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私が諸島である カリブ海思想入門
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私が諸島である カリブ海思想入門

中村達(著者)

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私が諸島である カリブ海思想入門

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2023/12/25
JAN 9784863856011

私が諸島である

¥2,530

商品レビュー

5

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2024/07/25
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すばらしかった。 「なぜハイデガーでなければならない? なぜラカンでなければならない?」「僕たちにだって思想や理論はあるんだ」。 著者が、留学時に指導教員だった、ノーヴァル(ナディ)・エドワーズ教授から投げかけられたこのことばたちが、すべての章に渡って、それぞれ順を追って紹介される思想家たちから体感的に、繰り返し立ちのぼってきた。 波は繰り返し浜を訪うが、完全に同じ波は決してない。 世界を、「白人」と「非・白人」に、「侵略者・支配者」と「奴隷と年期奉公人」に、時間を「直線で捉え自分たちをその最先端に据えるもの」と「内包していくもの」に……etc.の観点からポストコロニアリズムーー自分が特権を得ているという自覚なしに、無邪気かつ無意識に自分を基準に語り「つづける」征服者たちーーやそれが再生産する差別、そしてジェンダー問題にまで焦点を当てている。 「自分たちのほかに世界はない」、または「西洋こそが世界の物差しである」というインプリンティングに風穴を開けてくれる本だと思う。

Posted by ブクログ

2024/03/05

フランス語圏だけでなく、カリブ海はいろいろな言語圏とつながっている。グリッサンを考える上で、ブラスウェイトについて知ることも大事なのでは? 海の円環構造についてもレザルド川を踏まえて考えてみたい。

Posted by ブクログ

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