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NEXUS 情報の人類史(下)
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NEXUS 情報の人類史(下)
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
AIが支配するディストピア未来予想図 いや、未来ではなくもう既に今の世界にもその一端を感じてしまう このディストピアを、現代社会の知性であるハラリが書いた意味は大きい この本によって世界は良い方向に舵を切るのか…
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「もし私たちサピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的ことをするのか?」。人類の革命の歴史を情報とネクサス(つながり)の観点から、印刷技術のへつ名から生成AIの登場まで描くビッグヒストリー。情報を真実を映すものと、秩序をもたらすものとに分類して考え、その上で情報ネットワークの...
「もし私たちサピエンスが真に賢いのなら、なぜこれほど自滅的ことをするのか?」。人類の革命の歴史を情報とネクサス(つながり)の観点から、印刷技術のへつ名から生成AIの登場まで描くビッグヒストリー。情報を真実を映すものと、秩序をもたらすものとに分類して考え、その上で情報ネットワークの自己修正メカニズムの重要性について説いている。これまでの著作の思想を受け継ぎながらこれからのAI時代の展望を冷静に描きつつ、その上で一筋の光を見つけ出している。
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ハラリのAI革命についての著作ということで期待して早速購読。一言で言えば、有益であるが、これまでの著作の延長であり、予想の範囲内であった。 上巻は情報という観点から見て、これまでの人類の歴史を整理。物語、文字、文書の歴史に与えた位置付けがわかりやすい。 ハラリの観点は、文字や印刷...
ハラリのAI革命についての著作ということで期待して早速購読。一言で言えば、有益であるが、これまでの著作の延長であり、予想の範囲内であった。 上巻は情報という観点から見て、これまでの人類の歴史を整理。物語、文字、文書の歴史に与えた位置付けがわかりやすい。 ハラリの観点は、文字や印刷などの技術的進歩を評価するのでなく、それが不可謬なものに結びつくか、可謬という前提なのかを大きな問題としている。 技術の進歩が大きな惨事につながる例として、印刷術と魔女狩りの広がりや十字軍、ラジオと全体主義をあげているのはわかりやすい。 下巻は上巻の歴史を踏まえて、今後のAI革命の行方を考察している。時間がなければ下巻だけでも面白い。 自らも書いているが、AIの懸念されることが主に書かれており、読後は暗い気持ちになるかもしれないが、どれも頷ける指摘だ。 すでにその兆候は見えているが、技術の進歩と休みのない監視と個人情報の収集が蓄積されれば何が起こるかをわかりやすく描写する。 こうすればいいという回答はなく、AIの良い点だけを生かせるように、早急に自己修正メカニズムを構築する必要が訴えられる。 読後の感想は、AIの進化は最良の場合で人類の慈母となるものだが、それ以前にAIの各国の競争の中で大惨禍を生む確率が高いのではないかと思った。 そもそも我が国はプレイヤーになれるのかも危ういが、個人としては能天気にAIを使うだけでなく、その危険性の認識と自分のプライバシーの保護を考える必要があるだろう。
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