発明が変えた世界史 ビフォーとアフターが一目でわかる

祝田秀全(監修)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2025/02/07
• JAN: 9784023334267

商品レビュー

2025/06/15

今、読み進めている本が難解でなかなか読み進められないので気分転換として手にした本です。これがなかなか面白くて読み飛ばすのがもったいない本でした。「発明が変えた世界史」は「発明が変えた社会史」であり「発明が変えた人類史」でもありました。ある意味「サピエンス全史」のチャート式参考書みたいに感じました。もっともとってもわかりやすいのでイノベーションについてハラリ的な悲観はなくポジティブな印象です。カラーでビフォアーアフター構成もそれに寄与しているかもしれません。ただよく考えるとこの本の「20世紀前半の発明」の収拾のつけた方をどうつけるかが、本書に書かれていない「21世紀前半の発明」として成されなければならないと感じました。最終章である「20世紀後半の発明」が今の社会を作っているとして、その発明が「21世紀前半の発明」にどう繋がり、現在の社会をどう変えていくのか、これは大きな宿題だと思いました。

2025/05/25

フルカラーで読みやすかった。

もう少し、発明に関する人物的あるいは歴史的な背景が読みたかったかもしれない。

2025/03/02

1. 馬具の進化
- 馬具の重要性: 馬を制御し、扱いやすくするための道具。
- 歴史的発展: 馬具は古代から存在し、時代と共に進化してきた。

2. 時計の発明
- 時計の起源: 紀元前2000年頃、シュメールで初期の時計が発明。
- 機能の進化: 日時計や水時計から始まり、自動機械時計や振り子時計へ進化。

3. 仏像の役割
- 仏教の普及: 仏像は仏教を世界中に広める重要な役割を果たした。

4. 記録の手段としての紙
- 紙の発明: 紀元前3500年のエジプトのパピルスから始まり、610年に中国で紙が発明。
- 技術の進歩: 日本へ伝わり、和紙として発展。現代でも重要な記録媒体として存在。

5. 車輪の発明
- 運搬技術の革命: 紀元前3500年頃に車輪の利用が始まり、運搬が効率化。
- 軍事への影響: 兵士や武器の移動も容易になり、戦争の形態が変わった。

6. 火薬の発明
- 中国の発明: 火薬は道士たちの偶然の発見から生まれ、兵器として利用。
- 戦争の変化: 火薬の使用は戦争の戦略や兵器の開発に大きな影響を与える。

7. 銃の発展
- 兵士から武器の重要性へ: 銃の登場により、戦争が兵士の強さから武器の強さに移行。
- 日本での導入: 戦国時代に火縄銃が導入され、戦術が変化。

8. ガラスの利用
- 建築資材としてのガラス: 明るい室内を実現し、近代建築に必須の素材となる。
- 生産技術の進化: シリンダー法やクラウン法により、大きな板ガラスが生産可能に。

9. 石油の利用
- 新エネルギー源: 石油は19世紀に実用化され、照明や動力源として広まる。
- 経済への影響: 石油産業は大国の利権争いを引き起こし、国際政治に影響を与える要因となる。

10. 通信技術の発展
- 電信と電話: モールス符号や電話の発明により、情報伝達の迅速化が実現。
- 携帯電話の普及: 1990年代からの携帯電話の普及が、個人のコミュニケーションを変革。

11. 環境への配慮
- デジタル化の進展: 紙の使用削減への動きや古紙からの再生紙製造の取り組み。
- 持続可能性の重要性: 環境保護の観点から、記録媒体としての紙の未来を考える。

12. 発明の社会的影響
- 産業革命: 特許制度の導入が発明を促進し、産業革命を引き起こす要因となる。
- 女性の社会進出: タイプライターの発明が女性の職業進出を後押し。