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両京十五日(Ⅰ) 凶兆 ハヤカワ・ミステリ
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両京十五日(Ⅰ) 凶兆 ハヤカワ・ミステリ

馬伯庸(著者), 齊藤正高(訳者), 泊功(訳者)

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両京十五日(Ⅰ) 凶兆 ハヤカワ・ミステリ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2024/02/16
JAN 9784150020002

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2026/06/18

最近、出版される本がことごとく評判のいい馬伯庸。 私は今回初めて読みましたが、いや、本当に面白かったです。 明の皇太子が、首都である北京から遷都予定地である南京に着いたとき、皇太子・朱瞻基の乗った船が爆発します。 たまたま逃げた蟋蟀を追いかけて船の端っこにいた朱瞻基は、吹っ飛ば...

最近、出版される本がことごとく評判のいい馬伯庸。 私は今回初めて読みましたが、いや、本当に面白かったです。 明の皇太子が、首都である北京から遷都予定地である南京に着いたとき、皇太子・朱瞻基の乗った船が爆発します。 たまたま逃げた蟋蟀を追いかけて船の端っこにいた朱瞻基は、吹っ飛ばされただけで助かりますが、本来だったら即死のはず。 これは皇太子の命を狙った事件だった。 本来朱瞻基を助けなければならない人たちが、ことごとく敵であることがわかり、さらに北京にいる皇帝が危篤と言うことで、急ぎ朱瞻基は北京へ向かう。 成り行きで彼に関わった3人の手を借りながら。 味方かと思ったら、敵。 敵かと思ったら、やっぱり敵。 ピンチに次ぐピンチ。 しかも味方の3人はそれぞれに、難がある。 頭は切れるが、面倒にかかわりたがらず、朱瞻基がどうなろうと興味のない呉定縁。 佳境を優秀な成績で合格するが、現実に妥協することができないため辺境でくすぶっていた于謙。 優秀な医師であり、物事の本質を見抜く力もあるが、何かをひた隠しにしている蘇荊渓。 誰かがピンチを招くと誰かが救うという形で旅は続くのだけど、呉定縁が敵の手に落ちたところで続く。 ロードムービー的な波乱万丈の冒険譚であり、だれが何の目的のために皇室を狙っているのかの謎を追うミステリであり、庶民の普段の姿を知ることで皇太子の成長譚にもなっているという、実に一冊で何度も楽しいのである。 多分朱瞻基は無事に帰還できると思うけれど、中国文学だから、私が思うような勧善懲悪のハッピーエンドにはならないかもしれない。 于謙は一番現実処理能力が低いから、彼はしれっと生き残りそうだけど、腹に一物抱えている残り二人は最後に善い心を見せて死ぬっていうのもありそうだ。 なんて考えながら、ワクワク読んだ。

Posted by ブクログ

2026/05/12

どこかで評判をきいて手に取った本。 中国作家による、明代を舞台にした歴史冒険モノ。 舞台化、ドラマ化などもされている人気作だそう。 中国作家による、とわざわざ書くほど、読みながら、あーー、この文法知ってるなーー!と読者が思える、肌なじみのある展開である。 それも解説を読んで納得...

どこかで評判をきいて手に取った本。 中国作家による、明代を舞台にした歴史冒険モノ。 舞台化、ドラマ化などもされている人気作だそう。 中国作家による、とわざわざ書くほど、読みながら、あーー、この文法知ってるなーー!と読者が思える、肌なじみのある展開である。 それも解説を読んで納得した。 作者は、中国で、田中芳樹の銀◯英◯伝◯の二次小説で鳴らしてきた方だそう。 そうだ、たしかに、田中芳樹の書く歴史モノに雰囲気がそっくりだ。 (于謙のキャラクターとか、オフレッサーみたいな敵とか。ストーリーとしては、とくに後半の闘虫のところが田中芳樹風味が強い) 長年、日本の読者が中国を舞台にした、吉川英治や山田風太郎や武田泰淳や、そして児童書を含めてさまざまな作品を展開させてきた田中芳樹の作品を味わってきたが、ここにきて、ついにそれが中国側から出てきたのはまさにひとつの到達点である。 もし、田中芳樹が中国人として中国を舞台に中国モノを書いたら…? それが本作なのだから、私がこの時代に生きてることに感謝したい。 あちこちに中国の実在の人物、地理、歴史、漢詩にまつわる美しい言葉が散らされている冒険アクション友情と解決?の物語。 あー、これが完成形ってわけ。 ところでストーリーは1巻ではまだ終わらず、2巻に続く、なんですね。しかもまだまだ続くらしく。 1巻ラストでは凍ったハン・ソロみたいな呉定縁。 1巻の前半に顕著だが、展開がゆっくりなのがやや気になる。 面白いのだから、もっとスパスパ進んでくれ〜。

Posted by ブクログ

2026/05/08

明朝の転覆を狙う敵から逃れて南京から北京へ戻る皇太子一行。期限は15日。面白くないわけではないが、歴史的事実や説明文が長く、かなり読むのに時間がかかった。下巻へ。

Posted by ブクログ

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