“勇太”の後悔 当時は、何が正解で何が不正解なのかは、誰も知る由がなかった ただ、送ったものの大半が地獄と知っていて送り出していたのは、事実である 当然、そこには地上の楽園と呼ばれた約束の地など存在せず、地獄の地があるのみであった 主に1959年から67年に掛けて、約93,000人が 地獄の地に送られ、重労働を課せられ散っていった 月村了衛氏初読みの作家さんであったが よくぞ、この物語を書き上げたなと、感嘆の言葉しか出ない 読めば分かると思うが、相当な勇気がないと描けない物語だ そんな月村氏の勇気に 天晴! と、云いたい! エピローグ 表紙のカバーを取ると、ソコには白黒の花びらのようなものが散っているデザインで とても対照的で悲しげだ 少し華やかな表紙は、創られた“地上の楽園”を表し 裏には本当の姿、所謂“地獄の地”が写し出されている 上手い話には、必ず裏がある いつの世も一緒だ 人の欲望がある限り、その同数の落し穴がある 自身もハニートラップには気をつけよう 改めてそう思った(¯―¯٥)8v♪ 完
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在日朝鮮人帰還事業。1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。大阪に暮らす二人の若者、孔仁学と玄勇太が経験する「地獄」を通して、日本人の差別感情と、政府・マスコミらが犯した大罪に迫った社会派小説。 4冊目となる月村さんの作品はやはり裏切らなかった。一...
在日朝鮮人帰還事業。1959年に始まったそれは、人類史上最悪の「大量殺戮」への序章だった。大阪に暮らす二人の若者、孔仁学と玄勇太が経験する「地獄」を通して、日本人の差別感情と、政府・マスコミらが犯した大罪に迫った社会派小説。 4冊目となる月村さんの作品はやはり裏切らなかった。一気読み!フィクションと承知しながらも、実在する本や人物、知った政治家などの名前が出て来ると、今更ながらそういうことだったのかと思わされる。そして、主人公達と同時代を生きてきた自分が何も知らないことに愕然となる。拉致被害に遭った日本人がタラップを降りて帰って来たテレビ映像もだぶった。 第一部での主人公・仁学の視点で進むと思いきや、第二部は仁学の勧めで帰還船に乗船した親友・勇太の北朝鮮へ上陸後の想像を絶する過酷な暮らしぶりが描かれていた。終幕の章で年を重ねた彼らは再び日本で出会い「希望」を見出そうと動き出した。歴史上実際にあった「北朝鮮帰還事業」の真実を暴き世界に知らしめるのだ。 学校の授業で教えられないのは当然だろう。結果的には政治家や著名人、マスコミも片棒を担いでしまったのだ。歴史に埋もれた人らの苦悩が胸に迫る渾身の一冊だった。 一人でも多くの人に読んで欲しい。
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