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蝋燭は燃えているか 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/10/15 |
| JAN | 9784065399118 |

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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
「星くずの殺人」の続編。 最後に宇宙から歌の生配信を行った真田周は、そのせいでネット炎上していた。高校に通う道にも、アンチが生配信で張り込んでいるくらい。生活にも困るくらいだった。 周は生配信によって、行方不明になっている瞳子ちゃんと連絡をとりたかったのだが、その連絡は全然な...
「星くずの殺人」の続編。 最後に宇宙から歌の生配信を行った真田周は、そのせいでネット炎上していた。高校に通う道にも、アンチが生配信で張り込んでいるくらい。生活にも困るくらいだった。 周は生配信によって、行方不明になっている瞳子ちゃんと連絡をとりたかったのだが、その連絡は全然なく、ある日コメント欄に「金閣が燃える」と書き込まれ、実際に焼け落ちた。次は銀閣寺の予告が行われて、やはり焼けてしまう。 周のコメント欄に書き込んだ男は捕まったが、その後次々と重要文化財や国宝が燃やされ、どうやらこの男は実行犯ではない。瞳子ちゃんのお父さんは京都タワーで焼死した。瞳子ちゃんはなにか関わっているのか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『星くずの殺人』の続編であり、前作に登場した女子高生が主人公。 『星くずの殺人』では宇宙ステーションで起こった事件だったが、 本作では打って変わって日本の京都が舞台。 スケールが小さくなったのでは?と思いながら読んでいたが、 京都の名所の数々が巻き込まれる大変大規模な事件が展開されていく。事件の規模なら前作以上だ。 不謹慎かもしれないが読んだ後は京都旅行に行きたくなること間違いなし。 主軸となるテーマは炎上や加害者家族に対する誹謗中傷だろう。 おそらく今現在もなんらかの出来事で起こっている現象であると思うし、こういったトラブルなんかは枚挙にいとまがない。 家族だから、友人だから、果ては同じ地域・都市に住んでいるからと、外野は一括りにして同様の狂気や悪意を孕んだ存在と決めつけて糾弾する。私も含めて心当たりがまったくない人はいないと思う。しかも糾弾する側は自分たちに正義があり、それが正当な権利であると思いこんでいる。 まさに現代のSNSで起こっていることを反映させたような物語だった。 こういった作品を客観的に読んでいると、誹謗中傷している側の醜悪さや幼稚さがありありと見えてくるのに、 そのような行為がなくならないのはなぜなんだろうか。 前述したとおり、やっている側としては正義を執行している感覚があるからなのだろう。 我々は自分に正義があると何をしても許されると思っているフシがある。それが他人を傷つけ、結果的に殺すようなことになったとしても……。 この作品を読んで今一度、正義とは何かということを考えてほしい。 正直に言うと私は正義というものがわからない。そもそもそんなものは人間が勝手に作り出したもので、それが他人を害する大義名分になるというのならそんな概念はなくなってしまってもいいとすら思っている。そのように考えてはいるものの、声高にそれを主張するわけではない。ただ私は巻き込まれたくないだけなのだ。 そんな自分を心底恥じ入るほどに心に刺さった作品だった。
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宇宙旅行から帰って来た真田周が主人公のミステリ。投稿した動画が炎上し、そのコメント欄に書き込まれた金閣寺への放火予告。そして次々と燃える京都の施設。 思ってたより重いテーマだった…。最初は周の態度が結構受け付けなかったけど、読んでくうちに小気味よく感じはした。
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