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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/11/14 |
| JAN | 9784065342794 |

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商品レビュー
4.7
88件のお客様レビュー
透析という言葉の裏に隠れている医療現場について学べる良書。 さらに、患者中心主義に基づいた解決の糸口についても伝えてくれた。 色々学べて読んでよかった!
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自分がいかに、人工透析について知らなかったか、それだけでなく偏見の目を持っていたのかに気付かされた。 透析クリニックの前に、送迎の車が停まり、患者さんたちが乗り降りしているのを見ると、不摂生の結果、医療費の高騰、という言葉が頭をよぎることがあった。 でも、透析を受ける(まわす、...
自分がいかに、人工透析について知らなかったか、それだけでなく偏見の目を持っていたのかに気付かされた。 透析クリニックの前に、送迎の車が停まり、患者さんたちが乗り降りしているのを見ると、不摂生の結果、医療費の高騰、という言葉が頭をよぎることがあった。 でも、透析を受ける(まわす、というらしい)というのは、その人の心にも身体にも大きなダメージがあること、家族の負担も大きいこと、そもそも透析を始める理由も様々であること。 知らずに判断するのは良くない、とよく言われるけれど、まさにそう。 さらに、「人工透析」が市場のシステムに組み込まれているのも悲しい現実だと思った。以前いった病院に「病ではなく人を見る」的なことが書かれていたけれど、医療はそうあってほしいと思う。 以下メモ ・透析導入者の平均年齢は69.87歳。透析患者の7割が65歳以上の高齢者。 ・透析患者は増加の一途という定型表現が使われがちだが、現実は2022年末の数値は前年比で初めてわずかながら減少に転じ、今後この傾向が続くことも予想されている。 ・近年、治療のプロセスにおいて行き過ぎた医療者主導を是正し、透析を導入しないことも患者の権利とする傾向が強まっている。これに対して「医療者の倫理観の発露」という観点も重要だと訴える。 患者の自己決定権は、十分な情報提供の上にあるべきもの。「尊厳死」は軽々しく患者に委ねていいものではない。 ・一般に過剰な延命措置を行わない「尊厳死」には、多くの人が賛同する。問題は、尊厳死という選択の先に、まるで安らかな死があるかのように錯覚されていることだ。尊厳死と安楽死が混同されている。近年は病院死が増えて死が見えにくくなり、死の苦しみを具体的に想像することが難しい。「ぴんぴんころり」など現実には稀だ。多くの場合、緩和ケアが機能しなければ、尊厳死を選んだ先にある死は必ずしも平穏なものにはなりがたい。 ・血液透析と腹膜透析
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とても読み応えのある一冊だった。 腎臓にまつわる病気や、日本の医療制度について知らないことをかなり教わることができた。 それに加えて、僕は果たして、ここまで愛し、愛してくれる人に今後の人生で出会えるのだろうか?と疑問を感じた。 自分が林さんと同じ立場に立った時、信念を持ったまま...
とても読み応えのある一冊だった。 腎臓にまつわる病気や、日本の医療制度について知らないことをかなり教わることができた。 それに加えて、僕は果たして、ここまで愛し、愛してくれる人に今後の人生で出会えるのだろうか?と疑問を感じた。 自分が林さんと同じ立場に立った時、信念を持ったまま矍鑠と人生を終えられるだろうか。それを背負ってもいいと思ってくれる人に出会えるだろうか。そして僕はその人に、背負ってもらう覚悟ができるだろうか。また、すべて逆も然り。 なんかそんな、自分の今後について考えさせられる本でもあった。 愛とは。 助け、助けられる、とは。 とてもよかった!
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