あらゆることは今起こる の商品レビュー
思っていたよりエッセイだった。感覚が違うから分からない思いつかないことも本人視点から語ってもらえるとよく分かった気になる。 特に薬の件は興味深く、知るべきことを知れたなと思った。
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この表紙の写真がなんとなく 著者の脳内イメージのようにも感じる。 登っている人混みの中に 下っている人もいて 奥にも別の手段で登っている人たち。 こんなふうに思考回路が 同時並行的に働いているのなら すべてを百では処理しきれないかも? 大人になってからADHDと診断されたあと ...
この表紙の写真がなんとなく 著者の脳内イメージのようにも感じる。 登っている人混みの中に 下っている人もいて 奥にも別の手段で登っている人たち。 こんなふうに思考回路が 同時並行的に働いているのなら すべてを百では処理しきれないかも? 大人になってからADHDと診断されたあと そういえばそうだったな〜と思うことと 今現在の暮らしぶりを書いてくれている本。 症状の現れ方は千差万別だそうなので あくまで自分の場合は、と、ことわりながら 対処方法なども考えるようになったみたい。 自分が生きやすくなる一助になるなら (薬の処方も含めて)診断は重要ですね。
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ADHDの心が,そのまま風に揺れるみたいに伝わってくる. 読んでいると,「ああ,こう感じていたのか」と,自分の中にも灯がともる. 当事者の本なのに,悲壮感じゃなくて,前に向かう力が満ちている. 読むと,ちょっと背すじが伸びて,元気が返ってくる. そして,どこかにいつもプロの姿...
ADHDの心が,そのまま風に揺れるみたいに伝わってくる. 読んでいると,「ああ,こう感じていたのか」と,自分の中にも灯がともる. 当事者の本なのに,悲壮感じゃなくて,前に向かう力が満ちている. 読むと,ちょっと背すじが伸びて,元気が返ってくる. そして,どこかにいつもプロの姿勢がある. 丁寧に,誠実に,自分と向き合う姿が,とても清々しい.
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『あらゆることは今起こる』、ADHDの特性を持つ筆者の抱える時間感覚はありふれたものではなく、その感覚のずれを日々痛感し、時に落ち込むこともありながら、それを自分にしか経験できないこと、書けないこと、書いて何かが見えてくることとして創作を続けている、そんな素敵な話がありますか.....
『あらゆることは今起こる』、ADHDの特性を持つ筆者の抱える時間感覚はありふれたものではなく、その感覚のずれを日々痛感し、時に落ち込むこともありながら、それを自分にしか経験できないこと、書けないこと、書いて何かが見えてくることとして創作を続けている、そんな素敵な話がありますか...。 『「この私」としてしか世界を経験できない』のは内なる絶望にも繋がりうるがそれを外に反転し、だからこそ『この私ではない誰かの経験した世界を知りたいと思う』。そのうっすらした紐帯こそが小説を書くこと、読むことの1つの意味なのかもしれない。
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マルチタスクをしすぎて漏れが出る、とか、頭の中が騒がしくて行動に移っていない感覚とか、共感できる特性もいくつかあって、 ADHDっていうのは誰にでも持ちうる特性が強く多数、多面に現れている性質なんだなと思った。 いくつか代表としてあげられがちな特性を受けて、安易に「じぶんもADH...
マルチタスクをしすぎて漏れが出る、とか、頭の中が騒がしくて行動に移っていない感覚とか、共感できる特性もいくつかあって、 ADHDっていうのは誰にでも持ちうる特性が強く多数、多面に現れている性質なんだなと思った。 いくつか代表としてあげられがちな特性を受けて、安易に「じぶんもADHDかも」となる人は多いと感じているけれど、そもそもADHDの特徴としてあげられるものは一部の人の特徴でしかなく、ADHDを理解するにはまだまだ奥が深いのだということを理解した。 インセンティブが働かなくてできない、というエピソードについて、インセンティブの語源「励ましの歌を歌う」から、自分の脳が励ましの歌を歌ってくれている/歌ってくれないと感じる姿は微笑ましくもあり、 私もその発想は取り入れたいなと学びになった。
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たしか 高橋源一郎氏のラジオで 紹介されてて 興味を持ったんだったと思う 小説以外の本を滅多に読まない私だけど とても興味深く読んだ ADHDについて 私はうっすらとした知識しか持っていない 本人が自覚している場合があるのも知らなかった 著者は自分でそうだと思って 病院を訪れ...
たしか 高橋源一郎氏のラジオで 紹介されてて 興味を持ったんだったと思う 小説以外の本を滅多に読まない私だけど とても興味深く読んだ ADHDについて 私はうっすらとした知識しか持っていない 本人が自覚している場合があるのも知らなかった 著者は自分でそうだと思って 病院を訪れている 病名がついて楽になる人もいれば 縛られちゃう人もいるのだろうな 私はどうなんだろう? というか 知らないで一生を過ごす人もたくさんいるのだろう グレーゾーンということを最近よく言うようなったに思うが 白でも黒でもないグレーでさえも チャコールグレーのような濃いものもあれば ほとんど白みたいなグレーだってあるわけで 人だってグラデーションでいろいろだよな で私はだけど 当てはまる部分もあれば 全然違うなというところもあり じゃあ私は違うのか?というと 著者もそうだと書いてある もうみんな 度合いが違うだけで そうなんじゃないよか? とすら思えてくる だからこそ 他人事ではないと思っていたほうがいい ネットの海には こういった人たちを侮蔑する言葉があふれているけど それブーメランじゃないですか? 人の気持ちも想像できずに 軽々しく罵る言葉を書き込む行為は 「空気を読めない」のと何が違うんだ? 著者が 悲観的でもなく楽観的でもなく ほわ〜っと自分を分析していて 読者側も過剰に気の毒がったり せずに読めるところも良かった 【余談】 著者の関西弁?が 脳内で勝手に又吉氏の声に変換されてて 自分でも不思議
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高いお金を払って診断がおりても解決策はないと思っていたけど柴崎さんには薬の効果が感じられたのはとてもいいな。 「どもる体」「きょうのできごと」読みたい。 パラパラ漫画があるの面白い。最初本汚しちゃったのかと思ってあせった。
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表紙と内容の感じがよくて読み始めた。作者も写真と自分がオーバーラップして選んだそうだ。 小説家でもの書きの著者がADHDである自身の経験や持論を書いた本。 恥づかしい経験やまわりと違った経験など、普通の人でも共感する部分もあったり、 全く共感できない感覚があって、そこで自分...
表紙と内容の感じがよくて読み始めた。作者も写真と自分がオーバーラップして選んだそうだ。 小説家でもの書きの著者がADHDである自身の経験や持論を書いた本。 恥づかしい経験やまわりと違った経験など、普通の人でも共感する部分もあったり、 全く共感できない感覚があって、そこで自分がADHDではないのかと気づいたりする。 発達障害の人はそういう感覚なのかと擬似体験ができて理解が深まる。 気づくと一通り読みきっていた。
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"「わからないこと」のストックを増やして、「わかる」こともあるかもしれないし、「わからないこと」の部屋がたくさんあることで、身近なところで「わからないこと」が起きたときになんか似た部屋があった気がすると思うこともあるし、" ここはADHDじゃなくて、読書にお...
"「わからないこと」のストックを増やして、「わかる」こともあるかもしれないし、「わからないこと」の部屋がたくさんあることで、身近なところで「わからないこと」が起きたときになんか似た部屋があった気がすると思うこともあるし、" ここはADHDじゃなくて、読書においても当てはまることじゃないかなーって思いました。そんな僕は章のほとんどに当てはまるほどADHD。でもそんな自分も受け入れていきたい。
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シリーズケアをひらくの中でも、本作とても図書館待ちしたのだけど、どこかで書評などを取り上げられたのだろうか。面白かったです!!読みやすく、そっと寄り添ってくれるようなエッセイでした。柴崎さん俄然興味が出る。時々混じる関西弁も、素敵だった。 自分は自分の身体しか生きれないから、 「人のつらさはわからない。それと同じくらい、自分のつらさもわかっていないのかもしれない」(p.170)という言葉が沁みる。 この本を読むと、自分にもここで紹介されているような傾向があるようなないようなで、ラベリングする/言葉を与えることで救われることもあれば、それに伴う社会的スティグマやその言葉が一人歩きすることの暴力性・危険性に改めておもいを馳せる。人間誰しもこういう傾向は一定あるよなあと思いつつ、私が特にお、と思ったのがOCD/強迫性障害の箇所。BBCのピュアというドラマが紹介されていて、一気に見てみた。私は強迫性障害ではないだろうし、侵入性思考もそこまでの強度ではないから、なにか名前が与えられることはないのだと思う。それでも、私は、この「思考・言語化」に"困っている"。 嫌な思考・考えに限らないのだけど、あることを考え出すと起きている時は、それこそ運動している時でさえ、本を読んでいる時でさえ、うっすらそのことを考えてしまう、ということに最近気がついた。昔から「妄想」をするのが好きで、その状態は自分で訓練してなっているところもあるのだけど、最近それがしんどくなって、なんとか止めたくて、仏教の本などを読んだりもしていた。根本的な解決策もわかっていながら、なかなかそこまで踏み切れないのもしんどいところである。最近その状態が軽くなってきてはいるが、私はこういう傾向があるかもしれない、それはこういう名前であるというのをしれて、救われました。 他の著作もぜひ読んでみたいです
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