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あらゆることは今起こる の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2024/08/30

ブクログさんがお勧めした本を購入してみた。 ADHDの診断を受けた、小説家の柴崎友香さんが自分に起こっていることを、丁寧に書き綴っている。 人の体はそれぞれ違う。 外から見てもわからないし、どんなふうにつらいのか、苦しいのか人に伝えることも人の体を感じることもすごく難しい。 自...

ブクログさんがお勧めした本を購入してみた。 ADHDの診断を受けた、小説家の柴崎友香さんが自分に起こっていることを、丁寧に書き綴っている。 人の体はそれぞれ違う。 外から見てもわからないし、どんなふうにつらいのか、苦しいのか人に伝えることも人の体を感じることもすごく難しい。 自分がその人にかわって体感することはできないから。 本書を読了後、残念ながらすべては理解できなかった。私が著者の熱量についていけなかったのかもしれない。少し時間をおいて再度読み返したいと思う。

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2024/08/27

ADHDの確定診断を受けた柴崎さんが、当事者として赤裸々に綴られた言葉には実感がこもっていた。 周りにも診断を受けている人がたくさんいるけど、同じADHDと言っても特性の出方は人それぞれで、一括りにはできないなと思う。 でも、こうやって一つの例を見せてもらうことで、なるほどなと思...

ADHDの確定診断を受けた柴崎さんが、当事者として赤裸々に綴られた言葉には実感がこもっていた。 周りにも診断を受けている人がたくさんいるけど、同じADHDと言っても特性の出方は人それぞれで、一括りにはできないなと思う。 でも、こうやって一つの例を見せてもらうことで、なるほどなと思うことがたくさんあった。 診断を伝えた人に「全然そういう風に見えない」と言われた話。言った人に深い意味はなかったのかもしれないけど、確かに心の中でそれが悪いものと捉えていると思われても仕方ない。 無意識の一言には気をつけようと思った。

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2024/08/20

ADHDの小説家 ADHDがあるとどんな状況になるのかの一例を知ることができた。 話しがあちこちに飛ぶ感じはあったが、それは筆者のしんどさなのかなと思った。 診断名でのワンパターンな理解は、ほとんど理解していないことに等しい。 その人の困りごとやできなさを感じていること、迷惑だと...

ADHDの小説家 ADHDがあるとどんな状況になるのかの一例を知ることができた。 話しがあちこちに飛ぶ感じはあったが、それは筆者のしんどさなのかなと思った。 診断名でのワンパターンな理解は、ほとんど理解していないことに等しい。 その人の困りごとやできなさを感じていること、迷惑だと思う行動にも理由があるのだたと思って対応したい。

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2024/08/19

私は困っている: なにもしないでぼーっとしている人 グレーゾーンと地図 喘息─見た目ではわからない 助けを求める 眠い 地味に困っていること ADHDと薬 ワーキングメモリ、箱またはかばん 線が二本は難易度が高い 励ましの歌を歌ってください さあやろうと思ってはいけない 助けても...

私は困っている: なにもしないでぼーっとしている人 グレーゾーンと地図 喘息─見た目ではわからない 助けを求める 眠い 地味に困っていること ADHDと薬 ワーキングメモリ、箱またはかばん 線が二本は難易度が高い 励ましの歌を歌ってください さあやろうと思ってはいけない 助けてもらえないこと、助けようとする人がいること 他人の体はわからない: 強迫症と『ドグラ・マグラ』 時間 靴の話 靴に続いて椅子問題 パクチーとアスパラガス 多様性とかダイバーシティみたいな 「普通」の文化 伝えることは難しい: そうは見えない 「迷子」ってどういう状況? 視力と不機嫌と客観性 ASDキャラとADHDキャラ 片づけられない女たち? わからないこととわかること 毒にも薬にもなる 奪われ、すり替えられてしまう言葉 気にするか、気にしないか 世界は豊かで濃密だ: 複数の時間、並行世界、現在の混沌 自分を超えられること 旅行できない マルチタスクむしろなりがち 私と友達 向いている仕事 休みたい

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2024/08/04

樋口直美氏がXで紹介されていた本。 ちょうど身近な人がコンサータを飲み始めたところで、そういえば当事者の本て読んだことがなかったなと思い手に取った。身近な人の話とかなり合致する部分があり、興味深かった。 また、ADHD当事者としてのみでなく、なんというか多数派でない感じの人間とし...

樋口直美氏がXで紹介されていた本。 ちょうど身近な人がコンサータを飲み始めたところで、そういえば当事者の本て読んだことがなかったなと思い手に取った。身近な人の話とかなり合致する部分があり、興味深かった。 また、ADHD当事者としてのみでなく、なんというか多数派でない感じの人間としての実感に関する部分については「分かる…」ってなることが多くて、これだから困ってる人の書いた本は面白いんだよなと思った。 共感ばかりが良いとは思わないけれど、「6/多様性とかダイバーシティみたいな」はすごく私の実感に近いことが書いてあり印象的だった。私が本を好んで読むのは、著者と同様「自分ではない人の感覚を知りたい」からという側面が大きい。知って、分かるような分からないようなことになりたい。人以外も。 いま別で「普通という異常 健常発達という病」(兼本 浩祐/著)を読んでいて、「みんな水の中 「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか」(横道 誠/著)も控えていて、何かの強化週間みたいだなとは思うものの、本当に好きで面白いし、近しいジャンルの本は一定量読むとお互いに内容が繋がった感じがしてもっと大きい本を読んだような気分になるからたまらないのです。

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2024/07/30

当事者の普段の様子やできないこと、困りごと等が書かれており、興味深かったです。 誰かが声を上げてくれることで、自分のことをより理解していけるのではないかと思いました。

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2024/07/25

長い間どこかおかしいと感じながら、はっきりと発達障害という診断がつくことで、気づいたこと感じたことを、エッセイのような形でまとめている。ADHDの人たちの感じ方が少し理解できたような気がする。

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2024/09/04

ADHDの診断を受けた著者が、その経験を綴ったエッセイ集。丁寧な言葉遣いは彼女の小説のようで、その症状に伴う経験が書かれている。 医学用語でクリアカットに症例を説明することとはまるで反対に、自分自身の手に余る経験を、何とか言葉で捉えて、提示しようと試みている。 発達障害とはそれを...

ADHDの診断を受けた著者が、その経験を綴ったエッセイ集。丁寧な言葉遣いは彼女の小説のようで、その症状に伴う経験が書かれている。 医学用語でクリアカットに症例を説明することとはまるで反対に、自分自身の手に余る経験を、何とか言葉で捉えて、提示しようと試みている。 発達障害とはそれを生きる本人にとってどのようなことなのか、誠実な筆致で書かれており、その困難さがじんわりと波動のように伝わってくる感じがした。 個人的には、私自身がADHDではなくASDの傾向があるということに気付けたのも、収穫。面白かった。

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2024/07/22

いろんな特性がある。 このひとは幸せ。 自分に出来ることに早くから気づいてそれを職業とし自立してるから。 もっと程度が酷い場合はどうしたらいい? 客観的に自分を見れるあなたは素晴らしい。

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2024/07/18

著者の柴崎さんの逡巡しながらぐんぐん書いていく感じが、すごく自分のリズムに合っていて、ドライブの助手席に乗せてもらってるみたいに、同じ道を一緒に進むみたいに読めた。 私にも当てはまる部分があったし、全然当てはまらない部分もあったけど、発達障害について、今こんなに取り沙汰されるよう...

著者の柴崎さんの逡巡しながらぐんぐん書いていく感じが、すごく自分のリズムに合っていて、ドライブの助手席に乗せてもらってるみたいに、同じ道を一緒に進むみたいに読めた。 私にも当てはまる部分があったし、全然当てはまらない部分もあったけど、発達障害について、今こんなに取り沙汰されるようになったのは、社会が狭量になっているから、というのは、私も同じ認識だった。今の所、生活上あまり支障がないとか、金銭的な面とかいろいろ診断を受けない理由はあるけど、1つに、社会側の問題を診断によって自分が引き受けてしまうような気がして、診断を受けたくない気持ちがある。 柴崎さんは、薬の処方によって、起きられるようになった、と書いていて、私も確かに中学ぐらいから、日中覚醒しているのが難しいほどの眠気があるが、今の所カフェインでなんとかなってるし、長時間勤務でないため、家事もそれなりにこなせているし、私は社会側というか、家族に困りごとを支えてもらっているんだな、と思った。 もし、これから環境が変わったら、診断が必要になるときも来るかもしれない。 その時は、「助けを求める」ことを躊躇わないでできるように心構えをしておこう。

Posted byブクログ