1,800円以上の注文で送料無料

城崎にて 四篇 の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/13

おじさんも入っているけど、「まぁ、若手奈良組」のコミカルもの 先日読んだ万城目さんは「や~っパリ、合わない」読後だった。 もう、だめか‥と思って本棚で見つけた「文豪ものテイストの」の一冊。 やっぱ、苦手のモリミ―が入っている。。。。。 でもくせを味わうのも一計かと読んだら、あ~...

おじさんも入っているけど、「まぁ、若手奈良組」のコミカルもの 先日読んだ万城目さんは「や~っパリ、合わない」読後だった。 もう、だめか‥と思って本棚で見つけた「文豪ものテイストの」の一冊。 やっぱ、苦手のモリミ―が入っている。。。。。 でもくせを味わうのも一計かと読んだら、あ~ら、面白いやん♪ ここまで砕けていると、寝転んでげらげらの時間が熱い時に一番。 奈良=城崎と化しての人生ドラマ的結末もあり、ちゃんと着地も。 合わないはずの、モリミ―が一番面白かった。有馬乙彦、不惑四十郎、青丹丸さとしはいいとしてもニセ志賀直哉の神林叛骨は笑わせる・・・宮武外骨をおもいだしちゃった(一冊も読んだことないけど) なんたって、こっくりさんにやられて、みな大鍋の中とはね。

Posted byブクログ

2024/09/12

城崎温泉に行った際に読もうと思って積読状態になっていた本書。先日やっと、読書旅行と称して城崎温泉に行ったのでそこで読了。その土地について書かれた本をその土地で読むのは没入度が違うと実感。

Posted byブクログ

2024/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こう書かれた後に森見登美彦さんを筆頭に、奈良県在住のお若い作家4人による城崎温泉を題材にした短編が並んでいます。 実は手に取るまで、作家の城崎温泉旅行記だと思っていましたが、全く違いました。 4人の作品をAmazonでうまく紹介されておられる子天狗さん紹介によればこんな感じです。 「大学生が編集し、大学生協によって出版費用が出される学生誌の編集長の座をかけて、城崎にて3人が競うのですが、主人公には秘めた思いがあって…」円居挽 「吹雪の中、城崎に行く路程で道に迷い、山奥でにっちもさっちもいかなくなったところ、目の前に旅館が表れて…」あをにまる 「大学卒業後、全くうだつがあがらず、無職で気まずい思いをしていた男性が、親族一同から借りた借金を踏み倒した鼻つまみ者の叔父から紹介された仕事をすることになったのだが…」草香去来 「(どことなくこの短編集の作家に似た)3人の作家と編集者が、城崎でカニをたらふく食った後、出来心で子供じみた遊びをしたら…」森見登美彦 もちろん、城崎温泉がテーマですが、隠れテーマとしてはやはり志賀直哉の存在がありました。 どの作品も面白く、とにかく短いのであっという間に読めました。私のようにどこにも行く予定のない夏を過ごされる方に、ぜひ楽しんでいただきたい作品です。

Posted byブクログ

2024/08/02

4作家の連作。 本の装画、装丁と文豪を意識した立派な蔵書。 城崎に志賀 直哉と蟹はさておき、こっくりさんにパンダって(笑) 奈良から城崎での宴会、さぞや妄想力が湧いてきたことだろう。また、こんな企画を是非とも!

Posted byブクログ

2024/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森見さん目当てで買った本。城崎、温泉、蟹、志賀直哉。4人の描き方はそれぞれで面白かった〜〜森見ワールドの定型を実感して良き。なかよきことはうつくしきことかな!

Posted byブクログ

2024/07/01

現代に蘇った文芸同人誌。 登美彦氏的には『白樺』ごっこらしい。 うーん… そこまでもいかないかな。 作家それぞれの力量がバラバラすぎて。 登美彦作品は往年のダメ人間讃歌が垣間見えて嬉しかった。なんだよ、カニの怨霊って(笑)

Posted byブクログ

2024/06/08

あをにまる『城崎にて』 城崎に行ってなお、奈良節が健在で非常に面白かったです。読んでいると城崎が故郷のようなきがしてきます(行ったことないですが)。 途中で、お!あれだぞ!と気づいてニヤニヤしながら読みました。どうやったらこの話を思いつくんだろう…… 城崎はもはや奈良領ですね✨ ...

あをにまる『城崎にて』 城崎に行ってなお、奈良節が健在で非常に面白かったです。読んでいると城崎が故郷のようなきがしてきます(行ったことないですが)。 途中で、お!あれだぞ!と気づいてニヤニヤしながら読みました。どうやったらこの話を思いつくんだろう…… 城崎はもはや奈良領ですね✨ 円居挽『城崎にて』 とにかくゆで卵が食べたくなりました。 私は固ゆで派です みたいな事を考えながら読んでいたら、若者の人間関係が複雑に入り込んできて読み終わった瞬間、「小説やった!」と思いました。もちろんよい意味でです。ちなみに、他の三篇も小説です。 草香去来『城崎にて』 なんともシュールな話でした! でも、この話が1番城崎に入り込んでますね。他の三篇がカニに支配されているのに対してカニにあらがっている感じがしました。カニにあらがった結果こうなったのかしら? 森見登美彦『城崎にて』 ⬆と違い、カニに支配されにされていました。きっと、とても美味しかったんでしょうね!ツイッターで青丹丸さとし、とか、有馬乙彦とかなんだろうと思っていましたがついに謎が解けました!なんとなく現実味があるようなないような設定のせいで虚構と現実が曖昧な感覚が…… 森見さん目当てで読む人が多いんじゃないかと思いますが、四篇それぞれ城崎の描き方が違うのでぜひ全部読んで欲しいです。ちなみに私はあをにまるさんの大ファンですので、皆さんにあをにまるさんを知っていただける素晴らしい機会だと思っております!!

Posted byブクログ