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地図と拳(上) 集英社文庫
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地図と拳(上) 集英社文庫

小川哲(著者)

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地図と拳(上) 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/06/20
JAN 9784087447774

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地図と拳(上)

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商品レビュー

3.9

27件のお客様レビュー

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2025/11/24

史実と創作の見事な融合と言ったらいいのでしょうか、圧倒的な臨場感に引き込まれます。近代史を再勉強したくなります。頻出する中国語読みが気になって確認のためにページを戻る回数が多くて、読み進めるのに時間が相当かかるのが難点。いざ下巻へ!

Posted by ブクログ

2025/11/17

小川哲の直木賞受賞作。 満州というかつて様々な国の思惑が重なった地図に、様々な背景の人間が心を描く群像劇。 全部読み終えた今、高木が小刀を頑なに手放さなかったのは何故だろうと考えてみる。小刀が指す意味は『拳』であり、つまり戦争である。高木は葛藤の末、その拳を手放さなかった故に...

小川哲の直木賞受賞作。 満州というかつて様々な国の思惑が重なった地図に、様々な背景の人間が心を描く群像劇。 全部読み終えた今、高木が小刀を頑なに手放さなかったのは何故だろうと考えてみる。小刀が指す意味は『拳』であり、つまり戦争である。高木は葛藤の末、その拳を手放さなかった故に細川が命の危険に陥るものの、細川はその拳を回収することに成功する。 この物語において、戦争は決して肯定されるものではないが、その拳がなければ高木が決死の戦線に向かって死線を守ったように、今がこの形で存在していたかはわからない。戦争において、拳は必ず必要なものなのだ。 しばらくして、その細川によりオケアノスの意味を持つ名前を授かった須野明男が生を受け、明男はその小刀に興味を持つものの、母の恵子により取り上げられてしまう。 つまり、明男が請け負った使命は、拳を使用せずにオケアノスを目指すことだ。オケアノスを発見することはかのアレキサンダー大王すら成し遂げていない偉業であるにも関わらず、その手段である拳は取り上げられてしまった。そこで、明男は次なる手段として『建築』を習得していくことになる。 以上の流れから、小刀とは拳、つまり戦争の象徴であり、小刀を持たない明男は、戦争とは無縁の、平和を建築するための人物として育っていくこととなる。 さて、明男はこの惨劇の製造機である戦争のその先に、平和を築くことはできるのだろうか―――

Posted by ブクログ

2025/11/16

第168回(2022下)直木賞。上下で700頁を超える長編。日清戦争後から終戦まで、満州に造ったとする理想郷の統治。その意味でSF。速いテンポで主人公も明確に展開するので、サクッと楽しんで下さい。

Posted by ブクログ