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ジェイムズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2025/06/27 |
| JAN | 9784309209289 |

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商品レビュー
4.3
95件のお客様レビュー
トムソーヤの親友ハックルベリー。そのハックを養子に迎えたダグラス未亡人。そのダグラスの姉ミスワトソンの奴隷であるジム(ジェイムズ)が主人公のこの作品。奴隷というものが、どのように自身の存在を捉え、白人を見て、そして奴隷社会の中で生きるのか、それが描かれていて、かなり読みやすく内容...
トムソーヤの親友ハックルベリー。そのハックを養子に迎えたダグラス未亡人。そのダグラスの姉ミスワトソンの奴隷であるジム(ジェイムズ)が主人公のこの作品。奴隷というものが、どのように自身の存在を捉え、白人を見て、そして奴隷社会の中で生きるのか、それが描かれていて、かなり読みやすく内容も面白かったです。
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非常に読みやすい文体であっという間に読み終わりました。 多様性、LGBTQなどさけばれる昨今において、この時代にこの問題提起がなされることで、現在進行形の差別がまだあるのだと思いました。日本にいると気づきにくいですが。 ハックルベリーの冒険の原作を40年前に読んだ気がするのです...
非常に読みやすい文体であっという間に読み終わりました。 多様性、LGBTQなどさけばれる昨今において、この時代にこの問題提起がなされることで、現在進行形の差別がまだあるのだと思いました。日本にいると気づきにくいですが。 ハックルベリーの冒険の原作を40年前に読んだ気がするのですが、全然覚えてないのであらためて読み直してみたいと思います。
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『トム・ソーヤーの冒険』の続編にあたる『ハックルベリー・フィンの冒険』――暴力的な父親から逃げた少年ハックが、逃亡中の黒人奴隷ジムとともに、いかだでミシシッピ川を下りながら、自由と本当の友情を求めていく物語――を、ジム(ジェイムズ)の視点から描いた作品です。 もっとも、訳者のあ...
『トム・ソーヤーの冒険』の続編にあたる『ハックルベリー・フィンの冒険』――暴力的な父親から逃げた少年ハックが、逃亡中の黒人奴隷ジムとともに、いかだでミシシッピ川を下りながら、自由と本当の友情を求めていく物語――を、ジム(ジェイムズ)の視点から描いた作品です。 もっとも、訳者のあとがきによれば、前半は原作と同じストーリーをたどるものの、後半、私の推測では全体の後ろ三分の一ほどは、独自の物語になっているそうです。なにせ原作は未読――ひょっとしたら五十年以上前に読んだのかもしれませんが、もはや忘却の彼方です――なので、どの部分が原作と異なるのかは分かりません。 主人公のジェイムズは、知的好奇心にあふれた黒人です。どういう経緯で身につけたのかは分かりませんが、難しい語彙も知っており、哲学的な本さえ読むことができる。自分の考えを書き残すために、ノートと鉛筆を切望します。 しかし、そうした知性はひた隠しにし、白人の前では、白人が期待する「黒人らしい」言葉遣いで受け答えする。白人たちが黒人を人間として扱わない社会で生き延びるために、あえて愚かで無教養な人物を演じているのです。 描かれるのは、奴隷制度のすさまじさと、その非人間性です。黒人を人間とみなさず、ほとんど理由もなく、肉が裂けるまで鞭打つ。女性をレイプする。ジェイムズが脱走したのも、主人(白人)の都合によって愛する妻子と引き離され、自分自身が売られることを知ったためでした。 奴隷制度の実態について、知識としては知っていたつもりです。しかし、次から次へと描かれるエピソードは、やはり厳しいものがあります。 白人たちの愚かさを知りながらも、従属関係から抜け出すことのできないジェイムズ。しかし、物語の最後には、ついに反乱ののろしを上げます。このあたりが、原作とは異なる展開なのでしょう。 出版社の紹介文には、「痛烈な笑いと皮肉で全世界に衝撃を与えた怪物的話題作」とあります。私は笑えませんでしたが、そこに「痛烈な笑い」が含まれていることは分かります。そして、確かに衝撃的な問題作です。 一方で、「なぜこの時代に、わざわざ奴隷制度を題材にするのか」とも思いました。しかし、アメリカでBLM(Black Lives Matter)運動が広がったことなどを考えると、奴隷制度や人種差別は、いまだに「現在進行形の課題」なのでしょう。 ふと思いました。 そういえば、「C国人」だの「害国人」だのと、ネットで騒いでいる人たちも、個人を見ずに、国籍や民族といったラベルを貼って判断している。その意味では、黒人を一人の人間として見ようとしなかった人々と、どこか同じなのではないか、と。 全米図書賞&ピュリツァー賞、驚異のW受賞! ブリティッシュ・ブック・アワード、カーネギー賞、カーカス賞受賞! ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー第1位、2024年ベストブック最多選出。 各賞を総なめにした、2024年アメリカ文学最大の話題作。 ……だそうです
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