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四維街一号に暮らす五人
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2025/07/08 |
| JAN | 9784120059261 |
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四維街一号に暮らす五人
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでいる時「チャーミング」な小説という言葉が浮かんだ。シェアハウスに住む台湾の学生と大家の人生の物語であり、台湾の様々な料理の話であり、百合小説でもあり、台湾の今の若者文化の話でもあり…戦前の日本文化とのかかわりが温かい筆致で描かれていることも見逃せない。 最後の章では台湾の政治的困難にも触れ、苦さと甘さが入り混じった筆致に魅了された。訳者の素晴らしさもあるのだと思う、 それにしてもブクログの中では、著者の楊双子ではなく、訳者の三浦裕子の名前で登録されているのはなぜなのでしょう。
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とてもよかった。 堂々たる四十路のおっさんである手前、百合な部分はどうぞどうぞご自由にということで、繊細な恋愛の機微も、友情の萌芽も、そんなものなんですねと受け止めつつ、、、 五人全員が魅力的なキャラクターだったが、それぞれがしっかりと、学問に身を置いた経験があるからこそ滲む、...
とてもよかった。 堂々たる四十路のおっさんである手前、百合な部分はどうぞどうぞご自由にということで、繊細な恋愛の機微も、友情の萌芽も、そんなものなんですねと受け止めつつ、、、 五人全員が魅力的なキャラクターだったが、それぞれがしっかりと、学問に身を置いた経験があるからこそ滲む、知性のようなものが見え隠れしてて、ただのイマドキな若者たちではない芯のようなものを感じて眩しかった。(全員が学部生ではなく、大学院生、または大学院経験者ってのがいいですよね) 個人的に、後書きに出てきた雲林科技大に仕事で訪れたことがあり、四人の通う大学って、などと想像したりしつつ、楽しかった。 きっとこれから、ドラマになったり、漫画になったり色々する気がするな。 前作の『台湾漫遊…』も読みましたが、 台湾の歴史や文化(食文化多め!笑)、政治を取り込みながら、何かを全肯定も全否定もしない、しかしながら、物語の背後にある著者のメッセージのようなものは確実に読者に届く、独特のバランスの物語。台湾文学の面白さが凝縮されたような作家だなと思いました。(エラそうにすみません)これからの作品も、できればこの五人の続編も!もっともっと読みたい。
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作者は文学で歴史を描く 複雑で多様な人びと 台湾という小さな国が何にさらされこうむってきたのかを 古い日本式住宅を舞台として 思いも寄らない過去をもち影響された人生を 登場人物の個性と心情が次々と あらわれる 台湾現代作家から目が離せない
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