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城崎にて 四篇
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城崎にて 四篇

アンソロジー(著者), 森見登美彦(著者), 円居挽(著者), あをにまる(著者), 草香去来(著者)

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城崎にて 四篇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆imasu
発売年月日 2024/06/06
JAN 9784909868145

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商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

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2025/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず劈頭を飾るあをにまる氏が良かった。 氏の作品を読むのは初めてだったが、いかにもデジタルネイティヴ然としたプロフィールには似つかわしくない古典的な手法がまた読み易く。 新型コロナ狂騒曲を絡めるセンス然り、また奈良駅前の行基像を持ち出して、ちゃんと顔がくしゃくしゃの下りまでトレースしてオマージュに転化している点も憎い。 続く円居挽氏は僭越ながらまあ可もなく不可もなく、らしいと言えばらしいが、軽い、深くはない。 草香去来氏は本業が編集者でこの企画の仕掛け人とのことだが、なかなかどうして文筆家としての実力も確かなよう。 堂々掉尾にお出ましになる森見登美彦氏はさすが、幻想小説風の味付けを巧みに絡めながら、一段上の読み応えを備える作品を生み出している。 志賀直哉によるオリジナル作の雰囲気を不思議なことにほんのりと漂わせつつ、4人組が実際に経験した珍道中のエッセンスが各所にまぶされ、まさしくこれもまた新たな一つの「城崎にて」。 個人的に城崎温泉は馴染み深い地で、各作品を読んで様々な実景や色々な人の顔が頭に浮かびはしたが、ではこれらの舞台が城崎温泉である必然性はあったのか? と問うてみた場合、果たしてどうだろう…と感じざるを得なかった。 城崎というロケーションが包含する個性をより効果的に活かして仕上げる余地はそれぞれあったのではないかな…というのが素直な感想であり、できれば一泊二日ごときのプチ体験でなく、じっくり温泉街を味わいその特異性を知悉してから執筆されたらもっとフックが増したのではないかな…と物足りなさが残る。 他、気になったのは、本筋とは関係ない言葉遣いの部分色々。 当然、志賀直哉に言及する箇所は幾つも出てくるわけだが、オリジナル作品名はすべて「城崎にて」という表記。 もちろん正しくは「城の崎にて」であるはずだが、これはいかに? いくら実際の地名が城崎とはいえ、ここは勝手に修正を加えるべきところではないと思うのだが…。 さらに、"ひと段落"であったり、挙句の果ては"栄光盛衰"なんて言葉が出てきて(どうやったらこんな変換ミスが起こるのか?)、話の筋以上に気になったのが実にもったいない、と思う私の感覚は古いのだろうか…?

Posted by ブクログ

2025/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文フリ2025大阪にて購入。城崎には冬になれば遊びに行ったり行かなかったりするくらいには馴染みがあるため、「ああ、あそこか」ととても楽しめた。 森見登美彦さん以外は今回初めて読んだが四篇とも実にユカイな旅行だったためか、とてもユーモラスで楽しいお話だった。 帯の「あの名篇を超克せんとす」の煽り文句で、志賀直哉先生を思い肩肘張るかもしれないが、城崎旅行の道すがらでも十分読めるような気軽な本だと思う。志賀先生の「城崎にて」は一人旅に、この本は何人かで旅行へ行くときに。 今回初めて読んだ方の中ではあをにまるさんがとても面白いと思った。 山中での絶望的迷子、「キー」と鳴いて去ってゆく猿と吹雪、あれなんか既視感があるぞと思えば「山蟹屋」ときた。もう言い逃れは出来ないぞと思えば、「どなたもどうぞお泊まりください。決してご遠慮はいりません」ときた。もうここからは知ってる展開だ、と楽しくなってきたところで"感染症対策"が出てくるのがやってくれたな感があってずっとニヤニヤしながら読みおえた。基本的にはよく知っている流れなので、最後にもう一癖を求めてしまったがそれなりにオチのついた話だった。

Posted by ブクログ

2025/08/30

"あをにまる"、"円居挽"、"草香去来"、"森見登美彦"の奈良にゆかりの4名の作家が、城崎温泉をテーマに描いた小説をまとめた短編集。 それぞれの面白さがあり、とても良かった。 ...

"あをにまる"、"円居挽"、"草香去来"、"森見登美彦"の奈良にゆかりの4名の作家が、城崎温泉をテーマに描いた小説をまとめた短編集。 それぞれの面白さがあり、とても良かった。 一番面白かったのは、第一話の"あをにまる"さんの小説だった。「注文の多い料理店」の上手なパロディで良かった。第三話の"草香去来"さんのパンダがいる動物園も良かった。第四話の"森見登美彦"さんのは身内ネタに走りすぎた感じはあるが良かった。第ニ話の"円居挽"さんのだけ登場人物に魅力がなく辟易したが他の作家さんのが面白かったので総合評価で星3。 城崎温泉に行くにはまず山手線にはねられなければと思っていたが、わたしも大和八木駅前の焼き鳥屋さんで食事してから、"川口屋城崎リバーサイドホテル"に泊まり、カニ料理のフルコースを楽しんだあと、温泉寺と城崎文芸館を訪問する旅行をしてみたい。

Posted by ブクログ