1,800円以上の注文で送料無料

メトーデ 健康監視国家
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

メトーデ 健康監視国家

ユーリ・ツェー(著者), 浅井晶子(訳者)

追加する に追加する

メトーデ 健康監視国家

定価 ¥2,640

2,255 定価より385円(14%)おトク

獲得ポイント20P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2024/07/24
JAN 9784309209104

メトーデ 健康監視国家

¥2,255

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

健康であることが個人の権利ではなく義務となった超健康管理監視社会「メトーデ」で弟の事件をきっかけに転落していく女の物語。 弟の起こした事件の真相がだいぶ早い段階で予想がつく程度のカラクリ、さらにメトーデがどれほど大衆の生活に国家宗教レベルで根付いているのかの描写が少なかったせいで、あまり世界観に没頭できなかった。そのままストレートバッドエンドな展開かと思わせておいてのひねりの効いたバッドエンドは良かった。翻訳小説ならではの読みづらさがある。

Posted by ブクログ

2024/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

体にチップを埋め込まれ医療は充実しているが健康であることを強要される社会. 弟モーリッツの追い込まれた自殺によってショックから立ち直れないミーアは当局から目をつけられ,どんどん体制権力によって存在を否定されていく.そのプロレスが怖い.

Posted by ブクログ

2024/08/05

2009年ドイツ発刊のSF小説の翻訳本。 コロナ禍で部分的に表面化した問題点として、社会は年々健康至上主義的に変化している。その究極的な仕組みの中で“健康”とは市民の権利ではなく、人間としての義務にすり替わり、健康違反者は犯罪者として扱われる。 医者・医療が時に警察や裁判官のよ...

2009年ドイツ発刊のSF小説の翻訳本。 コロナ禍で部分的に表面化した問題点として、社会は年々健康至上主義的に変化している。その究極的な仕組みの中で“健康”とは市民の権利ではなく、人間としての義務にすり替わり、健康違反者は犯罪者として扱われる。 医者・医療が時に警察や裁判官のように描かれるのは現実世界でも存在するシーンでもあり、“医療の警察化”作品中では皮肉的に描いているように見えた。 また、宗教を失って、神の地位を健康と科学が占めた世界(現代が益々それに近付いているが)では、健康や科学に反したり、説明できない事項は非理性人として社会から隔離される。 「私の身体」は“私のもの”なのか“国家のもの”なのか。自分に関する様々な情報が国家に管理される管理社会への警鐘。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品