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平等について、いま話したいこと
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平等について、いま話したいこと

トマ・ピケティ(著者), マイケル・サンデル(著者), 岡本麻左子(訳者)

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平等について、いま話したいこと

定価 ¥2,200

1,980 定価より220円(9%)おトク

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2025/01/17
JAN 9784152104014

平等について、いま話したいこと

¥1,980

商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2025/04/05

欧米を代表する知識人の対談を編集した書物ということで期待は大きかったものの、当たり前ではあるが対談がベースであるため、通常書物であれば解説されるようなことが両者間の知識のレベルによって省略(当然の前提として)されるため、理解が及ばないことが多々あった。また議論が噛み合わない点も多...

欧米を代表する知識人の対談を編集した書物ということで期待は大きかったものの、当たり前ではあるが対談がベースであるため、通常書物であれば解説されるようなことが両者間の知識のレベルによって省略(当然の前提として)されるため、理解が及ばないことが多々あった。また議論が噛み合わない点も多く、サンデルが多くを語らずに終わるテーマがあるのが残念。 それでも欧米の分断の背景等は説得力のある背景分析が語られ一読に値する。分量もなく2・3時間もあれば通読できる。

Posted by ブクログ

2025/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本当に、こうして本に収めたい対談ですね、感謝。 ピケティの頭の中ーそれを世界に、伝える体力と精神力。 サンデル教授も、自分の言いたいところちゃんとついてくる+まとめるのうますぎる。 何を今話しているか、きっと常に宇宙から衛星で眺めているんだろうね。 サンデル教授が問いを重ねて、ピケティの持論が展開されていく、 という問答スタイルに一見感じる部分も多いのだけれど、 最後にはサンデル教授の論、 つまり、これまでの著作で主に論点として議論されてきた、 グローバリゼーション、リベラリズム、 金融化、商品化、 能力主義、学歴偏重主義、 について、 ピケティもそれに合わせて話しているところはあるのだけれど、 思いっきり全面的に話してまとめられている気がしてくる。 ソクラテス強し。 二人の専門や注目するところが違いながらも、 違うからこそ、 使ってる言葉の意味を確かめ合ったり、 大事だと思っていることを共有し合って、 読者の理解も助ける。(わかっているつもりになっている部分もある。) ‥ 本書対談では、言葉遣いとして、「格差」ではなく、「不平等」について議論する。 格差(Disparity)は、上下的な関係のあるような違い、優劣と言った意味も含むということで、 不平等(Inequality)は、本来平等であるべきものが、不均等にある状態。 人間はみな平等だ、という認識が基盤となっている現代社会だから、議論する必要があるテーマだということでもある。 で、なんで不平等がよくないのか。 現在の所得と富の規模は、社会的距離を伴う、という。 対等な話し合いができる環境が金銭的不平等で脅かされている。 よく考えてみればそういう側面がある。 そもそも同じ人間とは思えない生活をしている人がいて、 でもそれは王様とか貴族ではない同じ一般民の話だから、問題になる。 サンデルの、民主主義にとって、政治の運営にとってそのメンバーの間の一定の平等が欠かせない、という話に加え、 ピケティの、人類の繁栄にとって、歴史的にも、包摂性と平等、特に教育分野の平等な利用機会が不可欠だった、という視点。 ‥ 平等について、いま私も話したい。

Posted by ブクログ

2025/04/02

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10283521

Posted by ブクログ