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香君(1) 西から来た少女 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/09/04 |
| JAN | 9784167922696 |

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香君(1)
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商品レビュー
4.2
78件のお客様レビュー
最初の数ページでグイッと物語に引き込まれた。 そしてそのまま勢いで最後まで読んでしまった。 ド派手な演出はないけれど、どんどん伏線が張られていく感じがたまらない。 最近わくわくしてない人にオススメしたいファンタジー。 2巻は既に買ってある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
この本を初めて手に取ったのは、まだ単行本で出版されたばかりの頃だった。 けれど、そのとき私は買わなかった。 当時の私は「本を買う」という行為に満足してしまっていて、 その先にある「読む喜び」を見失っていたからだ。 だからこそ、上橋菜穂子さんの本をそんな自分の手で扱うことが、 どこか申し訳なく思えたのだと思う。 あれから数年がたち、 もう一度「物語」に触れたいという想いが静かに胸に芽生えた。 そのとき自然と思い出したのが、この『香君』だった。 ――物語の幕開けは、追われる少女の姿から始まる。 アイシャ。旧藩王の血筋を理由に命を狙われ、捕らえられた少女。 彼女を救ったのは、利用価値を見出した男マシュウだった。 マシュウの親族を名乗り、庭園に身を寄せたアイシャは、 そこで現香君・オリエと出会う。 やがて心を許し、庭園での苦しみを打ち明け、 オリエと共に山荘で日々を過ごすことになる。 一方で、オアレ稲の問題が動き出す。 初代香君の思想を探るカシュガ家の姿が描かれ、 物語は少しずつ、香君という名の重さを浮かび上がらせていく。 その中で、心に深く残った言葉がある。 草木の植え替えをしたアイシャに向けて、オリエが言う。 「ここで暮らすことは、草木にとってだけでなく、あなたにも残酷なことね。」 その一言に、私は胸を打たれた。 「感じる力があるということは、苦しさとも共に生きること」―― そう思っていたアイシャに、 オリエはそっと「生きやすい場所を選んでもいい」と伝える。 その言葉の中に、柔らかな優しさと、生き方の自由が感じられた。 けれど同時に、私は思う。 その優しさは、オリエ自身が“香君”という重い立場から逃れ、 穏やかな時間を与えられていることと無縁ではないのではないか、と。 オリエはアイシャが本当の香君であると知っていたのか。 それとも、マシュウの面影を重ねていたのか。 時間が彼女たちの想いを引き継いでいるのかもしれない。 今の私は、オリエの優しさをただの「優しさ」として受け取れない。 どこかで疑い、ためらう自分がいる。 それはきっと、私自身が人の心を疑うことを覚えてしまったからだろう。 それでも、オリエの言葉が純粋な慈しみであることを信じたい。 その思いを胸に、 私は次の巻へと静かにページをめくっていこうと思う。
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優れたファンタジーであり、SFでもある 香りを通して、植物のケミカルメディエーターでのコミュニケーションを物語に取り込み、モノカルチャー、虫害など時代を先取りするような問題も見事に扱っている 登場する国々の文化、風習、言葉まで緻密なハイファンタジーとして作りこみながら、「樹々たちの知られざる生活」のような最新の研究成果が無理なく融合している 過酷な序章であり、今後も大きな問題に直面することが予想される展開ではあるが、前作の鹿の王とは違って少女が主人公であり、陰鬱になりすぎないのが個人的にも好みで、続きが気になる
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