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ひとりでカラカサさしてゆく 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/06/26 |
JAN | 9784101339306 |
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ひとりでカラカサさしてゆく
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商品レビュー
3.8
23件のお客様レビュー
80代の男女3名が猟銃自殺した。 老衰でも病死でもない意図的な死。 普通なら悲愴感に包まれる展開なのに、予想に反して穏やかに物語は進む。 読みながら思ったのは「死にゆく者の胸の内と、遺された側の思いは少しも交わらない」ということ。 置いていかれた方は、後悔したり寂しく感じたりいろ...
80代の男女3名が猟銃自殺した。 老衰でも病死でもない意図的な死。 普通なら悲愴感に包まれる展開なのに、予想に反して穏やかに物語は進む。 読みながら思ったのは「死にゆく者の胸の内と、遺された側の思いは少しも交わらない」ということ。 置いていかれた方は、後悔したり寂しく感じたりいろんな思いが溢れるだろう。 じゃあ反対に、先に逝った人はどんな気持ちなのだろう。 どれだけ想像したところで分かるはずがない。 黙って逝った、という事実しかない。 ホント、永遠の謎になってしまったな。
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結局最後まで「なぜ?」の思いが消えなかった。すべてを詳らかにする必要はないけれど、どうしても思いが届かない、いまだに僕は、もどかしさの最中にある。 タイトルから受けた印象は、しなやかに、軽やかに浮世を闊歩してゆくイメージだった…のに。一筋縄ではいかない人生の一方の端と、その向こう...
結局最後まで「なぜ?」の思いが消えなかった。すべてを詳らかにする必要はないけれど、どうしても思いが届かない、いまだに僕は、もどかしさの最中にある。 タイトルから受けた印象は、しなやかに、軽やかに浮世を闊歩してゆくイメージだった…のに。一筋縄ではいかない人生の一方の端と、その向こう側。もう一方の端の、こちら側。僕自身は、どの辺に立っているのかな。 多くのことを諦め続ける人生、ひと言、自業自得で括られて、多くを望まない生き方に、すっかり慣れてしまった。それはそれで不満も不都合もないけれど、もしかしたら、なんて思うことも、ないわけではない。嫉妬したり嘆いたり、後悔だって日常茶飯事。それでもどうにか生きている。不満はないけれど満足もしていない、つまり、そういうことかな、きっと人生とは、そういうものなのだろう。 それゆえに、この物語の中で目の当たりにした、ある決断には、僕自身理解の及ばない点もあるけれど、人生の深みに思いを馳せるきっかけになった。彼らの決断は、あくまでも自分らしく、そんな生きかたを貫いた結果なのだろう。そう考えると、それはそれで、ひとつの希望だと思った。読者の立場としては、残された側の人生を“これから”として生きてゆく。その傍には、きっと、この物語の存在があるのだろう。 文庫本の帯に上白石萌音さん、彼女が解説の筆を執ったとのこと。それを見つけたのが、この物語との出会いだった。彼女の文章も、これまた味わい深く、言葉を知っている人の文章だな、と思った。萌音さんの文章、もっと読んでみたいな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生きて行くって いろいろな形があってもいいんだ… 誰かが 亡くなって心にぽっかり穴が空いたみたいって表現があるけど その穴は亡くなってしまった人との思い出(良いことも、悪いことも)と日常のバタバタした毎日で 埋まっていくんだなぁと おもいました。 幸せだったんですね きっと
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