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日比野豆腐店

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商品レビュー
3.8
61件のお客様レビュー
東京、堀切菖蒲園の近くにある豆腐店「日比野豆腐店」。その店の人々(飼い猫)の日常を描いた作品。 店主の初、嫁の咲子、その息子令哉、飼い猫の福。それぞれの視点で描かれている。 個人の豆腐店、味には自信があるものの、経営は厳しくなってきている。それでも出来うることはしていこうと頑張る...
東京、堀切菖蒲園の近くにある豆腐店「日比野豆腐店」。その店の人々(飼い猫)の日常を描いた作品。 店主の初、嫁の咲子、その息子令哉、飼い猫の福。それぞれの視点で描かれている。 個人の豆腐店、味には自信があるものの、経営は厳しくなってきている。それでも出来うることはしていこうと頑張る咲子と自分の代で終わらせてもいいと考える初。普段仲良く働いていてすっかり家族となっていて嫁、姑という感じがない。 読んでいると美味しいお豆腐が食べたくなる。 暖かな筆致で読んでいて気持ち良くなる一冊。
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堀切菖蒲園にあるお豆腐屋さんが舞台。 おばあちゃんの初さん、お母さんの咲子さん、息子の令哉、近所に住む小学生のお客の七太、そして飼い猫の福、それぞれが語り手となって物語が進んでいく。 特に何か事件が起こるわけでもない。事件としたら、初さんの息子で、咲子さんの夫で、令哉の父親の清道...
堀切菖蒲園にあるお豆腐屋さんが舞台。 おばあちゃんの初さん、お母さんの咲子さん、息子の令哉、近所に住む小学生のお客の七太、そして飼い猫の福、それぞれが語り手となって物語が進んでいく。 特に何か事件が起こるわけでもない。事件としたら、初さんの息子で、咲子さんの夫で、令哉の父親の清道がコロナで亡くなっていた事ぐらいかな、それもこの話が始まった時には既に亡くなっている。 登場人物みんなが何処にでもいる市井の人々、みんな色々あるけど頑張って生きている。決して裕福ではないけど、懸命に生きている事が文章の間から伝わってくる。 いい人、というのではなく、何処にでもいる、本当に普通の人々なんだけど、それがいい。 みんなで知らず知らずの間に支えあって生きているんだなあ。 お豆腐屋さん、大変なんだろうなあ。私も安いお豆腐をスーパーで買うものね。厳しい現実もちょっと見え隠れする。それがまた何処にでもある市井の人の現実を感じさせる。 いつも何処かで何かが起こるわけではないけど、ひとりひとりには毎日、ちょっとした変化があって、それに悩んだり、喜んだりして生きている。 ほっこりして温かくなる読後感だった。 私もちょっと高い日比野豆腐店のお豆腐が食べたくなった。
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絶対、美味しい豆腐が食べたくなります。作品に書かれているようにまちの豆腐屋さんはほとんど見かけなくなって、スーパーであれだけ安く手に入れられたらそうなることもわかるのだけれど、食べる頻度の多い豆腐にこだわることって、ご飯が楽しみになるし、毎日がきっと特別なものになるんじゃないかな...
絶対、美味しい豆腐が食べたくなります。作品に書かれているようにまちの豆腐屋さんはほとんど見かけなくなって、スーパーであれだけ安く手に入れられたらそうなることもわかるのだけれど、食べる頻度の多い豆腐にこだわることって、ご飯が楽しみになるし、毎日がきっと特別なものになるんじゃないかなと思わせてもらいました。小野寺さんの作品は、家族がよく出てくるのだけれど、色々なカタチがあって、それは小説の中だけの話じゃないことに毎度気づかされます。読んでよかったと毎度思わされます。今回ももれなくそうでした。
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