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NEXUS 情報の人類史(下) AI革命
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2025/03/05 |
| JAN | 9784309229447 |

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商品レビュー
4.3
112件のお客様レビュー
AIを「便利な道具」として使っているつもりが、気づけば自分の判断まで委ねてしまっている——そんな感覚に心当たりはないでしょうか。本書は、その違和感の正体を一段深く言語化してくれる一冊です。 『NEXUS 情報の人類史 下』でハラリが描くAIは、単なる技術ではありません。自ら判断...
AIを「便利な道具」として使っているつもりが、気づけば自分の判断まで委ねてしまっている——そんな感覚に心当たりはないでしょうか。本書は、その違和感の正体を一段深く言語化してくれる一冊です。 『NEXUS 情報の人類史 下』でハラリが描くAIは、単なる技術ではありません。自ら判断し、新しい発想を生み出す「存在」としてのAIです。人間の延長ではなく、まったく異なる論理で動く「異質な知能(エイリアン・インテリジェンス)」という視点は、これまでのAI観を大きく揺さぶります。 本書を読んで強く感じたのは、このテーマが単なる未来予測ではないということです。むしろ、私たちの想像力をかき立てるSFであり、正体が見えないまま進行する不気味さを持つホラーであり、そして人類の命運を賭けたサスペンスそのものだと感じました。 特に印象的なのは、AIの判断がブラックボックス化している点です。結果は提示されるのに、その理由は説明できない。この構造が広がれば、私たちは「なぜそう判断したのか」を自分自身でも理解できなくなるかもしれません。さらに、AIは人間の感情に寄り添うように振る舞いながら、知らないうちに意思決定を誘導する可能性もあると指摘されます。その影響は個人レベルにとどまらず、社会の分断や新たな統制へとつながる危険性を孕んでいます。 一方で、本書は悲観だけで終わりません。鍵となるのは、人間側が「自己修正できる仕組み」を持ち続けられるかどうかだと語られます。間違いを認め、修正し続ける力こそが、この状況に対抗する唯一の手段だという視点には、静かな希望も感じました。 読み終えたとき、「AIを使うかどうか」ではなく、「自分の判断をどう守るか」という問いが残ります。すでに始まっているこの変化の中で、どう生きるのかを考えさせてくれる一冊です。
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AIは人間と同じ思考パターンをしない、ということをどれだけの人間が理解しているだろう? AIは、人間が共通意識として持っているルールの中に囚われない。人間の「常識」破りの計算が可能で、まさにエイリアン・インテリジェンスという言葉が相応しい別次元の存在。 ペーパークリップの話やF...
AIは人間と同じ思考パターンをしない、ということをどれだけの人間が理解しているだろう? AIは、人間が共通意識として持っているルールの中に囚われない。人間の「常識」破りの計算が可能で、まさにエイリアン・インテリジェンスという言葉が相応しい別次元の存在。 ペーパークリップの話やFacebookのアルゴリズムがミャンマーで引き起こした問題は、AIを使う側の能力が試された出来事だと思った。人間が想像可能な範囲にとどまる曖昧な指示は、AIを通してまったく予想していなかった結果を招く危険性がある。もはやAIに指示する前に、その指示内容をAIにダブルチェックしてもらったほうがいいかもしれない。でもそのダブルチェックを行うAIに対しても、人間界のルールと倫理と秩序とは何なのかを事前に明文化しておく必要がある。AIは人間ではないから、人間の常識が通用しない。AIに指示をする側は、それを念頭に置いておかなければいけない。 本書を読んで驚いたのが、AIが採用しているデータ自体がそもそも偏見に満ちているケースもあるということ。例えば白人寄りの内容の場合、それを元に弾き出されたAIの結論は公平性を欠く。となると裁判や政治や戦争の判断をAIに委ねるのは非常にまずい。判断材料として参考にするのは一つの手段としてアリだが、自ら調べて裏をとることは必須だろう。この一手間を怠るのは人間の怠慢だと思う。それができない人はAIを使うべきではない。 ハラリ氏の言うとおり、AIは新聞やメディアとはまったく異なる新しい存在である。我々使い手側の技量によって、最高の相棒にも最悪の存在にもなり得る。AIを手放しで称賛するのではなく、うまく人間界に適合する扱い方を熟考して、賢く付き合っていかないといけないと思った。
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ネットワーク、インターネット、AIにより文明が高度化していくほど、破滅に向かわないように、人類社会としての自己修正メカニズムが求められるようになる。エイリアン・インテリジェンス。
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