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空、はてしない青(下)
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空、はてしない青(下)

メリッサ・ダ・コスタ(著者), 山本知子(訳者)

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空、はてしない青(下)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/09/18
JAN 9784065395875

空、はてしない青(下)

¥1,925

商品レビュー

4.5

42件のお客様レビュー

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2026/03/12

初めて読んだフランス人作家による小説。上下合わせて800ページを超える長編の感想をまとめて。 若年生アルツハイマーによって、記憶と生命が徐々に蝕まれていく青年エミル。 エミルが投稿サイトで募集した最後の旅のお供に唯一返信をした女ジョアンヌ。 それまで無関係だった2人がキャンピン...

初めて読んだフランス人作家による小説。上下合わせて800ページを超える長編の感想をまとめて。 若年生アルツハイマーによって、記憶と生命が徐々に蝕まれていく青年エミル。 エミルが投稿サイトで募集した最後の旅のお供に唯一返信をした女ジョアンヌ。 それまで無関係だった2人がキャンピングカーでピレネー山脈への旅路を始める。 自分の死期がわかるのって、今までは絶望でやるせないことだと思っていたけど、それはひょっとするとこの上なく幸せなことなのかもしれないと初めて思った。自分の生き方(死に方)を決められるからだ。エミルは旅に出た。自分ならどうするだろうか。まだわからないし、想像もできない。後半に進むにつれて病魔がエミルを襲う。感動ドラマに期待するような劇的で奇跡的な回復など起きない。死は誰にでも平等であり、不公平であると思い知る。 エミルだけでなく、ジョアンヌもこの物語の主人公である。この話の中で一番変わったのがジョアンヌだ。エミルをはじめとする人々との出会いや対話、そして大自然の中でのトレッキングや瞑想など、時間をかけて苦しい過去と向き合い、それを最後は決断する強さに変えた。今回の読書の中で、第三十一章の彼女の行動に最も心が動かされた。不思議な関係だった2人が旅を通じてお互いに関わり合うことで、心が混ざり合い信頼関係が生まれる。 これは恋愛物語ではなく、もっと果てしなく巨大で、宇宙を感じるような、美しい愛の物語である。 読んでいて気になった。エウスとはどんな場所なんだろう。いつか行ってみたい。 お気に入りの言葉 「太陽がもう出ていないと言って泣いたら、その涙で星が見えなくなるだろう。」 「命を生み出す前に、命を愛し、命を愛させなければならない。」 「受け取ることは寛大な行為だ。受け取ることを受け入れるのは、相手が自分を幸せにするのを許していることだ。そして、あなたも相手を幸せにしていることになる。」 「もっとも深くて悲劇的な旅立ちは、結局はなされなかった旅立ちである。 「世界ではいつだって、誰かが誰かを待っている。」 「毎日毎日がそのなかに永遠を宿している。」

Posted by ブクログ

2026/03/08

娯楽の為の本では無く、読んだ者の血となり肉となってくれるような本でした   これがデビュー作ならば、長生きせねば これだから、読書はやめられない ⚠︎娯楽の為の本が悪いと言っている訳ではない

Posted by ブクログ

2026/03/03

上巻がエミル過去編だったとしたなら、下巻はジョアンナ過去編。しかしジョアンナの過去が本当につらい。 エミルは元カノへの執着と理想の僕への固執、ジョアンナは自己および家族の尊厳と、も〜きみたちなんでくっついたの!!!と言いたくなるようなリアリティ。だって現実ってそんな感じだもんね...

上巻がエミル過去編だったとしたなら、下巻はジョアンナ過去編。しかしジョアンナの過去が本当につらい。 エミルは元カノへの執着と理想の僕への固執、ジョアンナは自己および家族の尊厳と、も〜きみたちなんでくっついたの!!!と言いたくなるようなリアリティ。だって現実ってそんな感じだもんね。いやそれにしてもアンドレ家はマジ出禁。こっちが寛大にしてやればつけやがりやがって(真に怒りで震えながら読んだのだ) 父ジョゼフを軽率に扱い、ジョアンナは愚弄され、なによりも大切だったブルートム。そのままで生きていることに何故誇りを持てない?何故愚かな親より自分の家族を守れない?髪の毛!!!もしやリアルで遭遇した青臭男たちの煮え切らなさにキレて、作者はこの作品を書いたのでは?と思ったほど。 ピレネー山脈の描写の美しさとか、エミルの最期の登山とか、ジョアンナの屹立とした人間性の美しさとか、出会った人たちのあたたかさとか、生と死の意味だとか、死は単なる死でなく自分の中で生き延びるのだとか、瞑想を通しての今ここに立ち返ることだとか、そういうことが全部極悪アンドレ家のせいで記憶が飛びそう。ある意味で強烈な読書体験だったともいえる。

Posted by ブクログ