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勇気論
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勇気論

内田樹(著者)

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勇気論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/05/22
JAN 9784334102890

勇気論

¥880

商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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2025/09/21

「連帯を求めて孤立を恐れず」 孤立に耐える!恐れない! 勇気がある人になりたいと思う。 「だまされることも一つの悪である」69ページ 伊丹万作の言葉が長く引用されていたが非常に印象に残った。厳しい言葉だと思うが、なるほどと思う。 「だまされるということはもちろん知識の不足か...

「連帯を求めて孤立を恐れず」 孤立に耐える!恐れない! 勇気がある人になりたいと思う。 「だまされることも一つの悪である」69ページ 伊丹万作の言葉が長く引用されていたが非常に印象に残った。厳しい言葉だと思うが、なるほどと思う。 「だまされるということはもちろん知識の不足からもくるが、半分は信念すなわち意志の薄弱からくるのである。」(伊丹万作) 被害者の立場に自分を置いたところで役はない。「人を見る目を養う」。生きていく上でとても大事なことだと思う。

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2025/03/25

今の日本に足りないものは『勇気』から始まる知的大喜利。勇気は孤立を耐える力がなぜ後退したのか?少年ジャンプのせい、少年ジャンプが物語の基本を『友情・努力・勝利』を流布させたせい。『勇気・正直・親切』から展開する九つ話を展開する。日本だけでなく、世界中で暴力が猖獗をきわめてるのは理...

今の日本に足りないものは『勇気』から始まる知的大喜利。勇気は孤立を耐える力がなぜ後退したのか?少年ジャンプのせい、少年ジャンプが物語の基本を『友情・努力・勝利』を流布させたせい。『勇気・正直・親切』から展開する九つ話を展開する。日本だけでなく、世界中で暴力が猖獗をきわめてるのは理解も共感もできない他者を前にした時の不快に耐えられない弱さが蔓延してある。それこそ他者の他者性に耐えられないとは孤立に耐えられないのと同じ。他者との断絶を初期設定としてコミュニケーションの橋を架ける、孤立に耐えられるのはいつか他者との連帯できると信じて行くこと。それが成就する日まで生き延びため『勇気』が必要だと言う事。

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2025/03/13

往復書簡という形式がなんか読みやすかったです。毎回最初に返事が遅くなってごめんなさいと言っていろいろ言い訳をするのが人間臭くて、そんな話が挟まるからこそ、頭休めしながら一気に読めました。 内田樹さんの本は何冊か読んだことがあるので、惻隠の心や身銭を切る話は読んだことがありました...

往復書簡という形式がなんか読みやすかったです。毎回最初に返事が遅くなってごめんなさいと言っていろいろ言い訳をするのが人間臭くて、そんな話が挟まるからこそ、頭休めしながら一気に読めました。 内田樹さんの本は何冊か読んだことがあるので、惻隠の心や身銭を切る話は読んだことがありましたが、勇気から繋がるとは思ってもみなくて、何でもつながるもんやなー、何て思いました。 内田樹さんの何かの本で思いつくまま話すのがいいと言っていますが、この本もまさに思いつくまま話してる感じでした。それでも話はまとまると信じて書き切っていくのはもう才能ですね。 本の中で話す前に定義を決めるのではなく、話終わった後に共通のものを見て定義を決めるのだと言っていたのは、まさに共通了解を作ることそのものだと思いました。共通了解は他者と作るのもかと思っていたら、なんと自己完結することもあるんですね。 最近読んだ「客観性の落とし穴」の本で、体験からくるまだ言葉にできないことに向き合う話がすごく頭に残っていたのですが、この本でも「自分のヴォイス」という表現で同じようなことを言っていましたのも印象的でした。 言い淀んだり、黙り込んだり、同じ話を繰り返したり、、、はっきり語れないけど語ろうとする「自分のヴォイス」に向き合えるようになること。それが正直に生きること。と言われると、自分に正直に、また相手にも正直に生きてもらうために、言い淀む時間もしっかり取るようにしたいですね。 モヤモヤもたまには頑張って話してみようかなって気になりました。 もう一つ、印象に残ったのは、いるべき時にいるべき場所にいる話。頭で考えたら導けないことはたくさんあるので、なんか感じることを大事にする。都会のような大きな音が聞こえるところでは声を拾わないようになることは人間の特性。だから、声の小さいところにいて感覚を鍛えることも意識的にした方がいい。自然の中に行くとか。その感覚が鍛えられると、いるべき時にいるべき場所にいれる。 最後信じるのは感覚だ! 分からないこととどうしようもないことに直面して、でもやらなきゃいけない時にはもう感覚に頼るしかないですよね。 平時と有事で使い分けなのかもですが、常に平時じゃないので、有事に備えて感覚鍛えとかなきゃですね。 こういう時に思い出されるのはモンゴルの遊牧民。平時でも鍛えてるからつよい!そう思うと日常でも感覚で判断することを増やしていってもいいかもと思いますね。ビジネスと相性悪いのかもですが

Posted by ブクログ