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粒と棘
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2025/07/30 |
| JAN | 9784488029319 |

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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
戦後GHQ占領下の混乱期、上野の浮浪児や没落華族、元飛行士ら市井の生きざまを描く連作短編集。 それぞれの編は独立しているが、登場人物につながりがあり、全体として1編の小説となっている。 敗戦により家族、職業、財産といった生活の基盤をすべて失った人々が必死に、しかし矜持を失わず...
戦後GHQ占領下の混乱期、上野の浮浪児や没落華族、元飛行士ら市井の生きざまを描く連作短編集。 それぞれの編は独立しているが、登場人物につながりがあり、全体として1編の小説となっている。 敗戦により家族、職業、財産といった生活の基盤をすべて失った人々が必死に、しかし矜持を失わずに生きようとする姿。 どの編も将来への渇望、生きる意欲に満ちながら、決してハッピーエンドとはならない。 最終編の最後も悲劇を示唆するもので、本書のトーンを象徴している。 児玉誉士夫、笹川良一など戦後右翼の大物と思しい人物も登場する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
戦後80年。 家族も尊厳も失い、犯罪に手を染め、惨めで理不尽なことが襲いかかかる中、それでも懸命に生きる人々の群像劇。 戦後の無法地帯となった日本で生き抜くこと、様々な組織が暗躍し、まさに闇。 想像しただけで恐ろしい。 しかし、そうやって生き抜いてきた先人達がいたからこそ、今の日本があるのであり、過去から現代と、まさに地続きになっていることを忘れてはならない。 最後のストーリーは、あの人とあの人がモデルなのかな?
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敗戦しGHQの占領下に置かれた日本。その中心部、東京で暮らす人々を描いた6編の短編集。 戦後の日本は貧しく、老若男女、誰もが必死で生きるのに精一杯だった。戦時中、物資を運んでいた元飛行士。浮浪児の少年たち。郵便の検閲の仕事をする男性。子どもたちに自由な紙芝居をと願いながら、許嫁...
敗戦しGHQの占領下に置かれた日本。その中心部、東京で暮らす人々を描いた6編の短編集。 戦後の日本は貧しく、老若男女、誰もが必死で生きるのに精一杯だった。戦時中、物資を運んでいた元飛行士。浮浪児の少年たち。郵便の検閲の仕事をする男性。子どもたちに自由な紙芝居をと願いながら、許嫁の兄の帰りを待つ出版社勤務の女性。GHQの下で働く料理人。ある別邸で元伯爵令嬢の女性と若い女性のお世話をする若い女中。 みんな先の見えない暗い時代を必死に生きていた。彼らが必死に生きて来たからこそ、今の日本があるのだと思う。 特に浮浪児の少年たち。好きで1人になったわけじゃないのに、世の中に嫌われ、邪険に扱われ辛い描写が多かった。 今年は戦後80年。多くの戦争関連の本が出版されたが、『エレガンス』で東京大空襲の前後を読み、この『粒と棘』で戦後の日本を読んだ。戦争の恐ろしさを理解したつもりでも実際に体験していないから、その怖さは想像だけ。それでも、もう2度とあってはならないものと強く感じる。 予約している『13月のカレンダー』も心して読みたい。 しかし、最後の「何度でも」に出てくるあの人はあの人がモデルで、あの人はあの人がモデルなのかなーと。(ネタバレになるから、全部あの人)
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