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わたしのおとうさんのりゅう
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わたしのおとうさんのりゅう

伊藤比呂美(著者)

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わたしのおとうさんのりゅう

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 左右社
発売年月日 2025/10/17
JAN 9784865284911

わたしのおとうさんのりゅう

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商品レビュー

4.4

6件のお客様レビュー

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2026/02/16

取り上げられている児童文学についての思い出、考察などなど、自分が小さい時にまた子育てをしている時に触れたものばかりだったので興味が尽きなかった。また、敬愛するお父さん、反発しつつだったお母さんへの当時の思いと、大人になってから改めて彼らの人生を掘り下げることによって得た感慨が、息...

取り上げられている児童文学についての思い出、考察などなど、自分が小さい時にまた子育てをしている時に触れたものばかりだったので興味が尽きなかった。また、敬愛するお父さん、反発しつつだったお母さんへの当時の思いと、大人になってから改めて彼らの人生を掘り下げることによって得た感慨が、息苦しほどに濃密で苦しさと哀しさと温かさに溢れ描かれていた。 エルマーは、私は自分の子育てのタイミングでざっと読んだだけだったのだが、そんなふうに解釈できること、また原作と訳でのニュアンスの違いにそんな違いがあることは全く知らなかったので、改めて読み直してみようと思ったし、著者の伊藤比呂美さん自身への興味を掻き立てられた。 (ほぼ、存じ上げていなかったので) また、シートン動物記ファーブル昆虫記両方とも、著者が読んだ同じもので読んだと思う。(シートンも良かったが、どちらかというと私はファーブル派かな?) 著者の伊藤さんとは、多分10くらい年齢差があると思うが、彼女の描く昭和の風景に既視感を感じる。また特に「暴力の港」の章、戦後の混乱期の中での父親の姿を、痕跡を辿りつつ想像していく様子、良いこと悪いこと戦争とどう向き合っていくのかなどなど、考えさせられることも多かった。 彼女の子育てやアメリカでの話も読んでみたいと感じた。

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2025/12/30

途中、お父様への愛情が苦しくなって、数日読むのがストップした。 そしてラストのお母様への言及で、涙がボロボロ出た。 伊藤さんのご両親のお話や思い出を、下品な言い方をすると、興味津々な感じで読み始めたのだった。 ところが読み進めるにつれ、亡くなった母、施設に1人残った父、もうすぐ...

途中、お父様への愛情が苦しくなって、数日読むのがストップした。 そしてラストのお母様への言及で、涙がボロボロ出た。 伊藤さんのご両親のお話や思い出を、下品な言い方をすると、興味津々な感じで読み始めたのだった。 ところが読み進めるにつれ、亡くなった母、施設に1人残った父、もうすぐ売りに出すことになった実家、両親に買ってもらった、でもほぼ処分してしまったたくさんの児童書など、完全に自分と照らし合わせて読んでしまって、ものすごく悲しくなってしまった。この慌ただしいはずの年末、喪中のため特に正月準備もせず、時間があるので楽しみにしていた本を読んでいるのに、こんなに切なく悲しくなるなんて。

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2025/12/29

すごい!とにかく、すごい!まずは愛読した児童文学の翻訳について。戦後の男性作家による翻訳の優れた点、引っかかる点。性差を巡って人称、会話の扱い方、時制や方言などの文体、何を足して、何を省略しているのか。ここまではっきり示されると、お見事としか言えません。 そして、子どもの頃の本...

すごい!とにかく、すごい!まずは愛読した児童文学の翻訳について。戦後の男性作家による翻訳の優れた点、引っかかる点。性差を巡って人称、会話の扱い方、時制や方言などの文体、何を足して、何を省略しているのか。ここまではっきり示されると、お見事としか言えません。 そして、子どもの頃の本や思い出から辿り始めた父母の人生。あちこちに足を運び資料を集めて、どんどん浮かび上がってきた事実。大正11年14年生まれで、「戦争」を背負い続けて生きてきた父と母。ふたりの青春時代が明らかにされていく過程は、熱気を帯びていて圧巻でした。さらに、両親だけではなく、同じ時代に生きた日本の大人たち、そして第一次世界大戦に従軍していたイギリスのファンタジー作家たちにも、話が広がっていったのがこの本の魅力です。 (105ページ)  当時のおとなたちは、だれもが戦争を生き延び、戦後を生きていた。全集の企画者も、翻訳者も、編集者も、そして買ったおとなも、私の父も、心のどこか奥底で、まさしくそれを、子どもたちに、私に、手渡したかったのだしか思えないのです。  家から出ていけ。漂流しろ。路上で暮らせ。逃げろ。闘え。 (202ページ) かれらは戦争の傷を負った男たちなのではないか。 最後に。どうでもいいことですが、自分はシートン動物記ではなく、ファーブル昆虫記派です。

Posted by ブクログ