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蝋燭は燃えているか の商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2026/02/03

「星くずの殺人」の続編。 最後に宇宙から歌の生配信を行った真田周は、そのせいでネット炎上していた。高校に通う道にも、アンチが生配信で張り込んでいるくらい。生活にも困るくらいだった。 周は生配信によって、行方不明になっている瞳子ちゃんと連絡をとりたかったのだが、その連絡は全然な...

「星くずの殺人」の続編。 最後に宇宙から歌の生配信を行った真田周は、そのせいでネット炎上していた。高校に通う道にも、アンチが生配信で張り込んでいるくらい。生活にも困るくらいだった。 周は生配信によって、行方不明になっている瞳子ちゃんと連絡をとりたかったのだが、その連絡は全然なく、ある日コメント欄に「金閣が燃える」と書き込まれ、実際に焼け落ちた。次は銀閣寺の予告が行われて、やはり焼けてしまう。 周のコメント欄に書き込んだ男は捕まったが、その後次々と重要文化財や国宝が燃やされ、どうやらこの男は実行犯ではない。瞳子ちゃんのお父さんは京都タワーで焼死した。瞳子ちゃんはなにか関わっているのか?

Posted byブクログ

2026/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『星くずの殺人』の続編であり、前作に登場した女子高生が主人公。 『星くずの殺人』では宇宙ステーションで起こった事件だったが、 本作では打って変わって日本の京都が舞台。 スケールが小さくなったのでは?と思いながら読んでいたが、 京都の名所の数々が巻き込まれる大変大規模な事件が展開されていく。事件の規模なら前作以上だ。 不謹慎かもしれないが読んだ後は京都旅行に行きたくなること間違いなし。 主軸となるテーマは炎上や加害者家族に対する誹謗中傷だろう。 おそらく今現在もなんらかの出来事で起こっている現象であると思うし、こういったトラブルなんかは枚挙にいとまがない。 家族だから、友人だから、果ては同じ地域・都市に住んでいるからと、外野は一括りにして同様の狂気や悪意を孕んだ存在と決めつけて糾弾する。私も含めて心当たりがまったくない人はいないと思う。しかも糾弾する側は自分たちに正義があり、それが正当な権利であると思いこんでいる。 まさに現代のSNSで起こっていることを反映させたような物語だった。 こういった作品を客観的に読んでいると、誹謗中傷している側の醜悪さや幼稚さがありありと見えてくるのに、 そのような行為がなくならないのはなぜなんだろうか。 前述したとおり、やっている側としては正義を執行している感覚があるからなのだろう。 我々は自分に正義があると何をしても許されると思っているフシがある。それが他人を傷つけ、結果的に殺すようなことになったとしても……。 この作品を読んで今一度、正義とは何かということを考えてほしい。 正直に言うと私は正義というものがわからない。そもそもそんなものは人間が勝手に作り出したもので、それが他人を害する大義名分になるというのならそんな概念はなくなってしまってもいいとすら思っている。そのように考えてはいるものの、声高にそれを主張するわけではない。ただ私は巻き込まれたくないだけなのだ。 そんな自分を心底恥じ入るほどに心に刺さった作品だった。

Posted byブクログ

2026/01/13

宇宙旅行から帰って来た真田周が主人公のミステリ。投稿した動画が炎上し、そのコメント欄に書き込まれた金閣寺への放火予告。そして次々と燃える京都の施設。 思ってたより重いテーマだった…。最初は周の態度が結構受け付けなかったけど、読んでくうちに小気味よく感じはした。

Posted byブクログ

2026/01/10

良き 前作『星くずの殺人』よりも好み SNSが普及する今、心に刺さるメッセージ性があった 読んでいる最中も、栃木県の高校でのいじめの動画がSNSで炎上 加害は悪い、被害を擁護するが ネットでは加害の家族にまで飛び火している 事の切り取った一面だけを鵜呑みにせず、加害の経緯、偏見、...

良き 前作『星くずの殺人』よりも好み SNSが普及する今、心に刺さるメッセージ性があった 読んでいる最中も、栃木県の高校でのいじめの動画がSNSで炎上 加害は悪い、被害を擁護するが ネットでは加害の家族にまで飛び火している 事の切り取った一面だけを鵜呑みにせず、加害の経緯、偏見、色眼鏡、先入観、憶測などは排除して物事を見る事の大切さを感じた 教員をしているので、周の教員嫌い学校嫌いでの発言にはグサグサと刺さるものがあった

Posted byブクログ

2026/01/07

前作の『星くずの殺人』がとても良かったので 続編ということでいそいそと購入。 行方不明になった友人に気づいてもらうために、宇宙に行った女子高生。 必死なメッセージを込めた宇宙LIVEは賛否両論で炎上してしまう。 書き込まれた誹謗中傷のコメント、プライベートにも遠慮なく突撃して...

前作の『星くずの殺人』がとても良かったので 続編ということでいそいそと購入。 行方不明になった友人に気づいてもらうために、宇宙に行った女子高生。 必死なメッセージを込めた宇宙LIVEは賛否両論で炎上してしまう。 書き込まれた誹謗中傷のコメント、プライベートにも遠慮なく突撃してくるインフルエンサー。 この辺は現代風刺だな、と。叩けるものがあればなんでもいい。話題性。数字。再生数。 果たして女子高生は加害者なのか被害者なのか。 その線引きは一体どこで?? そんな中起きる、金閣寺炎上。そして次々に燃えていく世界遺産たち。またもやトラブルに巻き込まれた周。 ミステリーと現代風刺、そして女子高生の友情。少してんこ盛りすぎて、無理あるかなぁと思いつつ、周ちゃんの小気味いいセリフたちがよかった。

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2025/12/07

星くずの殺人よりも奥深い印象を持ちました。 闇が深すぎて読んでて苦しかったです。 あとは個人的には桃野雑派さんは息継ぎする余裕が無いので本の切りどころや休憩しながら読めない作家さんだなと言うイメージでした。 集中したい時にはいいけど脳が少し疲れますね…

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2025/12/07

前作の『星くずの殺人』から帰ってきた女子高生にスポットを当てたストーリー。今回は金閣寺を皮切りに京都が大大大炎上し、周(あまね)がその事件を追いかけていく。 本作のスポットライト…テーマも重めだった。 マイノリティを叩くマジョリティという構図。マジョリティはマイノリティを助ける...

前作の『星くずの殺人』から帰ってきた女子高生にスポットを当てたストーリー。今回は金閣寺を皮切りに京都が大大大炎上し、周(あまね)がその事件を追いかけていく。 本作のスポットライト…テーマも重めだった。 マイノリティを叩くマジョリティという構図。マジョリティはマイノリティを助けるべきだという構図。マイノリティはマジョリティに迷惑をかけないようにすべきだという構図。 この世界は多数派に合わせて成り立っている。 読んでいて、痛いほど感情移入ができたし、有数の観光地でもある京都が炎上する場面は応仁の乱さながらだった。 次回作が出るとしたら周が大学生になった後になるのかな?楽しみ!

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2025/11/30

主人公が可愛い 今の世代のSNSだからこそのお話 なにかと引っかかることが多くスッキリしない感じのもやもや感

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2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2025.11.24 (月) 読み終わるのに時間がかかってしまった…わたしはこの作者さん合わないのかもしれない……… 頭に浮かんでた情景からフッと一瞬で違うものに移ったりするような……悪くいうなら情緒を感じない…… 前作も読んでおりそのまま今作に入ったが、没入感もイマイチ……わたしが京都をあまり知らないからかもしれない…… 舞台は京都。コロナ禍の事もあったりすごく現代に寄ってるかと思えば急なファンタジーめいたものもあったりで頭が柔らかくないわたしは酔った……。 結末もいい風に収まっているようだけど、藤城さんの弟は…?それこそ瞳子ちゃんが無事ではあったがその後は…?周の無免許運転は…?一緒に乗ってた芽衣は…?などなど、いまいち霧が晴れない締め方だった…… あとがきの潮谷さんが「〜生まれだから、〜の子供だからという決めつけは、相手を理解しようとする際の不純物となり、その人間を攻撃する免罪符になり得る」 と仰っていてわたしが長年感じていたものはこれか…!となった…。 芸能人の美男美女が結婚すれば子供は絶対にその遺伝を継いで羨ましいだの、スポーツ選手同士の子供はやっぱり運動神経がいいだの、音楽家の子供は……と。逆も然り、お父上は立派なのにご子息は…なり医者の家系から1人違う道を選べば罵詈雑言だったり……並べれば数多く飛び交う言動に失礼だろと、とてつもなくウンザリしていたのでこんな所で頭がスッキリしました

Posted byブクログ

2025/11/12

次々と燃えていく京都に あ、こんなに行けるんだーって清々しさ待て感じていたら どんどんと重たい内容に考えさせられるものが多かった。 被害者にも加害者にも簡単になってしまう世の中、 自分はどういたいか、そういう人が近くにいた時どうするか。当事者になってしまった場合などを考える。 あ...

次々と燃えていく京都に あ、こんなに行けるんだーって清々しさ待て感じていたら どんどんと重たい内容に考えさせられるものが多かった。 被害者にも加害者にも簡単になってしまう世の中、 自分はどういたいか、そういう人が近くにいた時どうするか。当事者になってしまった場合などを考える。 あまねの反論は、よく内部分ももちろんありつつ、気持ちの良いものもあった。 結末は寂しいけど、読後感は良い

Posted byブクログ