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あらゆることは今起こる シリーズケアをひらく
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 医学書院 |
| 発売年月日 | 2024/05/13 |
| JAN | 9784260056946 |

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商品レビュー
4.2
104件のお客様レビュー
ADHDの診断を受けた著者の日常エッセイ的な。 あ、これ、自分も思ってた!と共感するところが多くて。しかも、私には言葉にできなかったところまで言葉にできていて、色々と納得しながら楽しく読めた。 ADHDといっても、人それぞれなんだと知った。 同じ要素であっても表に出る方向が違う...
ADHDの診断を受けた著者の日常エッセイ的な。 あ、これ、自分も思ってた!と共感するところが多くて。しかも、私には言葉にできなかったところまで言葉にできていて、色々と納得しながら楽しく読めた。 ADHDといっても、人それぞれなんだと知った。 同じ要素であっても表に出る方向が違うと、全く違う性格になるそうで、例えば「片づけられない」についても、「あちこち気が付く」と「注意散漫」は紙一重。 著者の場合は「脳内が多動すぎて、身体がフリーズして動けなくなる」タイプ。一方で著者の母親は、常に動き回っている「身体の外に現れる多動タイプ」だったそうだ。 特に印象的だったのが以下 脳の多動を埋めて落ち着かせるために、なにかしら常に情報を摂取してしまうし、あれもこれもやらないと気になり続けているし、マルチタスク状態になる。 と理解はしたが、朝ご飯を食べるだけをやる、というのは落ち着かなくて難しい。風呂も防水スピーカーを持ち込んで何か聞いていなければ耐えられない。静かだと不安なことばかりが思い浮かんでしまう。 以下メモ ・コンサータ(ADHDの薬)を飲んでいる状況を説明する例えは眼鏡 視力が悪くて教室で黒板の文字が見えづらいから眼鏡をかける。眼鏡をかけることで、見えづらかった文字が見えるようになる。難しい漢字がくっきり見えるようになったからといって、知らなかった言葉の意味が分かるわけではないし、文章がすらすらと理解できるわけではない。 ・とにかくあらゆるものが情報&刺激として私にはいってくる。洋服やインテリアの生地の模様や色も情報過多なのだと気付いた。目に入るだけで、脳のメモリーをどんどん使って重くなる。 ほんとうは、色柄物、しかも変わった柄が好きなのだが、カーテンもクッションも地味な色の無地にした。 ・私は興味あるトピックや相手と共通する物事についてしゃべることはできるか、しゃべりすぎるが、私自身が誰かと相対して何事かを伝えたり、話し合ったりすることには困難を感じるようだ。 ・世の中でよく言われるASDは、「空気が読めない」「人の気持ちが分からない」はある一面でしかないというか、いわゆる「定型発達」や世の中の大半を占めている側から見た表現だと思っている。 ・なにがどれくらい大変なのか、困っているのか。本人は意外なほど分かっていないものだ。理由は簡単で、人間は自分の身体しか経験することができないからだ。 身体の感覚だけでなく、たとえば家族関係などの人間関係も、自分の状況を客観的に見たり、比較したりすることが難しいものだと思う。 ・特に家族のことがままならない家事を担う立場の人が、自分ができて達成感のあることが片付けなんやなあと。そして自己啓発系は、役に立つ場面もあるけれど、政治や社会を変える発想ではなく自己防衛に向かうのでそのうち投資アカウントばかりがでるようになり、なるほどなぁと思ったりした。 ・私自身インタビューで「この作品にこめたメッセージは」と聞かれて、いや、一言で言えるならこんなめんどくさくて長いものは書かないので、と言いたくなることがある。美術作品にしてもなんにしても、「ヒント」と「答え」が一対一になっていて、「正解」がすぐに分かることが「分かる」であると流布されているのだなあと思う。 ・自分で自分の機嫌を取る 今よく見かけるのは、むしろケア役割になりがちな人がさらに「自分の機嫌は自分で取らなきゃ」と困難を抱え込んでしまうような使われ方で、不機嫌さによって周囲をコントロールしている(と自分では思っていない)人には全然届いていない感じがする。
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芥川賞作家の柴崎さんによる、ADHDの診断をされて書かれた経験や考えがまとめられた一冊。まず、語り口が柔らかく、ユーモラスなのに切れ味はあるのが面白い。ADHDもASDも知っているようで知らない事が沢山あるんだなと思ったし、ひとくくりにできないよなとも思いました。 柴崎さんの中に...
芥川賞作家の柴崎さんによる、ADHDの診断をされて書かれた経験や考えがまとめられた一冊。まず、語り口が柔らかく、ユーモラスなのに切れ味はあるのが面白い。ADHDもASDも知っているようで知らない事が沢山あるんだなと思ったし、ひとくくりにできないよなとも思いました。 柴崎さんの中に並行して複数の時間が流れているという事は、私も分かるかもと感じたり、世界や自己をどう捉えるか?という点も新鮮だったり、一方で当たり前である事に気付かされたりしました。 ADHDについてというよりも、柴崎さんという感性の鋭い作家の頭の中を少し覗かせてもらえる一冊と行った方が良いかもしれません。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01446798
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