日比野豆腐店 の商品レビュー
おばあちゃんのシーンから始まり、お年寄りをテーマにした作品なのかな思ったが、淡々と進み色々関係する人の話になる。人とふれあいをテーマにした小野寺さんの作品。猫から見た家族のシーンも面白い。読んでほっこりする作品です。
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東京・堀切にある、3代続く「日比野豆腐店」を舞台にした連作短篇集。例によって、特に大きななにかが起こることはなく、日常のさりげない出来事が淡々と綴られていく小野寺流人情話だ。まあ、登場人物たちにとってはとても大きな出来事には違いないのだが、他人にはどうすることもできない。 このご...
東京・堀切にある、3代続く「日比野豆腐店」を舞台にした連作短篇集。例によって、特に大きななにかが起こることはなく、日常のさりげない出来事が淡々と綴られていく小野寺流人情話だ。まあ、登場人物たちにとってはとても大きな出来事には違いないのだが、他人にはどうすることもできない。 このご時世に1丁400円もする豆腐を求める人は多くはない。どんなにおいしくても、“たかが”豆腐にそんな金額は払えないとぼくも思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
店主の清道を亡くし、それぞれに店や自分以外の家族を思う日比野家。 夫を亡くし、息子(清道)にも先立たれた初、 夫(清道)を亡くし、店主亡き後の豆腐店をなんとかしようとする咲子、 父(清道)を亡くし、自分の将来について悩む令哉、 の3人の家族と飼い猫・福の視点で語られる物語は優しく温かだった。 お互いに思いやりながら肩を寄せ合っているように見える日比野家。 日比野豆腐店もとても魅力的に描かれ、お豆腐屋さんの様子が匂いとともに感じられる気がした。 福と一緒に家族を見守り続けていたある人の姿には泣かされた。 温かく優しい家族の物語。
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東京の町なかに、ひっそりと佇む「日比野豆腐店」。 店主の清道を亡くした日比野家は、厳しいながらも 手を取り合って店を切り盛りしていた。ひたむきに 生きる人たちを描いた心揺さぶる家族小説。
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