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リボンちゃん
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リボンちゃん

寺地はるな(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2025/07/10
JAN 9784163919942

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商品レビュー

3.7

84件のお客様レビュー

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2025/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

光浦靖子さん推薦! 「針は心のあるべき場所に導いてくれる。大袈裟に言えば救い、手芸らしく地味に言えば楽しいからねえ」 街の小さなテーラーを舞台に、しなやかに生きる力をくれる物語。 ☆デビュー10周年記念作品☆ あらすじ: 幼い頃から可愛いものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。 下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け、読む人の心をそっと解きほぐす物語。 書店員さんも絶賛! 「なんと懐が深い物語なんだろう。わかってもらえなくても、ましてや自分をよく見せようとしなくてもいいのだ。大好きな物語がまた誕生しました」 (未来屋書店大日店 石坂華月さん) 「みんなと一緒の方が楽だけど…でも新たななにかを見つけて、自分の壁をちょっとだけ破れたら光が見えるかもしれない。読んでいると、自分の気持ちがなんとなく変わっていくのが見えた」 (水嶋書房くずはモール店 枡田愛さん) 「どんな心も着こなせるような七変化のリボンを、この胸に「つけてもらったような夢心地です」 (宮脇書店青森店 大竹真奈美さん) 「読んでいる間、ずっと気持ちがいい空気に包まれていました。安全地帯がここにある。そんなお守り感が心地よい」 (佐賀之書店 本間悠さん)

Posted by ブクログ

2025/11/26

こうあるべきとか、ねばならないとか難しく考えず、肩の力を抜いて毎日過ごしても良いのかなと思えた。自由すぎる登場人物が笑えた

Posted by ブクログ

2025/11/21

子どもの頃から頭に結んだリボンが トレードマークになっている リボンちゃんこと百花。 ある日、伯母の加代子さんに下着のリメイクを 手伝って欲しいと頼まれる。 リボンをつけ続ける事をバイトの男の子に 馬鹿にされても「流行っていようがいまいが わたしは頭にリボンをつけると決めている...

子どもの頃から頭に結んだリボンが トレードマークになっている リボンちゃんこと百花。 ある日、伯母の加代子さんに下着のリメイクを 手伝って欲しいと頼まれる。 リボンをつけ続ける事をバイトの男の子に 馬鹿にされても「流行っていようがいまいが わたしは頭にリボンをつけると決めているし、 ババァになってもこれで行くつもりだよ、 誰がなんと言おうとね」と、穏やかに言える 彼女の強さ。 同僚のえみちゃんは、ちょっと変わっていて、 こんな人が同僚だとちょっと困るなと思ったりするが、百花は必要以上に人の詮索をせず、 肯定も否定もしない(すごいと思う) 伯母の加代子さんは、女性だからと、テーラーの 仕事に携われなかった。細々と日用品の制作で生計を立てている加代子さんは少し変わっているが素敵な女性。いつもマイペースの百花をそのまま受け入れてくれている。 そう言えば、いつのまにか周囲の目や年齢が 気になり、好きなものを手放してしまっていた。 好きなものは好きなままでいい。 やりたいことがみつかったらやってみる 人から何と思われようが。 百花の生き方が羨ましい。 私もこれからでも遅くないかな、なんて そんな気持ちにさせてくれた。 「出張テーラー城崎」を計画し、動き始めた リボンちゃん、自分の店としてテーラーを 始める加代子さん、これから二人がどうなっていくのか、続編を期待したい 帯文に光浦靖子さんの推薦コメントが書いてあり、きっと面白いに違いないと思い、読んでみて 良かった。

Posted by ブクログ