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平等について、いま話したいこと
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平等について、いま話したいこと

トマ・ピケティ(著者), マイケル・サンデル(著者), 岡本麻左子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2025/01/17
JAN 9784152104014

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2026/03/27

左派の勝ち逃げ 米国の政治哲学者マイケル・サンデルとフランスの経済学者トマ・ピケティの対談本。共に移民に悩まされている国の学者がこんな問いを巡って話し合っている。 サンデル「われわれのような人間は、資本やモノの規制なき自由な国家間移動には批判的ですが、寛大な移民政策、つまりヒ...

左派の勝ち逃げ 米国の政治哲学者マイケル・サンデルとフランスの経済学者トマ・ピケティの対談本。共に移民に悩まされている国の学者がこんな問いを巡って話し合っている。 サンデル「われわれのような人間は、資本やモノの規制なき自由な国家間移動には批判的ですが、寛大な移民政策、つまりヒトの国家間移動には賛成しがちです。一方、中道右派の人たちは移民の増加を批判しながらも、資本とモノの自由な移動は支持して促進しています。矛盾しているのはどちらでしょうか?」 ピケティ「やはり私の答えとしては、資本移動と貿易のほうをより厳しく規制すべきだと思います」(本書より) 矛盾しているのは、君たちだよ。君たちは大学人だから、留学できない世界が考えられないだけではないの? 古代ローマ帝国は民族移動の影響で滅んだではないか。人の移動は、文明の存続にかかわるのだし。 でもまあ、サンデルはソクラテス風の問答法の学者だから、自分の答えは頭にあるけれど、こういう問いかけをするスタイルの人なのだと思っている。民主社会主義を標榜するピケティにこう問題提起する。 サンデル「移民問題はわれわれに国境の倫理的意味とは何かという疑問を投げかけ、こうした疑問にもっと満足のいく答えを用意できるかどうかに左派の政治の未来がかかっている」 ピケティは答える。「要するに左派の問題は、経済構造のあり方を問いなおしてこなかったこと、そしてあなたご自身がきわめて明確に示していらっしゃるように、その経済構造のなかで常に勝者の立場だったことだと思います。この問題にはまともに目が向けられてきませんでした。現在の左派は基本的に、「国際合意を取りつけるべきだ、国際合意が必要だ」という姿勢ですから。それで、国際合意が取りつけられなかったらどうするのでしょう?何もしません」(本書より) 何もしません、って、え?勝ち逃げ? ピケティおまえな。。。 サンデルは現代の特権階級の問題をきちんと議論したいようなんだが、ピケティは乗り気でなく、やっぱり民主社会主義にしていくのが大事なんだろうてなことを言っている。こういうのが今の左派の限界なんだろうな。

Posted by ブクログ

2026/01/07

現在の問題点を議論する事で輪郭が捉えやすく問題の本質のありかにつても見えてくるものはある。 脱商品化であるとか、解説にあった「格差」と呼ばずに「不平等」と訳してあることの意味など勉強になった。 読みやすい本なので、時折、読み返したい。 この様な対話と議論は極端なポジショントー...

現在の問題点を議論する事で輪郭が捉えやすく問題の本質のありかにつても見えてくるものはある。 脱商品化であるとか、解説にあった「格差」と呼ばずに「不平等」と訳してあることの意味など勉強になった。 読みやすい本なので、時折、読み返したい。 この様な対話と議論は極端なポジショントークの応酬に終止しがちな茶番的な話とは違って学ぶところが多い。

Posted by ブクログ

2025/12/28

2024年5月20日にパリ経済学校で行われた対談の編集本。 「21世紀の資本」のトマ・ピケティと「これからの『正義』の話をしよう」のマイケル・サンデルの対談ということで大変豪華というか贅沢な布陣に期待は高まったが、対談だけあって新しい視点、新しい学説が展開されるわけではなく、専...

2024年5月20日にパリ経済学校で行われた対談の編集本。 「21世紀の資本」のトマ・ピケティと「これからの『正義』の話をしよう」のマイケル・サンデルの対談ということで大変豪華というか贅沢な布陣に期待は高まったが、対談だけあって新しい視点、新しい学説が展開されるわけではなく、専門分野が異なる一流の人同士が会話すると、こういう感じになるのか、というのが、素直な感想。二人とも大学の教授なので、本職は研究ながら、副業で(?)授業もやっているので、対話を展開するのはうまい。が、関心領域が異なるので、相手の言説を自分の思考を深めるために聴いている、という印象。 トマ・ピケティが、「所得格差は一対五まで圧縮できれば十分」と比較史的証拠があることを示唆しながら主張するものの、そのエビデンスが開示されるわけではない箇所が勿体なかった。(99頁) 対談は時間制限があったとして、註位つけてくれてもいいのに。 コミュニタリアンのサンデル氏と、社会民主主義者のピケティ氏の政治的ポジションは、「カネが全てではない」という点と、トランプ大統領(対談時点では再選前)とル・ペンが嫌いである、という点ではよく一致しているよう。

Posted by ブクログ

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