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海を破る者 の商品レビュー

3.8

41件のお客様レビュー

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2024/09/14

作風に馴染んだのか飽きたのかまだ不明ですが、想像の範疇で物事が起きて退屈ではあったが歴史の教科書よりは100倍良い。

Posted byブクログ

2024/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

承久の乱で公家に味方し没落した伊予水軍、河野道有を主人公にした話 元寇、弘安の役で活躍 自家の惣領争いと、元寇と、自家に流れ着いた高麗人、ウクライナ人との交流を混ぜながら、なぜ人は争いあうのか、なせ人は分かり合うこともできるのか、を書いていく話 大河小説というよりも人間小説であって、なかなかよい話

Posted byブクログ

2024/09/05

感想 筆者は伊予の河野氏に焦点を当てるなんて相当マニアックだな。信長の野望でも相当弱い部類だ。 しかも、鎌倉時代の御家人なんだ。長く細く生き残った家なのね。 どうやって構想を練ったのか?一遍からかな?河野氏からかな? また知ることがなかった歴史の1ページを見れたようで楽しく...

感想 筆者は伊予の河野氏に焦点を当てるなんて相当マニアックだな。信長の野望でも相当弱い部類だ。 しかも、鎌倉時代の御家人なんだ。長く細く生き残った家なのね。 どうやって構想を練ったのか?一遍からかな?河野氏からかな? また知ることがなかった歴史の1ページを見れたようで楽しく読めた。 あらすじ 時は鎌倉。元が九州に襲来する頃、伊予の河野六郎通有は家を建て直すべく、市の開催や海賊の取り締まりをしていた。 自分の知らない土地に興味があった六郎は奴隷として売買されていた繁という高麗人の男と金髪青目の令那を迎え入れる。 六郎は、日本各地の様子について叔父の息子で僧である一遍から定期的に情報を仕入れていた。 時は経ち、元の再襲来が予想される。令那と繁は国に馴染みつつあった。祭りの際に令那が地元民と踊るのを見て、人種を超えた交流に感銘した一遍は、空也上人を真似て、念仏踊りをしようと思いつく。 その後、鎌倉からの通達があり、元の襲来に向けて、博多に向かう。博多では令那を連れたことで東西の陣に入れなかったが、少弐資能が河野家を引き取ってくれ、兵力5百の独立した陣を立てる。 志賀島の戦いでは河野家は海上の先鋒を務め、敵の撃退に貢献する。しかし、叔父を亡くす。 六郎は、令那と繁を平戸の戦いの前に元の国へ帰れるように逃す。 元はさらに平戸から大軍が迫ってきたが、台風がやってきて、大船団を悉く壊滅させる。六郎は、台風の被害にあった元のものたちを助けて幕府より目を付けられる。

Posted byブクログ

2024/09/04

いい場面もあるんだけど、どうしても設定に無理があって、なかなか物語に入り込めなかった。いや、基本は流石の面白さなんだけど、そこに落とさないでよ、それは無理あるってっていう感。

Posted byブクログ

2024/09/01

鎌倉時代に起こった元寇が物語の中心です。 今村翔吾さんの小説は、やっぱり熱かった。 登場人物にキエフ人(今のウクライナ人)が出てくることから、現代に通じる話でした。

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2024/08/31

六郎の熱き思い、人を重んじる姿勢 そして、家族仲間を護る歴史小説 大人になったから理解できた事あり面白い

Posted byブクログ

2024/08/27

歴史小説に開眼した(かも)! 元寇でも、色々な国の人が沢山亡くなった。戦争は本当に愚かなこと。国を暴走させないために、9条は守らねば!

Posted byブクログ

2024/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史の授業で必ず習う「元寇」。鎌倉中期の日本を襲った二度の蒙古襲来。授業では割と軽く「海戦に不慣れな元の船団が台風によって壊滅的被害を被り日本の勝利に終わった」くらいの説明だったような。 文永の役、弘安の役。 蒙古帝国は一度たりとも侵略をあきらめたことがないという。その源流を汲む元が日ノ本を襲う。本当に「神風」が吹いたのか。台風だけで元が撤退したのか。今まで深く考えもしなかった「元寇」についてとても興味深く読んだ。 対馬、壱岐を抑えながらなぜ元は敗れたのか。 弘安の役に出陣した没落御家人河野家棟梁六郎の闘い。 異国から売られてきた玲那と繁との付き合いの中で六郎が知ったこと、固めていった思い。 鷹島での迎撃。五十万の江南軍を迎え撃つ鎮西郡三万騎の戦い。この時期に来る野分(のわき)を予想し、江南軍をあえて小島に上陸させるという軍略。 「ここが抜かれれば、日ノ本は終わりだ」という不退転の決意。 思いもよらなかったラストの展開。六郎がみつけた己の生きざまに胸を打たれる。

Posted byブクログ

2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦争の中でも、人の心を無くす人ばかりではないと信じたい、と、思える話。無くす人である方が生きやすいのが残念なところなのだけれど…。

Posted byブクログ

2024/08/19

さすが今村翔吾さんだと思った。主人公河野六郎通有は、奴隷となっていた令那と繁を買い取り、当時の人たちなら怖がったりすることも当たり前だと思うのに異例の買い取りをしたり、蒙古人や、高麗人などを命令に逆らってでも救い、今村翔吾さんらしい人物像だなと思います。新しい新刊、駒井重勝の本も...

さすが今村翔吾さんだと思った。主人公河野六郎通有は、奴隷となっていた令那と繁を買い取り、当時の人たちなら怖がったりすることも当たり前だと思うのに異例の買い取りをしたり、蒙古人や、高麗人などを命令に逆らってでも救い、今村翔吾さんらしい人物像だなと思います。新しい新刊、駒井重勝の本も楽しみにしています!【小6】

Posted byブクログ