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海を破る者
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海を破る者

今村翔吾(著者)

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海を破る者

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/05/24
JAN 9784163918457

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商品レビュー

3.9

88件のお客様レビュー

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2026/07/12

今村翔吾さんの『海を破る者』を読んだ。現代の感覚で読めば気持ちがとても良くわかるし共感できるのだけれど、果たしてあの時代とかの状況にあって、同じような心境になり得るのだろうかと思うとやはりリアリティに欠ける気がしてならない。そんな思いで河野通有のWikiを読んで思わずニヤリ。ふふ...

今村翔吾さんの『海を破る者』を読んだ。現代の感覚で読めば気持ちがとても良くわかるし共感できるのだけれど、果たしてあの時代とかの状況にあって、同じような心境になり得るのだろうかと思うとやはりリアリティに欠ける気がしてならない。そんな思いで河野通有のWikiを読んで思わずニヤリ。ふふ!

Posted by ブクログ

2026/07/10

「人はなぜ争うのか。」という普遍的な問いを壮大な物語で問いかけてくれます。 六郎が「人は分からないものに恐怖する」と気づいていく過程が、本当に印象的だった。相手を知ろうとすること、相手の立場で考えること。それだけで避けられる争いは、きっとたくさんあるのだと思う。今村先生の描き方...

「人はなぜ争うのか。」という普遍的な問いを壮大な物語で問いかけてくれます。 六郎が「人は分からないものに恐怖する」と気づいていく過程が、本当に印象的だった。相手を知ろうとすること、相手の立場で考えること。それだけで避けられる争いは、きっとたくさんあるのだと思う。今村先生の描き方が見事で、河野家や藩、委長、大祝家が六郎に感化されていく様子が感動的だった。 一方で、この作品は決して理想論では終わらず、圧倒的な敵意を前にすれば、きれいごとだけでは大切なものを守れない。その六郎のジレンマにも強く共感できた。 理解することと、守ること。その両方を抱えながら生きる人間の難しさと美しさを描いた作品だったように思う。 理解すること、許すことは結局、最後は自分の中にある怨嗟を鎮めて自らを救う事になるんだな。

Posted by ブクログ

2026/06/05

先代の骨肉の戦いを余儀なくされ領地も地位も貧疎になった当主六郎は昔の伊予名門に返り咲く為に漁師になり船を持ち一族をまとめ始めた。仲違いから争いで家督争いが始まったが、要因は親族間での「思い違い」だったことだ。ある日、奴隷として売られて来た2人(ロシアの娘と韓国の男)からの世界の情...

先代の骨肉の戦いを余儀なくされ領地も地位も貧疎になった当主六郎は昔の伊予名門に返り咲く為に漁師になり船を持ち一族をまとめ始めた。仲違いから争いで家督争いが始まったが、要因は親族間での「思い違い」だったことだ。ある日、奴隷として売られて来た2人(ロシアの娘と韓国の男)からの世界の情勢を知り、まだ見ぬ世界に興味を持った。人は何故闘うのかと。大群の元軍との戦いでは、元軍の4千隻もの船が「野分」(台風)によって破壊し攻撃の難を逃れた。その後の六郎の行動が意外だった。人は何故戦いをするのか、いつまで、どこまでやれば戦いが治るのかを解いていたのだ。何も知らずに闘う自分(人)の愚かさを悔いていたのかもしれない。 本書で気になった言葉は、「人は何一つ身につけず生まれてくるが、多くの偏見やが我執を身につけて悪辣へと変貌していく」「人は人が故に、時に人を人と思わぬ時がある。だがそれを是とすれば人は人でなくなる」「人の愚かさの骨頂たるこの戦い」「人は受け入れ難いものを恐れ、理解しやすい道理を勝手に作り上げる生き物である」

Posted by ブクログ

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