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勇気論
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勇気論

内田樹(著者)

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勇気論

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/05/22
JAN 9784334102890

商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

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2026/03/07

本書では、勇気とは?から始まり、勇気と正直と親切が深い関係にあると話が展開していきます。 勇気を持つ人とは、他者と繋がれないと諦めるのではなく、他者と繋がる事は簡単には出来ない事を認め、それでもいつかは繋がると信じて、諦めずに繋がるまでの孤独に耐える事の出来る人。 正直な人とは...

本書では、勇気とは?から始まり、勇気と正直と親切が深い関係にあると話が展開していきます。 勇気を持つ人とは、他者と繋がれないと諦めるのではなく、他者と繋がる事は簡単には出来ない事を認め、それでもいつかは繋がると信じて、諦めずに繋がるまでの孤独に耐える事の出来る人。 正直な人とは、自分の剥き出しの欲望ではなく自分の考えを客観的に注釈を付けられる正直さを持つ人。 親切な人とは、ほとんどの人が見逃してしまう他者が発するわずかなシグナルも聞き取る事ができる人。 勇気も正直も親切も我々が普段考えているような意味とは少し違う解釈かもしれません。 勇気があるから正直で親切で、正直だから勇気があり親切で、親切だから勇気があり正直でいられると言う、分かりやすい起点と終点があるようなものではありませんでしたが、この3つの徳目のぐるぐると回るような関係が人間の人間性に関わる重要な土台だと思いました。 筆者の本は分かりやすくどんどん読めてしまうのですが、後から本の内容について考えると、あれ?どんな事が書いてあったっけ?となり、考えながら読み重ねる事で自分なりの理解が深まるような気がします。

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2026/03/01

勇気論についてメールのやり取り形式で問答されている。ただ、勇気に特化した訳ではなく、正直や親切とはなにかと哲学になっていて著者の考え方が展開される。なかなか深い内容。 冒頭では勇気は孤独に耐えることと定義されている。自分を基準に正しいか正しくないか周りに流されない姿勢が勇気だと。...

勇気論についてメールのやり取り形式で問答されている。ただ、勇気に特化した訳ではなく、正直や親切とはなにかと哲学になっていて著者の考え方が展開される。なかなか深い内容。 冒頭では勇気は孤独に耐えることと定義されている。自分を基準に正しいか正しくないか周りに流されない姿勢が勇気だと。最近の漫画も仲間や友情のテーマが多く勇気、孤独を扱うものが少ないと。

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2026/02/19

この本の表紙に描かれているイラストが素朴で可愛らしい、読んでからまた見てみるとこの本で内田先生が述べていることだと気がつきます。 「勇気」という言葉から連想するのはやはり、“勇気りんりんるりの色〜”というメロディーライン、あの「少年探偵団」の主題歌です。先生と年代が近いので、私も...

この本の表紙に描かれているイラストが素朴で可愛らしい、読んでからまた見てみるとこの本で内田先生が述べていることだと気がつきます。 「勇気」という言葉から連想するのはやはり、“勇気りんりんるりの色〜”というメロディーライン、あの「少年探偵団」の主題歌です。先生と年代が近いので、私も先生と同じことを思い浮かべました。まずこの「勇気」という資質が現代日本に足りないものと述べています。 この本は編集者と先生の往復書簡をまとめたものなので、読み易い内容になっています。編集者の問いに対する先生の答えは、ああそうか、やっぱりそうなんだなあと一々腑に落ちたり、それでいいんだなあと安心したりします。 現代日本において「勇気、正直、親切」という徳目が顧みられなくなっていること、孤立することが極端に忌避されていることに焦点を当てて、文献などからそれぞれの言葉の意味や現象を探っています。 「最も重要なのはあなたの心と直感に従う勇気」とスティーブ・ジョブズの卒業式の式辞を引用しています。学校教育では「自分のヴォイスを見つける」ことが大切な目的の一つで、教育現場でよく言われる「大きな声でハッキリと」と言うことの実践とは正反対の「とても一言では言えないこと」つまり口ごもったり、言い淀んだりの方が大切だと知り、安心した訳です。 ヒーローは「いるべき時にそこにいる」。自分を呼ぶ声が聴こえる(ミッション)というような状況は、体験的に納得がいきます。 以前に読んだ「修行論」にもあったように危機回避能力を養うために感受性を磨き、考えなくても動く身体を作るやはり大事なことなんだと改めて思います。

Posted by ブクログ