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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/11/14 |
| JAN | 9784065342794 |

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商品レビュー
4.7
144件のお客様レビュー
医療と死というテーマを深く掘り下げたこの作品は、透析患者の苦悩と医療制度の矛盾を鋭く描写しています。著者は、長期にわたる透析治療を経て亡くなった夫の壮絶な最期を通じて、医療が本来の目的である「安らかな死」をどのように阻んでいるのかを問いかけます。透析が生を支える一方で、患者が直面する過酷な現実や、緩和ケアを受けられない状況の問題点が浮き彫りにされ、読者は医療のあり方を再考する機会を得るでしょう。多くの透析患者やその家族、医療・介護に携わる人々にとって、心に響く内容が詰まっています。透析という治療法の本質と、それに伴う苦しみを理解することで、より良い医療の未来を考えるきっかけとなる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
2025年11月、日本の保険医療の診療報酬を決定する中央社会保険医療協議会(中医協)は、末期腎不全の緩和ケアについて診療報酬加算を決定した。これまで緩和ケアの対象はがんに限られており、新たな疾病が対象に追加されるのは初めてとのこと。 その大きなきっかけとなったのが、2024年11...
2025年11月、日本の保険医療の診療報酬を決定する中央社会保険医療協議会(中医協)は、末期腎不全の緩和ケアについて診療報酬加算を決定した。これまで緩和ケアの対象はがんに限られており、新たな疾病が対象に追加されるのは初めてとのこと。 その大きなきっかけとなったのが、2024年11月に出版されたこの本だという。わずか1年で、日本の医療を大きく変えた本だ。 本書は2部構成。第1部は著者でありノンフィクション作家の堀川惠子氏が、夫の林新氏が透析と共に歩んだ22年余りを綴った闘病記だ。 日本の透析医療の現実、ことに終末期の「透析を止める」という選択に伴う苦痛は、想像を絶する。読んでいてしんどくなる事が何度もあった。 しかしそれ以上に、過酷な運命に向き合う林氏と堀川氏のひたむきな姿に胸を打たれた。腎臓移植によりひとたび透析から解き放たれ、2人で近所の桜まつりに出掛ける場面。透析再開を前に、取材のため無理を押して西南戦争の跡地を訪れた2人がつい取材に没頭する場面。結婚っていいものだな。場違いながら、そんな感想すら抱いた。 第2部は、取材に基づいて、終末期の透析患者をめぐる諸問題を扱ったルポ。 何よりも印象的だったのは、「腹膜透析PD」という選択肢。ぎりぎりまで生命維持を優先する人工透析とは異なり、「納得して看取る」ための透析だ。 腹膜透析PDを選び、人生の最期を穏やかに迎えられた幾人かの患者と家族の物語。読んでいて、近所のコメダ珈琲で何度も涙が溢れた。家で読むべきだった。 「納得して看取る」最期を支える、医師や医療従事者の奮闘も忘れてはいけない。 ご本人も仕事人間と自称している通り、きっと堀川氏は本来、働く人間の気高さを描いてこそいちばん輝くんだろう。 今まで読んだ中で一番のノンフィクションに出会えただけでなく、2人の素晴らしい作家に出会うこともできた。林氏の手がけた2本のNHKスペシャル、その書籍化、それに堀川氏の他の著作。どれもいずれ手に取ろうと思う。読んでみたい本、観てみたい映像がまた増えた。
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読んでいて辛い本だった。 知りたいことを求めて手に取ってみたけど、そうでなければ読むことはなかったと思う。 ジャーナリストとして、ただの闘病記で終わらず、医療現場の問題を冷静に伝え、最後は希望を持てる情報も与えてくれたことに感謝したい。
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終末期医療の問題は根深い。 死ぬならがんで死にたいとすら思ってしまう。 緩和ケア病棟以外の医師に緩和ケアを望むのは無理筋。理想はそうだけど、多忙で多くの患者を捌かないといけない大学病院や総合病院の医師にそれを望んで、満足のいくケアをされなかったからと批判がましい書き方をしている部...
終末期医療の問題は根深い。 死ぬならがんで死にたいとすら思ってしまう。 緩和ケア病棟以外の医師に緩和ケアを望むのは無理筋。理想はそうだけど、多忙で多くの患者を捌かないといけない大学病院や総合病院の医師にそれを望んで、満足のいくケアをされなかったからと批判がましい書き方をしている部分には辟易。 透析したくない、家に帰りたいと言い、ギリギリになってやっぱり苦しくなったからと救急で病院にかかり、満足のいく処置を受けられなかったからと裁判に訴え、医者を非難する患者側もどうかと思う。 患者側の“尊厳”っていう言葉で全てにおいてわがままを許されるものではないと思うんだけど。 高齢化による医療費の増大、病院の赤字経営、地方の病院の閉院など医療体制が大きく変容していて、これからますます医療の取捨選択が必要になっていく。全て理想どおりにはいかないんじゃないかな。 むしろ1日でも長く生き延びさせるのではなく、望む人には安楽死を選択できる法体制を早く整えてほしい。
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