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のち更に咲く
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澤田瞳子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/02/15
JAN 9784103528326

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商品レビュー

4.1

23件のお客様レビュー

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2024/08/26

こんなお話があってもいいかも。 藤原元方と、保昌の関係がしっかりと頭に入りました。 この時代、みんな親戚…?

Posted by ブクログ

2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

話しが進むにつれて、先が気になり、最後は一気読みでした。 読後感はそれなりに満足でしたが、個人的には先に読んだ「月ぞ流るる」の方が、より物語が説得的だと感じました。 ここに描かれている保輔の人物像からして、倫子と男女の仲に果たしてなるだろうかと。仮に、そのような関係に至ったのだとすれば、そこまでの過程で葛藤やらドラマがあったはずなので、そこが描かれていたら、より心に沁みる物語になったのではないかと思いました。 いずれにしても、今後も注目の作家さんです。

Posted by ブクログ

2024/08/06

藤原道長が栄華を極めんとして、娘の彰子が御子を産むか、という時期のお話。 主人公は小紅といい道長の家の位の低い女房勤めをしている。祖父は大納言までなった公卿だったが、産まれた皇子が女で権力争いに負け悶死。父もその荒々しい血筋を引き、酒におぼれ酒席のいさかいで殺人を起こす。四人姉妹...

藤原道長が栄華を極めんとして、娘の彰子が御子を産むか、という時期のお話。 主人公は小紅といい道長の家の位の低い女房勤めをしている。祖父は大納言までなった公卿だったが、産まれた皇子が女で権力争いに負け悶死。父もその荒々しい血筋を引き、酒におぼれ酒席のいさかいで殺人を起こす。四人姉妹の末の小紅は兄、保昌とともに罪人の子という後ろ指をさされながら生きている。もう一人の兄は強盗となり、その兄の残した人間関係が今の小紅にかかわってくる。兄・保輔はかなり昔にとらえられ殺害されている…はず。 巷で暗躍する強盗団が兄の保輔なのか、兄を検非違使に売ったといわれている足羽忠信の真実は?二人の関係は深まるのか?和泉式部と紫式部は物語にどうかかわってくるのか?御以子の正体は?などなど、気になることが色々あって、ミステリーっぽくお話が進むので、時代物ではあるものの、読みやすかったです(とはいえ、人間関係が頭に入るまでが個人的に辛い)。読後感は結構よいのですが、多くの人が感想に書いているように、このあと小紅や保昌がどうなっていくのか、知りたかったよね。 難しいけど、源氏物語や藤原家の栄華を学習する中学生から一応OK。まあ、大人がしっとり読む本だとは思います。光る君をみていたらもう少しするっと読めたかも。

Posted by ブクログ