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地図と拳(上) 集英社文庫
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地図と拳(上) 集英社文庫

小川哲(著者)

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地図と拳(上) 集英社文庫

913

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/06/20
JAN 9784087447774

地図と拳(上)

¥913

商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2026/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻は下巻のための下拵えという感じ。主に満州を舞台に日露戦争前後の日本人やロシア人や現地人の登場人物が揃えられたという感じ。タイトルの地図と拳を思わせる地図や暴力・戦争の話が出てきたがこれからどうなっていくんだろう。細川は今後どう動き、須野や明男はどう巻き込まれていくんだろうか

Posted by ブクログ

2026/03/04

所々の言い回しや、展開がはっとするほど聞き込まれる。 文章書くの上手いなあ、と思う。 でもちょっと本読むモチベがなくて、すらすら読んでたら全然ついていけなくなった残念

Posted by ブクログ

2026/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地図と拳(上巻)は、一つの都市を舞台に、人間の理想と暴力、知性と欲望が交錯するさまを壮大なスケールで描き出した、まさに圧巻の歴史群像劇である。 物語は、まだ何ものでもない「土地」に、人が線を引き、名を与え、意味を刻みつけていく過程を丁寧に追っていく。地図とは本来、世界を理解するための道具のはずだ。しかし本作では、その地図がやがて支配や野望の象徴へと変質していく。理性の結晶であるはずの“地図”と、衝動や暴力の象徴である“拳”。その対比が、時代のうねりの中で否応なく絡み合っていく構図が胸を深く打つ。 登場人物たちは誰もが単純な善悪では割り切れない。彼らはそれぞれの正義と信念を抱きながらも、時代という巨大な奔流に飲み込まれていく。その姿はあまりにも人間的であり、だからこそ痛ましく、そして愛おしい。理想を掲げることの気高さと、その理想が現実に踏みにじられる残酷さ。その両方を真正面から描き切る筆致は、静かでありながら凄まじい熱量を帯びている。 上巻は、いわば大河の源流である。物語は緩やかに、しかし確実に流れを広げながら、やがて避けがたい衝突へと向かっていく予感を孕む。読み進めるほどに、土地の匂い、空気の乾き、時代の緊張が立ち上がり、単なる傍観者ではいられなくなる。歴史とは、抽象的な出来事の羅列ではなく、名もなき個人の選択と葛藤の積み重ねなのだという事実を、本作は力強く突きつけてくる。 重厚でありながら決して観念的に沈まない。知的でありながら血の通った物語として読者を揺さぶる。その筆力は圧倒的で、上巻を閉じたとき、すでに次の展開を求めずにはいられない自分に気づくだろう。 壮大な歴史の中で、人は何を信じ、何を守ろうとするのか。 その問いを、雄弁かつ誠実に描き出した作品。

Posted by ブクログ