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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/08/20 |
JAN | 9784120058172 |
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
蒼はとにかく一人が好きな女の子。友達と一緒にいても何だか息苦しい。修学旅行も行かずに過ごした。そんな蒼の心の支えは夜に街の灯りを数える仕事に就くこと。そんな仕事、現実にはないけど子どもの頃の同級生から聞いたその職業にずっと惹かれていた。 登場人物のセリフが心に残るものが多かった。蒼の友達、冬子が本当にいい子でちょっとずるくて好きだ。蒼が一人でいるのが好きと聞いても、私は蒼ちゃんと一緒だったら嬉しいなと自分の気持ちも伝えられる強さ。でも押し付けじゃないところも良い。 あとは定時制に通っている看護師の関さんも良かった。最初はなんなんだこのズケズケ言ってくる人は!と思ったけど、自分は人とは違うって思ってるでしょという一言にグサっときたのは蒼だけではないと思う。
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感想 人とは違う自分。それを受け入れる友達の凄さ。何処に向かうのか分からない自分。見つかって良かった。 あらすじ 相内蒼は母子家庭で育った。他人と交わるのが苦手で子供食堂を経営する社交的なめぐみとは正反対の性格だ。 高校生になり、小学生の頃に一緒だった米田と再会する。米田は...
感想 人とは違う自分。それを受け入れる友達の凄さ。何処に向かうのか分からない自分。見つかって良かった。 あらすじ 相内蒼は母子家庭で育った。他人と交わるのが苦手で子供食堂を経営する社交的なめぐみとは正反対の性格だ。 高校生になり、小学生の頃に一緒だった米田と再会する。米田は同じ高校の定時制に通っていた。小学生の頃、彼の父親が夜間街灯調査員をしていると聞き、蒼はそれになりたいと思っている。 蒼は米田の助けがしたくて超弱小野球部に入る。活動するうちに他の部員や女友達に、米田のことが好きだと勘違いされる。 蒼は、仲良くしてくれた冬子に、一人が好きなことを正直に伝える。理解ある良き母親でいたがる母にイラついていたが、ある日、母が乳がんであることが分かる。 地元ローカル番組に取り上げられた米田の放送を見て、米田が小さい頃に小児がんだったことが分かり、ショックを受ける。 蒼が3年になった夏の大会、米田がエースの創生高校は10数年勝っていなかったが、西川高校についに競り勝つ。 友達の助言もあり、何がやりたいか分からなくなっていた蒼は、夜景研究をしている大学に行こうと決め、必死の勉強で合格を勝ち取る。そこには米田の支えがあった。
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夜間街光調査官って自分も途中まで本気で実在する職業だと思ってました笑 灯ってタイトルは、目に見える物理的な灯ではなく、米田の存在そのものだったのかなと感じました。 蒼を確かに照らして支えになってくれた、道標となってくれた米田って良い奴やなと思いました! 蒼の1人が好きというところも含め、価値観にめっちゃ共感出来ました! あと地元が本に出てくるのも嬉しかった笑
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