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生殖記
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2024/10/02 |
| JAN | 9784093867306 |
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生殖記
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商品レビュー
3.9
1312件のお客様レビュー
人間の性を「生殖」という観点で、生殖器が語る、まさに「生殖記」。 人間は、生殖から解放されたときに、初めて性から自由になれるのかもしれない。
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新しい視点を得るという意味で、物凄く面白かった。 己を抑圧し続けてきたゲイとしての解像度が高く、こんな風に世間を捉える人がいるのだと論文を読んでいる気分になった。 朝井リョウはマイノリティ側の解像度と言語化が凄い。これは間違いなく言えることだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでいる間中ずっと憤っていました。当事者です。ゲイじゃないけど。 人ならざるものを語り部にしているやり方は面白かった。それによってヒトより広い視点を持ち、ヒトの営みに冷めていることが不自然ではなかったけど、特性上、また傍観者である以上始終突き放している態度で話が進んだのが悔しかった。 なんだかまるで、こういう存在(社会から見た主人公の存在)があります、こういう視点があります(語り部じゃなく生き方や世間の捉え方に)、こういう考え方があります、なんの疑問も持たずに生きてきた異性愛者はこうですよね、などなど筆者が考えたり行き着いたことが列挙してあって、マイノリティの世界を知らない人の教師になろうとしているみたいな本に思えました。 マイノリティすべてがこうではないですよ、もちろん。3人くらい明示されましたけど、マジョリティのそれぞれがそうであるように彼ら我らも十人十色の考え方捉え方生き方です。 主人公に共感同調して生きる/読むくせがあるので、自分を殺して全て諦めて希望の世界が来たるまで逃げのびる選択をした主人公が胸糞悪かったです。そこが意外にもちょうど自分と重なっていることを突きつけられたから。 大きな流れに逆らうことは、みっともないことだと思います。だからやりたくない。でも、本書にあったように、消極的な意思表示は意思を表示していることに気付かれない(意訳)というのはその通りだと思います。 逃げて、自分がこうであることをずっとずっと前から決めて生きてきたのに、俯瞰した視点から現状を突きつけられて大変嫌な気持ちになりました。 でも語り部的には、私が何をどうしようとしなかろうと大差ないんですよね。社会的にも、奇跡中の奇跡を起こして大変大きな変革成果を上げなければ、何かを成したことにはならない。救いがない。救いはないです。 であれば、この本を読んだ結果として、大変嫌な気持ちになりました、というだけで、明日からの世界は何も変えなくたっていいんじゃないかと思います。誰かが奇跡を起こした未来にたどり着いてしまった時、悔しい気持ちになるかもしれないけど。みっともないことをしない方を選ぼうかな。消去法で。消極的に。投げやりに。 マジョリティが全員で僕らを救ってくれないと、僕らは永遠に救われないんです。なんの目的に対した行動の結果であってもマイノリティが救われたという事実にたどり着くまでは絶対に救われないんです。大きな流れが偶然僕らを救いあげるまで、僕らのような存在は外側に生きて、救われないまま死んで消えてなかったことになるだけなんです。こちらが頭を下げるのは本当に腹立たしく意味もないことですが社会通念上要望がある時には頭を下げるのが道理となっていますね。お願いします。 怒りのままに書いたので支離滅裂だと思います。気が向いたら書き直します。激情を揺さぶられる大変面白い小説でした。ありがとうございました。 あと、あんまり本を読んで来てないので口にしていいものか迷いますが、書き方と内容の二点で、これって小説って呼んでいい……んですか? これを小説と呼んでいいことになっている世界なんですか? とは思いました。本当に以上です。
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