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同じ言語を話し、もともとは同じ国だった隣人。 韓国側からの目線で、北朝鮮の人々との交流を描いている。北朝鮮という国の不気味さと人々の暮らしの素朴さが際立っていた。
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近くて遠い北朝鮮、それは韓国にとってもそうなんだなーと知る。 飢餓に苦しむ北の子どもたちを救いたい、という思いで栄養の専門家になって29歳にその軍事境界線に位置する経済特区「開城工業団地」で事業をする給食業者に雇われ、班長として1年弱、北朝鮮の人びととともに働いた記録。 彼女が書かれているように、そこでの人々が北朝鮮の人びとを代表するわけでもなく、実際は仕事を持つこともできる富裕層であったりする、というようなことも書かれていましたが、 たくさんの違いと、時に共感できることの発見、そして自由がないことに心を痛める著者の思いが、そこで出会った人々とのエピソードの中に散りばめられている。
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南北融和時代に北朝鮮側に設立された工業団地内(現在は閉鎖)の食堂でマネジャー(栄養士)として働いていた韓国人女性による「お仕事エッセイ」。毎日、北の人々と同じ職場で働くという稀有な経験は、語り継ぐべき貴重な記録だと思う。 先日観たドキュメンタリー映画「ビヨンド・ユートピア」のおば...
南北融和時代に北朝鮮側に設立された工業団地内(現在は閉鎖)の食堂でマネジャー(栄養士)として働いていた韓国人女性による「お仕事エッセイ」。毎日、北の人々と同じ職場で働くという稀有な経験は、語り継ぐべき貴重な記録だと思う。 先日観たドキュメンタリー映画「ビヨンド・ユートピア」のおばあちゃんと同様、北の人々が完全に思考をコントロールされてしまっているのが、度を越していて悲しくなってしまう。 そもそも第二次世界大戦の終戦処理で南北に分断された経緯があるのだから、関わった国々は統一を支援する義務があるのでは、と思ってしまう。これだけ長い時間が経ってしまうと、そんなきれいごとでは済まないんだろうね。それもまた悲しい。
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