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のち更に咲く の商品レビュー

4.1

23件のお客様レビュー

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2024/08/26

こんなお話があってもいいかも。 藤原元方と、保昌の関係がしっかりと頭に入りました。 この時代、みんな親戚…?

Posted byブクログ

2024/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

話しが進むにつれて、先が気になり、最後は一気読みでした。 読後感はそれなりに満足でしたが、個人的には先に読んだ「月ぞ流るる」の方が、より物語が説得的だと感じました。 ここに描かれている保輔の人物像からして、倫子と男女の仲に果たしてなるだろうかと。仮に、そのような関係に至ったのだとすれば、そこまでの過程で葛藤やらドラマがあったはずなので、そこが描かれていたら、より心に沁みる物語になったのではないかと思いました。 いずれにしても、今後も注目の作家さんです。

Posted byブクログ

2024/08/06

藤原道長が栄華を極めんとして、娘の彰子が御子を産むか、という時期のお話。 主人公は小紅といい道長の家の位の低い女房勤めをしている。祖父は大納言までなった公卿だったが、産まれた皇子が女で権力争いに負け悶死。父もその荒々しい血筋を引き、酒におぼれ酒席のいさかいで殺人を起こす。四人姉妹...

藤原道長が栄華を極めんとして、娘の彰子が御子を産むか、という時期のお話。 主人公は小紅といい道長の家の位の低い女房勤めをしている。祖父は大納言までなった公卿だったが、産まれた皇子が女で権力争いに負け悶死。父もその荒々しい血筋を引き、酒におぼれ酒席のいさかいで殺人を起こす。四人姉妹の末の小紅は兄、保昌とともに罪人の子という後ろ指をさされながら生きている。もう一人の兄は強盗となり、その兄の残した人間関係が今の小紅にかかわってくる。兄・保輔はかなり昔にとらえられ殺害されている…はず。 巷で暗躍する強盗団が兄の保輔なのか、兄を検非違使に売ったといわれている足羽忠信の真実は?二人の関係は深まるのか?和泉式部と紫式部は物語にどうかかわってくるのか?御以子の正体は?などなど、気になることが色々あって、ミステリーっぽくお話が進むので、時代物ではあるものの、読みやすかったです(とはいえ、人間関係が頭に入るまでが個人的に辛い)。読後感は結構よいのですが、多くの人が感想に書いているように、このあと小紅や保昌がどうなっていくのか、知りたかったよね。 難しいけど、源氏物語や藤原家の栄華を学習する中学生から一応OK。まあ、大人がしっとり読む本だとは思います。光る君をみていたらもう少しするっと読めたかも。

Posted byブクログ

2024/08/04

秀でた能力などもなく、難しい立場であるところから少しずつ心情が変化していく様子が丁寧に描写されていて面白かった。

Posted byブクログ

2024/08/03

流行りに(自分が)乗っかったというところもあるが、あまり読まないタイプの本ではったが、それなりに楽しめた。大きな秘密を抱えた兄妹はこの後も淡々と生きていくのであろうか。

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2024/07/30

いやあ、読ませる読ませる。ページを捲る手が止まらない、夜更かししてまで読んだ本に久しぶりに出合えた。 食わず嫌いでなんとなく手に取ってこなかった古代歴史もの。光る君へにハマったので、面白そうだなと思って読んでみたら面白いのなんの! ミステリ要素あり、アクション要素ありでハラハラ...

いやあ、読ませる読ませる。ページを捲る手が止まらない、夜更かししてまで読んだ本に久しぶりに出合えた。 食わず嫌いでなんとなく手に取ってこなかった古代歴史もの。光る君へにハマったので、面白そうだなと思って読んでみたら面白いのなんの! ミステリ要素あり、アクション要素ありでハラハラドキドキしながら読み進めた。 罪人の家族を持つ主人公とその兄の複雑な思いがよく描かれている。 藤原の一族の関係がすっと頭に入ってこれたのは、ドラマのおかげかな。 この著者の他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わたしの人生はわたしが大切にしなくては。 小紅の父は諍いのうえに流刑となった。兄のひとり保輔は盗みを働き仲間に裏切られて捕らえられ殺された。兄の保昌は汚名をすぐために道長に追従し、小紅自身も父兄の噂をされながらも土御門第で女房として働いている。ある日、小紅は保輔と関係があるという盗賊の一味に出会ってしまって——。 真面目で長いものには巻かれるタイプかと思いきやいざとなったら押しが強い保昌とか、盗賊だけど人間的魅力に溢れる保輔だとか、仕事人でピンチに助けてくれる忠信とか、やけにイケメンが多い。ラスボスかと思いきやヒロインの倫子様や、ウザいおばさんかと思いきや本質をついてきて味わい深い鈴鹿などのキャラクターも印象的。圧倒的な存在感を放つ藤式部も。 イメージしていたcvは、保昌が田丸篤志さん、保輔が岡本信彦さん、忠信が内山昂輝さん。

Posted byブクログ

2024/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わ、コレって謎解きだったんだ。まあ、そもそも主人公・小紅が、兄・藤原保輔の死から20年、今更世間を賑わせる袴垂の正体を追ってた態だったけど。でも道長と結婚する前の倫子が盗賊を匿って実は…ってのは中々なイマジネーションかと。 総白髪のおかっぱでどこまでも保輔を忘れない空蝉に、ケダモノみたいな娘の御以子に、お色気満載の自由人・和泉式部に、上級上臈の紫式部に…とイカしたオンナがてんこ盛り。 割と何処でも忠義者の好人物として描かれる藤原行成が忠義面ぶら下げたやな奴なのが印象的だった…そこかアタシw

Posted byブクログ

2024/06/10

藤原道長は、藤原北家、藤原兼家の五男。 藤原保輔は、藤原南家、藤原不比等の長男、藤原武智麻呂が始祖。NHK大河ドラマでは散楽一座の義賊として登場。藤原保輔をモデルとする直秀。 一条天皇の中宮となった藤原彰子は 果たして誰の胤なのか。 想像を超える設定には驚くが、 人物の関係性を...

藤原道長は、藤原北家、藤原兼家の五男。 藤原保輔は、藤原南家、藤原不比等の長男、藤原武智麻呂が始祖。NHK大河ドラマでは散楽一座の義賊として登場。藤原保輔をモデルとする直秀。 一条天皇の中宮となった藤原彰子は 果たして誰の胤なのか。 想像を超える設定には驚くが、 人物の関係性を理解するのに時間がかかって、 なかなか読み進めず、集中できなかった。

Posted byブクログ

2024/05/30

歴史物は読み終えたことがなかった。何度かチャレンジしたが、結構早くに挫折してきた。 大河は見てないが、併せて見たかったなとおもう。 当時って、身分の縛りが意外と緩かったのかしら…最後に倫子の部屋に乗り込み、プライベートなことを暴く際どい質問をしてしまえる兄妹にとても驚いた。

Posted byブクログ