- 中古
- 書籍
- 書籍
マザー
定価 ¥1,980
1,595円 定価より385円(19%)おトク
獲得ポイント14P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/08/28 |
JAN | 9784065366349 |
- 書籍
- 書籍
マザー
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
マザー
¥1,595
在庫なし
商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
暖かく楽しい家族、太陽のように明るく朗らかな母、コロナ禍後久々に訪れた実家の果ての姿は……「セメタリー」 精神を病み、医師を辞め、母と二人暮らしだった兄が母の死後選んだ伴侶は……「ワンピース」 10年来音信不通だった娘がシングルマザーとなって帰ってきた。平穏だった母の暮らしは一変...
暖かく楽しい家族、太陽のように明るく朗らかな母、コロナ禍後久々に訪れた実家の果ての姿は……「セメタリー」 精神を病み、医師を辞め、母と二人暮らしだった兄が母の死後選んだ伴侶は……「ワンピース」 10年来音信不通だった娘がシングルマザーとなって帰ってきた。平穏だった母の暮らしは一変し……「ビースト」 閉じ込められた暗い場所で「それ」が聞いた声の主は……「エスケープ」 娘が嫁ぎ一人になった途端変貌した高齢の母が本当にやりたかったことは……「アフェア」 母をテーマにした5つの短編はどれも毒があり、短いながらずしりと重い内容。 それぞれの物語を通じて、「母」という存在の危うさが浮かび上がる。 自分の母、母としての自分を顧みることにもなった作品。面白かった。
Posted by
「母という禍、家庭という地獄」という中島京子さんの帯の言葉が的を得ていて…。 「セメタリー」や「アフェア」には共感。でもそこまでがんばって耐えていきなければ…。 母親が先に立ってしまい、一人の人間として生きるのは難しいと痛感しました。でもこれを読むと、自分の人生もまだこれからかも...
「母という禍、家庭という地獄」という中島京子さんの帯の言葉が的を得ていて…。 「セメタリー」や「アフェア」には共感。でもそこまでがんばって耐えていきなければ…。 母親が先に立ってしまい、一人の人間として生きるのは難しいと痛感しました。でもこれを読むと、自分の人生もまだこれからかもという気持ちにはなりました。そうできるかは別として。
Posted by
良妻賢母が良しとたたえられた日本で、母の役目を果たしてきた女性たち。しかしそれは本当に彼女たちの望んだことだったのか。穏やかな家庭の裏にあった真相。そして崩壊する家庭。ぞっとさせられると同時に、どこかしらすっきりする気もする、「母」をテーマにしたブラックな読み心地の短編集です。 ...
良妻賢母が良しとたたえられた日本で、母の役目を果たしてきた女性たち。しかしそれは本当に彼女たちの望んだことだったのか。穏やかな家庭の裏にあった真相。そして崩壊する家庭。ぞっとさせられると同時に、どこかしらすっきりする気もする、「母」をテーマにしたブラックな読み心地の短編集です。 しょっぱな「セメタリ―」でガツンとやられましたが、しかし彼女の心情を思えばそれは当然だよね、という印象。さすがにやりすぎかもとは思うものの、非の打ちどころのない「母」の役目をむしろよく頑張ってきたものです。 「アフェア」も切ないような、すっきりするような。こういう生き方も悪くはないのかもしれないですが、なかなかに痛烈。 胎児の記憶から始まる「エスケープ」は、どうにも不安で恐ろしくてどきどきさせられました。だけどこれは無理に「母」であり続けるよりも、お互いのために良かったのかもしれないと思えます。
Posted by