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大使とその妻(上)
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大使とその妻(上)

水村美苗(著者)

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大使とその妻(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/09/26
JAN 9784104077045

大使とその妻(上)

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商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2025/02/24

2025年の最高作にもう逢ってしまったよ。 水村美苗さまの久々の最新作は、鎌倉が舞台。失われゆく日本の美を嘆きながらひっそりと別荘地はずれの庵に暮らすアメリカ人の隣へ、夢見た日本を体現したかのような女性とその夫が越してくる。彼女の正体は…ああ、もうなんと美しい文章か。読んでるだけ...

2025年の最高作にもう逢ってしまったよ。 水村美苗さまの久々の最新作は、鎌倉が舞台。失われゆく日本の美を嘆きながらひっそりと別荘地はずれの庵に暮らすアメリカ人の隣へ、夢見た日本を体現したかのような女性とその夫が越してくる。彼女の正体は…ああ、もうなんと美しい文章か。読んでるだけで血が洗われる。

Posted by ブクログ

2025/02/12

語り手の日本に住むアメリカ人、 高等難民みたいで どこか日本を見下してるし 最初は鼻についてたんですが 読み進むうちにやめられなくなり! それは実は彼も もう一人の主人公の女性と同様、 過去に故郷で重い出来事があり それをずっと引きずりながら 生きているから。 女性の主人公が...

語り手の日本に住むアメリカ人、 高等難民みたいで どこか日本を見下してるし 最初は鼻についてたんですが 読み進むうちにやめられなくなり! それは実は彼も もう一人の主人公の女性と同様、 過去に故郷で重い出来事があり それをずっと引きずりながら 生きているから。 女性の主人公が話す日本語が美しく 背筋が伸びる気持ちになりました。 最後は書かれていませんが 哀しい結末を想像しちゃった!

Posted by ブクログ

2025/02/01

アメリカ人のケビンは一人で軽井沢の追分の小屋に住んでいる。冬の寒い頃は東京のマンションに移っているが、気候が良くなると軽井沢に戻ってくるのが習慣になってしまった。そんなケビンの隣の別荘が改築され新しい住人が越してくるという。静けさを愛するケビンは家族ずれなら困るなと心配していたが...

アメリカ人のケビンは一人で軽井沢の追分の小屋に住んでいる。冬の寒い頃は東京のマンションに移っているが、気候が良くなると軽井沢に戻ってくるのが習慣になってしまった。そんなケビンの隣の別荘が改築され新しい住人が越してくるという。静けさを愛するケビンは家族ずれなら困るなと心配していたが、やってくるのは夫婦ずれだという。少しほっとしたケビンだった。そしてその夫婦が越してきて、少しずつお互いの来歴を知るにつれ、ケビンにはその夫婦が忘れられない人たちになっていく。

Posted by ブクログ