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作文 100min.NOVELLA
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | UーNEXT |
| 発売年月日 | 2025/07/25 |
| JAN | 9784910207612 |

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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
身の回りの戦争経験者に聞いた話を作文にまとめるという小学校の宿題から物語が始まる。最初は戦争の悲惨さを作文で感じ、話を聞いたとする祖父との、穏やかでほっこりするエピソードが語られる。庭をいじる主人公の祖父の姿が、亡くなってしまった大好きな祖父とピッタリ重なる部分が多く、思わず涙が...
身の回りの戦争経験者に聞いた話を作文にまとめるという小学校の宿題から物語が始まる。最初は戦争の悲惨さを作文で感じ、話を聞いたとする祖父との、穏やかでほっこりするエピソードが語られる。庭をいじる主人公の祖父の姿が、亡くなってしまった大好きな祖父とピッタリ重なる部分が多く、思わず涙が溢れた。 このまま、戦争を経験した人たちが後世に遺してくれた平和への希望の話が続くのかと思っていたが、だんだんと様相を変えていく。 子供ならではの素直さや、悪気のない嘘、大人に褒められたい、注目されたいという歪んだ承認欲求、そこから生まれる罪悪感という、大人になった今では心が抉られるように感じるエピソードがありありとえがかれている。 今、世界中で起こっている戦争にも絡めて語られるこの物語で真に描きたいことというのは、戦争の悲惨さなどではなく、それを経験していない外から見た人間の浅はかさなのかなと感じた。 人間の嫌なところが怖さとして残る作品だが、これが人間というものな気もして、皆におすすめしたい作品だと思った。文章量も短いのでさっと読めるのに内容が濃くて重い。
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芥川賞作家小山田浩子の作品をいつかは読んでみたいと思っていた。それが最近中編本として発売されたので購入した。本の発行所がU-NEXTとなっており、あの動画配信会社のU-NEXTと同じ会社なのかと調べてみたら合っていた。U-NEXTの出版部門であるU-NEXT PUBLISHING...
芥川賞作家小山田浩子の作品をいつかは読んでみたいと思っていた。それが最近中編本として発売されたので購入した。本の発行所がU-NEXTとなっており、あの動画配信会社のU-NEXTと同じ会社なのかと調べてみたら合っていた。U-NEXTの出版部門であるU-NEXT PUBLISHING 内に書籍とコミックのカテゴリーがあり、書籍は、単行本・中編小説(100min. NOVELLA)・千夜文庫の3つの分野に分かれている。本書は中編小説に分類されるが、とても100分では読めなかった。ここには11作品があったが、金原ひとみと高山羽根子しか知らなかった。 さて、本作品の「作文」であるが、文体は平易なものだったが内容はかなり重かった。作者が広島県生まれということもあり、原爆に関する小学生の作文が中心となる。それに絡めて太平洋戦争の南方前線・ガザ地区での大量虐殺の話も出てきて、それらが最後に一つに纏まる。当事者からの伝聞を基に学校で作文を発表するのだが、小学生らしいちょっとした脚色を入れてしまう(高揚した気分で盛ってしまう)ことに罪の意識を感じる。作文というのは事実だけを書くという縛りはないのであまり気にすることはないのだが、多分これが公の場で語る初めての嘘なのだろう。この嘘を経験することで、人に物事を効果的に伝える手法を学んだはず。 とても感動的な内容なのだが、文章力ではいまひとつ感動は得られなかった。
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時間や空間を隔てた惨事に世間は驚くほど無関心。けれどそこで起きたこと(あるいは起きていること)は、少しずつ形を変えつつも、世間の中で細々と伝わっていき消えることはない。伝え伝えられることに私たちは思わず知らず関わっているのかもしれない。作者の眼差しは、シニカルなようでいて、実は真...
時間や空間を隔てた惨事に世間は驚くほど無関心。けれどそこで起きたこと(あるいは起きていること)は、少しずつ形を変えつつも、世間の中で細々と伝わっていき消えることはない。伝え伝えられることに私たちは思わず知らず関わっているのかもしれない。作者の眼差しは、シニカルなようでいて、実は真っ直ぐに一縷の望みを求め、それを描いているように見える。
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