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アーレントとテクノロジーの問い 技術は私たちを幸福にするのか?
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アーレントとテクノロジーの問い 技術は私たちを幸福にするのか?

木村史人(編者), 渡名喜庸哲(編者), 戸谷洋志(編者), 橋爪大輝(編者)

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アーレントとテクノロジーの問い 技術は私たちを幸福にするのか?

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2025/01/27
JAN 9784588130441

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アーレントとテクノロジーの問い

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2025/12/13

「テクノロジーは人間を幸せにするのか?」 このある種普遍的なちょっと手あかのついたような問いに対して、「全体主義」や「悪の陳腐さ」で知られる20世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントの残したアーレント思想に助けを借りながら、答えを見出していこうとしたのが本書である で、わいの...

「テクノロジーは人間を幸せにするのか?」 このある種普遍的なちょっと手あかのついたような問いに対して、「全体主義」や「悪の陳腐さ」で知られる20世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントの残したアーレント思想に助けを借りながら、答えを見出していこうとしたのが本書である で、わいの結論はと言うと… 結局「考える」ってことがまず重要なのさ 自分でね 自分で「考える」ことが「幸せ」のスタート地点だと思うわけね それは自分にとって何が「幸せ」かってことも含めて 科学者や政治家、あるいは哲学者に任せずに自分で「考える」ことが幸せに通ずるわけ その上で、テクノロジーの進歩は人間の考えもしなかった結果を生み出したり、考えることそのものを奪ったりしてないでしょうか?ってところに注意を向ける必要がある だからテクノロジーは人間を幸せにしないってことじゃなくて、主体は「テクノロジー」にあるんじゃなくて「人間」の側にあるんじゃないかな〜と 「テクノロジー」がどのように進歩しようとも、人間が思考し対話することをやめなければ、ちゃんとその先に「幸せ」が待っているんじゃないか そのようにわいは結論付けました 大丈夫? 「考える」ことをAIに任せちゃったりしてない?

Posted by ブクログ

2025/02/22

1. テクノロジーと人間の条件 - テクノロジーの影響: 北野は、テクノロジーが人間の条件を変える力を持つことを指摘。デジタルなものは、制作過程においても人間に影響を与え、条件づける力を持つと述べる。 - 触知可能性の概念: 物が制作者に影響を及ぼし、制作者が物に「服従」する関...

1. テクノロジーと人間の条件 - テクノロジーの影響: 北野は、テクノロジーが人間の条件を変える力を持つことを指摘。デジタルなものは、制作過程においても人間に影響を与え、条件づける力を持つと述べる。 - 触知可能性の概念: 物が制作者に影響を及ぼし、制作者が物に「服従」する関係が強調される。これにより、物と人間の相互作用が重要視される。 2. 科学技術と人間の本性 - 科学技術の問題提起: アーレントは「人間の条件」において、科学技術が「人間の本性」にどのように介入するかを考察。特に、現代の技術が人間の生をどのように変容させるかが焦点となる。 - 全体主義の起源: 「全体主義の起源」との関連で、技術による人間の変容の危険性が指摘され、科学技術が持つ政治的意味が強調される。 3. 制作活動と技術者の役割 - 制作の徳: 三木の制作論を通じて、技術者が物の条件づけに応じて適応し、技術を駆使することが求められる。ここでの技術者は、物に対して単に服従するのではなく、知識を身につけて制作活動を行う存在。 - 双方向的な関係: 人と物の間には双方向的な関係が存在し、制作活動を通じて人間が物に影響を与えると同時に、物も人間に影響を与えることが示される。 4. デジタル時代の新たな条件 - デジタルなものの位置づけ: デジタルなものが現代社会においてどのように「世界」を構成しているかが議論される。SNSなどを通じて形成される言論空間の非世界性が指摘され、一般市民の意見が政策決定に反映されにくい問題が浮かび上がる。 - 市民的対話の重要性: アーレントは、科学技術を用いる際には一般市民による話し合いが必要であり、専門家だけの議論では不十分であることを強調する。 5. 思考と無思考 - 無思考の危険: アーレントは、無思考状態が人間にとって危険であると警告。思考が欠如することで、個人が道徳的判断を失い、全体主義的な行動に加担する可能性がある。 - 自己批判的思考: 自己の内にある矛盾を認識し、それに対して批判的な問いかけを行うことが思考の本質であるとされ、これが現代社会における重要な課題となる。 6. 生殖医療と倫理 - 生殖医療の進展: 新型出生前診断(NIPT)の発展が、どの命が「例外」と見なされるかという倫理的な問いを引き起こしていることが指摘される。 - 優生思想との関連: 生殖医療の進化が、ナチス時代の優生思想の再来を懸念させることが論じられ、倫理的な考察が求められる。 7. 結論 - 人間とテクノロジーの関係性: アーレントの思想を通じて、現代における科学技術と人間の関係がどのように変化しているかを考察し、テクノロジーの進展が人間の条件をどのように変容させるかを探求する必要性が強調される。 - 未来への視座: 科学技術が進展する中で、倫理的な視点を持ちながら人間がどのように自らの条件を再定義し、適応していくかが今後の重要な課題であると結論づけられる。

Posted by ブクログ