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話が通じない相手と話をする方法 哲学者が教える不可能を可能にする対話術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2024/02/02 |
JAN | 9784794974099 |
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話が通じない相手と話をする方法
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
最終章「イデオローグと会話するための2つの鍵」で「道徳リフレーミング」というジョナサン・ハイトが提唱したツールが紹介されていて、リベラルが保守に勝てない理由にもつながっていく話に知的興奮を覚えた。人が甘い・辛い・苦い・しょっぱいなど瞬時に食べたものの味を微細に感じ取る味覚があるよ...
最終章「イデオローグと会話するための2つの鍵」で「道徳リフレーミング」というジョナサン・ハイトが提唱したツールが紹介されていて、リベラルが保守に勝てない理由にもつながっていく話に知的興奮を覚えた。人が甘い・辛い・苦い・しょっぱいなど瞬時に食べたものの味を微細に感じ取る味覚があるように、人は道徳感を非常に敏感に、言語化できずともかぎ分けているというハイトの洞察がとても興味深い。 続いてジョナサン・ハイトを読んでみます。
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上司とのコミュニケーションに悩んで、こういう本を読んでいる。いつも思うのは、「この本を読むのは自分ではなく、あの上司自身であるべきでは?」ということだ。「他人は変えられないから、私に慣れて欲しい」というのはその上司から頂いた忘れがたいお言葉だ。本書を参考に、上司が自分から変われる...
上司とのコミュニケーションに悩んで、こういう本を読んでいる。いつも思うのは、「この本を読むのは自分ではなく、あの上司自身であるべきでは?」ということだ。「他人は変えられないから、私に慣れて欲しい」というのはその上司から頂いた忘れがたいお言葉だ。本書を参考に、上司が自分から変われるような質問を発したくなったし、うんざりするお題目から何か学べるかもしれない、という気づきも得られた。少しずつ、進んでいくしかないのだ。
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極端に異なった思想や考え方を持っている人間と会話をするための「ハウツー本」。具体的な会話の「ハウツー」が紹介されるが、その前提には、「話が通じない」と感じている相手に対する捉え方から変えていく必要があるという。そうした意味で、相手の考え方を理解し、介入するためのテクニックが述べら...
極端に異なった思想や考え方を持っている人間と会話をするための「ハウツー本」。具体的な会話の「ハウツー」が紹介されるが、その前提には、「話が通じない」と感じている相手に対する捉え方から変えていく必要があるという。そうした意味で、相手の考え方を理解し、介入するためのテクニックが述べられながらも、一つひとつのテクニックは、自分自身が感じていることや自分自身の考え方も捉え直し続けることが、常にセットになっている。 紹介される技術が具体的なものなので、全体としてまとめるのは難しい。本の中でも繰り返し言われているように、入門から順に、自分の普段の会話を見直し、実際に使っていく中で、一つひとつのスキルに熟達していく必要がある。そういった意味で、読んだからといって、すぐに「話が通じない相手」と話せるようになるわけではない。 ただ、どの技術にも共通して言えることは、相手を理解すること、お互いの共通点を見つけること、そして、自分の意見を相手にぶつけるのではなく、相手の中で自身に対する疑念を生み出すことなのだと思われる。具体的なテクニックは、この三つを具体化しているのだと読んだ。 面白かったのは、自分自身の怒りをコントロールして、冷静な対話ができないのであれば、一旦離れることだというところ。なによりも、当の自分が「話が通じない人間」になっていないかどうか。それが、まず大切なことだと最後に言われている。 他人を理解すると同時に、自分を理解する。全く会話にならないという極端の状況を想定することで、人を理解するすべを考えるヒントをくれる本だった。
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