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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2025/01/08 |
| JAN | 9784163919300 |

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商品レビュー
4.2
563件のお客様レビュー
【信頼と盲信が行き着く先の本】 出版業界の煌びやかさと裏のドロドロを味わえる作品だった。特に作家と編集者とのやり取りにはひりついた。気難しい作家さんの印象の、正にど真ん中だったので、笑ってしまうと同時に、現実はもっと複雑な利権や人間関係があり、気苦労が絶えない業界なんだなと勝手...
【信頼と盲信が行き着く先の本】 出版業界の煌びやかさと裏のドロドロを味わえる作品だった。特に作家と編集者とのやり取りにはひりついた。気難しい作家さんの印象の、正にど真ん中だったので、笑ってしまうと同時に、現実はもっと複雑な利権や人間関係があり、気苦労が絶えない業界なんだなと勝手に想像している。 直木賞受賞を目指す作家・天羽カインと編集者・緒沢千紘の物語。自分の作品とファンを大切に扱うプロ意識の塊である天羽カインは、自分のことを崇拝してくれる緒沢千紘を専属の編集者として登用する。一番の理解者だと仲間意識を持ち、直木賞という同じ目標に向かっていく。寝食をともにしながら、二人三脚で作品を完成させていく様子は見ていて清々しかった。 しかしながら、自分の立場を俯瞰できず、何もかもが自分の思い通りに進んでいくという、千紘の無意識の驕りが、二人の関係性を瞬く間に崩壊させる。途中から不穏な描写が続き、どうかそのエンディングだけは勘弁してほしいという感情とは裏腹に、結果救いのない終幕を目の当たりにした。 盲目的に信じること、そして相手と自分の境界線がわからなくなること、一度立ち入ると取り返しがつかない不可逆の恐ろしさ。共通の大切な思いに対する気持ちの齟齬によって、信頼関係はたちまち崩れ去ってしまう。不用意な言動をしないために、品性を保つことを心掛けたいと、この作品を通じて学ばせてもらった。
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執念と執着。直木賞や一冊の本ができるまでのリアルな裏側が知れて面白いし、彼女がだんだん取り憑かれていくように壊れていく様が怖い。 でもやっぱり最後までカインの口調が強くて苦手だった..かな..
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編集者と作家の話で、内輪ネタを聞かせてもらっている面白さで最後まで楽しめた。 私はそのサークルの外にいて、彼らの営みをさめた目で見ていた。読者にさめた目で見せて、出版業界を批判しているという風には感じられない中途半端さがあって、あまり入り込めなかった。私に「直木賞」への思い入れが...
編集者と作家の話で、内輪ネタを聞かせてもらっている面白さで最後まで楽しめた。 私はそのサークルの外にいて、彼らの営みをさめた目で見ていた。読者にさめた目で見せて、出版業界を批判しているという風には感じられない中途半端さがあって、あまり入り込めなかった。私に「直木賞」への思い入れが圧倒的に足りないのだろう。 金原ひとみにも思ったけれど、村山さんも憎らしい夫の描写がとてもうまかった。これはリアルなのだとしか思えないくらいに。
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