商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/05/22 |
JAN | 9784334102890 |
- 書籍
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勇気論
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勇気論
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商品レビュー
4.1
11件のお客様レビュー
つまりは、勇気は孤立に耐えること、正直であることっていうのを1冊に渡って、内田氏自身の経験や対談を交えてつづっている… 私は議論や考えの整理の過程を楽しいってまだ思えないから、そっかぁなるほど…で終わってしまった。議論や経験を通した整理の過程が楽しいって考えが前提にあるのかなって...
つまりは、勇気は孤立に耐えること、正直であることっていうのを1冊に渡って、内田氏自身の経験や対談を交えてつづっている… 私は議論や考えの整理の過程を楽しいってまだ思えないから、そっかぁなるほど…で終わってしまった。議論や経験を通した整理の過程が楽しいって考えが前提にあるのかなって感じたが、結構私的な見解だよなっていうことを断言したりしてたので、議論しつつも自分なりの答えはもうあって柔軟に展開させるというわけでは無さそうだった。その断言も「天職というのは『呼ばれること』なのです」など抽象的…なものも。 あとがきに内田氏の言いたいことがギュッと詰まっていて、確かにそうだななるほどなとは思った。加えて、孤立に耐える力を日々の努力で身につけていきたいと勇気をもらえた。しかし、数ページ分の1冊の本にまで膨らませ、飛躍させるその過程を楽しめる程私は成熟していなかった。
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勇気とは孤立を恐れないことである。 それは自らに理がない時には敗けを認めることである。 まごまごしながらもテンプレに頼らずに自分の思考と言葉で表現し、平場の会話をしながらもそれをどう解釈すべきかの本音を見せることである。 そして、勇気を持つために、つまり、孤立に耐えて事を進める土...
勇気とは孤立を恐れないことである。 それは自らに理がない時には敗けを認めることである。 まごまごしながらもテンプレに頼らずに自分の思考と言葉で表現し、平場の会話をしながらもそれをどう解釈すべきかの本音を見せることである。 そして、勇気を持つために、つまり、孤立に耐えて事を進める土台となるべき自分の本性や天職を見つけるために、自分を呼ぶ僅かな声を聞き取る感性を磨かなければならない。それは全身で、五感をひとつなぎの情報とみなして受け入れることで磨かれる。それが磨かれれば、自分がいるべきでない時と場所を感じ、そこを避けることができるようになり、天下無敵の存在となれる。その結果、自分のいるべき時と場所を見つけられれば、そこでなら孤立に耐えることができるだろう。それが勇気である。 と、ここまで強く共感。 ただ、所々で説教臭く決めつけが強すぎる。 与党に国民が制裁を加えないのは勇気がないからではなく野党がだらしなさ過ぎることを感じ取っているからでは? 論理国語を反知性主義のたまものだとボロクソに批判しているが、これまでの「文学」(著者が必要とする)を用いた教育が規約もルールも解読できない若者を作ってしまったことが論理国語を必要とすることの前提に存在しているものであって、批判すべきはこれまでの文学教育の情けなさでは? とか。 あと、最後に、勇気は永遠の孤独に耐えることを前提とするものではなく、他者から手を差しのべられるまでの当面の間を耐えるためのものですよ、って、結局最後は承認欲求が満たされないとダメであると結論付けているあたりは脱力❗ まあ、途中の話が面白かったから星4つ。
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選挙前に3〜4日かけて読んだというのもあり、毎日が凄い勢いで過ぎて行き、私や家族もちろん、タクシーの運転手までもが「最近日付がわからなくなり…」という有様だ。 その中で数日に分けて読み、その瞬間は理解しても、まあ読み終わる頃には忘れていた。 個人的にその方が良いくらいだと思う。...
選挙前に3〜4日かけて読んだというのもあり、毎日が凄い勢いで過ぎて行き、私や家族もちろん、タクシーの運転手までもが「最近日付がわからなくなり…」という有様だ。 その中で数日に分けて読み、その瞬間は理解しても、まあ読み終わる頃には忘れていた。 個人的にその方が良いくらいだと思う。 次に似たシチュエーションに遭った時に「思い出すように」動ければそれで良い。 ただ終盤に行けば行くほど「ああ他人の他人性、これが分かり合えないということだな」と感じる事が多かったですが、後書きにある通り、他者とは他者である、然し両者の間に橋をかけることは可能である。 それくらいで良いのだと思います。 私はある時誰かが冗談で言った『神は死んだ!』という言葉がいまだに頭から抜けない。 別段神という概念に深く傾倒しているわけではないが、そういうことではないのだ。 気軽にそんなことを冗談にすべきではないと、ふと思い出し…いや、ずっと思い出し続けているのだ。
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