商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/24 |
JAN | 9784163918457 |
- 書籍
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海を破る者
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海を破る者
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商品レビュー
3.9
46件のお客様レビュー
承久の乱で上皇側につき、伊予国の領地を失い没落した河野家に生まれた六郎通有。 2度目の元寇弘安の乱で水軍を率い敵軍の撃退に手柄を立て、褒賞として領地を回復、同家中興の祖ともなった。 本書で描かれる忖度せず筋を通す六郎の姿は魅力的だが、令那などの外国人との交流を通して得た国際感...
承久の乱で上皇側につき、伊予国の領地を失い没落した河野家に生まれた六郎通有。 2度目の元寇弘安の乱で水軍を率い敵軍の撃退に手柄を立て、褒賞として領地を回復、同家中興の祖ともなった。 本書で描かれる忖度せず筋を通す六郎の姿は魅力的だが、令那などの外国人との交流を通して得た国際感覚というか人間観の持ち主という設定はいかにも現代的。 圧倒的多数の侵略軍に対して当時の武士たちが抱いた危機感や、野分により危機を脱した安堵感が胸に迫る。
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伊予の国、河野六郎通有のいかにも海の男というおおらかな生き様が見事。元寇に立ち向かう御家人の気概有名な竹崎季長の変わり者ぶりも面白い。 ロシアからの奴隷だった令那や高麗の奴隷の繁の存在が新しい世界を見せている。
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時は元寇。主人公は河野六郎通有。 誰?である。 私が読んだ今村作品の中で最も人と人との繋がりをじわりじわりと熱く描いた作品ではなかろうか。時勢柄最も読まれるべき時代小説の1冊であることに間違いはあるまい。 個人的に村上甚助がイチオシ!
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