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私が諸島である カリブ海思想入門
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 書肆侃侃房 |
発売年月日 | 2023/12/25 |
JAN | 9784863856011 |
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私が諸島である
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
2024サントリー学芸賞を受賞された本。 面白そう。 こちら側とあちら側とで、ひっくり返るし、視野の狭さと広さが見えてくる気がする選評。 読むべし
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すばらしかった。 「なぜハイデガーでなければならない? なぜラカンでなければならない?」「僕たちにだって思想や理論はあるんだ」。 著者が、留学時に指導教員だった、ノーヴァル(ナディ)・エドワーズ教授から投げかけられたこのことばたちが、すべての章に渡って、それぞれ順を追って紹介される思想家たちから体感的に、繰り返し立ちのぼってきた。 波は繰り返し浜を訪うが、完全に同じ波は決してない。 世界を、「白人」と「非・白人」に、「侵略者・支配者」と「奴隷と年期奉公人」に、時間を「直線で捉え自分たちをその最先端に据えるもの」と「内包していくもの」に……etc.の観点からポストコロニアリズムーー自分が特権を得ているという自覚なしに、無邪気かつ無意識に自分を基準に語り「つづける」征服者たちーーやそれが再生産する差別、そしてジェンダー問題にまで焦点を当てている。 「自分たちのほかに世界はない」、または「西洋こそが世界の物差しである」というインプリンティングに風穴を開けてくれる本だと思う。
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フランス語圏だけでなく、カリブ海はいろいろな言語圏とつながっている。グリッサンを考える上で、ブラスウェイトについて知ることも大事なのでは? 海の円環構造についてもレザルド川を踏まえて考えてみたい。
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