せかいいちのおおどろぼう えほんのもり

みきつきみ(著者), 菅野由貴子(絵)

• 販売会社／発売会社: 文研出版
• 発売年月日: 2024/11/30
• JAN: 9784580826199

商品レビュー

2025/02/01

貧乏な村から来た少女の難題をおおどろぼうが次々と解決していく。
導入は掛け合い調の物語だが、インフラを整えたり、学校を作ったりと現実問題に繋がっていく、SDGs問題を踏まえた内容になっている。
物語調になっているので、低学年の子でも貧困問題について理解しやすい。

2025/01/18

世界一の大泥棒は、もう自分に盗めないものはないと言って退屈していました。
そこへ、世界一貧乏な村に住むミラがやってきて、
「私の村の貧乏も盗める？」と尋ねました。
「貧乏を盗むなんて、朝飯前のこんこんちきだ！」
その日の夜、大泥棒は村の全ての家に大金を置いていきました。

終始この調子で、朝飯前のこんこんちきだ！と言って色々な施しを村の人たちに与える大泥棒。泥棒…？と疑問に思うほど素晴らしい人だし、足りないものは何かを見極め与える力がありすぎて面白いです。
こんなことあるわけないと思いながらも、大泥棒のやってることは理にかなっていて、そうそう、そうだよねと納得しながら読み進めることができました。
『すてきな三人ぐみ』を彷彿とさせる、でもそれとはまた一味違うお話でした。

2025/01/15

大泥棒には盗めないモノはない！貧しい村の少女ミラが大泥棒に村人の貧乏を盗んでほしいと訴える。大金を配って成功！しかし、村人はコソ泥に残ったお金を盗まれる。そこで大泥棒は小金を配って成功！でも村人は働かなくなる。そこで怠け癖を盗み、種、肥料を配って成功！今度は教育を配る！さらに、病気を無くす！大泥棒は大成功。実はミラは大泥棒の〇〇を盗んでいた！大泥棒の〇〇を盗むなんて、世界一の大泥棒はミラだった。貧困を根本から解決するためには教育機会を増やすこと、社会インフラを整備することが重要。とても深い内容だった。⑤