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北朝鮮に出勤します 開城工業団地で働いた一年間
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北朝鮮に出勤します 開城工業団地で働いた一年間

キム・ミンジュ(著者), 岡裕美(訳者)

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北朝鮮に出勤します 開城工業団地で働いた一年間

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新泉社
発売年月日 2024/08/06
JAN 9784787724007

北朝鮮に出勤します

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商品レビュー

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2024/10/24

南北経済協力事業として開発された開城工業団地。韓国から軍事境界線を超えて勤務し週末のみ韓国に戻る生活をして韓国人栄養士。北朝鮮の人々との交流と監視社会の現実。時に自家製キムチを持ち寄ったり打ち解ける場面もあるが、北朝鮮の核実験を機に事業は突然打ち切られてしまう。 北朝鮮の厳しい体...

南北経済協力事業として開発された開城工業団地。韓国から軍事境界線を超えて勤務し週末のみ韓国に戻る生活をして韓国人栄養士。北朝鮮の人々との交流と監視社会の現実。時に自家製キムチを持ち寄ったり打ち解ける場面もあるが、北朝鮮の核実験を機に事業は突然打ち切られてしまう。 北朝鮮の厳しい体制と少しだが心を通じ合う一般の人々。統一への道は険しいが本書には少しばかりの希望がある。

Posted by ブクログ

2024/10/19

本屋で見かけて、そのタイトルと帯に惹かれてジャンピング購入。昨年『金正日の誕生日』というバンドデシネを読んだ時、アジアに住む身として韓国と北朝鮮のことを何も知らなかったことに愕然としたことを思い出した。 韓国人女性である著者・キムさんは毎週ソウルからバスで軍事境界線を越え...

本屋で見かけて、そのタイトルと帯に惹かれてジャンピング購入。昨年『金正日の誕生日』というバンドデシネを読んだ時、アジアに住む身として韓国と北朝鮮のことを何も知らなかったことに愕然としたことを思い出した。 韓国人女性である著者・キムさんは毎週ソウルからバスで軍事境界線を越えて北朝鮮に出勤し、南北経済協力事業で北朝鮮に造成された開城(ケソン)工業団地で、北の従業員の方と共に栄養士として働く。そこでの日常を綴ったエッセイ/ノンフィクション。 「南から見る北」という構図を実は個人的に初めて知ったことに読みながら気づいた。国家という括り見ると日本人には到底理解できない南北の関係性だが、作中で出てくるキムさんと北の個々人のエピソードを見てると、国という膜で見えない繋がりってあるよな、、と感動と悲しみが同時に来た。 例えば北朝鮮には、一人では絶対に南の人と同じ空間にいてはならないという決まりがあるらしい。エレベーター内でもそれは同じ。そんな風に「ルール」はあるものの「ポリシー」はそう限らない場合があり、時に1対1で話すと南に関してとても興味を持って質問してくれたりする。ちょうどオリンピックシーズンに読んだこともあり、あぁ何故このような個々の繋がりのように、国家同士もうまくワークしないのだとなんとも言えない気持ちになった。 もっと丁寧な別れ方であってほしいと思った。別れたりせず互いに行き来しながら、どんな暮らしをしているか、どうやって歳を重ねていくか、子どもがどれだけ大きくなったかを見ることができればよかったのに。 旅先で読んだのもあり、経済格差の問題も強く感じた。話が逸れるが旅先は平均年収が日本の約1/10の国であり、それはつまり我々が「安い!」と言いながら300円払って買ったコーラや子供服は、現地人にとって3,000円の価値に換算される。本書曰く北と南も似たような格差があり、仕事中に南からのフルーツや日用品の差し入れに喜び、けれど決してその場で消費することなく、貧しい生活を強いられている家族に持ち帰る母親。他国を知って自国を知るとはホントこの事で、比較は良くないと分かりつつも、中を疑って外を知ることは重要であると再認識した。

Posted by ブクログ

2024/10/14

同じ国でも時代が数十年違うだけで、同じ時代でも隣の国に生まれただけで、こんなにも異なる人生を歩むことになる。 ものごとを考えられるだけの情報にアクセスできる自由さ。それがないことの恐ろしさ。

Posted by ブクログ

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