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ヒッタイト帝国 「鉄の王国」の実像 PHP新書1376

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ヒッタイト帝国
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商品レビュー
4.4
13件のお客様レビュー
歴史に詳しい人でも「鉄器を用い、ラムセス2世と戦った。海の民に滅ぼされた」程度の知識しか持っていないであろうヒッタイト帝国についての一般向け解説書。入門書と言っても良いだろう。 ヒッタイトについて語られることの少ない理由、鉄器を初めて用いたと言うのは本当か。海の民に滅ぼされたとい...
歴史に詳しい人でも「鉄器を用い、ラムセス2世と戦った。海の民に滅ぼされた」程度の知識しか持っていないであろうヒッタイト帝国についての一般向け解説書。入門書と言っても良いだろう。 ヒッタイトについて語られることの少ない理由、鉄器を初めて用いたと言うのは本当か。海の民に滅ぼされたという真相はどのような物なのか?など発想すらしてこなかった疑問を投げかけ、答えてくれる本だった。
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高校の世界史で学んだヒッタイトは鉄の王国のイメージだったが、歴史、特に考古学というのは調査を通じて新しい視座を提供してくれることを改めて思い知った。古代アナトリア(現在のトルコ)に栄えた、インド=ヨーロッパ語族のヒッタイト人が建国した強大な王国、その興亡と文化、社会を描いた一冊。...
高校の世界史で学んだヒッタイトは鉄の王国のイメージだったが、歴史、特に考古学というのは調査を通じて新しい視座を提供してくれることを改めて思い知った。古代アナトリア(現在のトルコ)に栄えた、インド=ヨーロッパ語族のヒッタイト人が建国した強大な王国、その興亡と文化、社会を描いた一冊。 前半は歴史をたどる。紀元前17世紀頃に古王国が成立し、紀元前14世紀から13世紀にかけて新王国が繁栄の絶頂を迎えた。この時期、ヒッタイトは鉄器の製造技術をいち早く確立し、強力な軍事力を背景に広大な領土を支配した。正直、歴史の概説は色んな王らの名前が出てきて、それについていくのがやっと。 メソポタミアやエジプトと並ぶ国際秩序の一角を担い、特にエジプトとの間で繰り広げられたカデシュの戦いは、史上初の国際条約締結という画期的な外交成果を生んだ点を認識したのは収穫。その外交手腕も興味深い。しかし、紀元前12世紀頃、いわゆる「海の民」の侵攻などにより、帝国は突如として崩壊し、その歴史は長く忘れ去られた。 後半は歴史の発掘の過程や背景の説明があり、面白くなってきた。この帝国の存在が再び脚光を浴びたのは、20世紀初頭にドイツの考古学者フーゴー・ヴィンクラーがアナトリア中央部のボアズキョイ(ハットゥシャ)で大量の粘土板文書を発見したことに始まる。このボアズキョイ文書の解読によって、ヒッタイト語の存在が確認され、彼らの歴史や文化、国際関係が劇的に明らかになった。 特に、エジプトとの間で交わされた「カデシュ条約」の粘土板は、当時の国際外交の象徴として、ヒッタイト研究の大きな成果の一つという。本書は、こうした考古学的な発見と粘土板文書の解読によって解明された、ヒッタイト帝国の姿を描き出している。ただ、実像とタイトルにはあるが、まだまだわからない事が多いこともわかった。歴史はこのあたりの隔靴掻痒も楽しめばよい。
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高校の世界史で少し触れた古代オリエント世界、楔形文字を操るシュメール人や、強大なミタンニ帝国、バビロニア王国、アッシリア帝国からのササン朝ペルシアに至るまで、横と縦の関係性が全く掴めずに苦労した記憶はないだろうか。その中で鉄の王国として印象的なのがヒッタイト帝国で、それ以降深く学...
高校の世界史で少し触れた古代オリエント世界、楔形文字を操るシュメール人や、強大なミタンニ帝国、バビロニア王国、アッシリア帝国からのササン朝ペルシアに至るまで、横と縦の関係性が全く掴めずに苦労した記憶はないだろうか。その中で鉄の王国として印象的なのがヒッタイト帝国で、それ以降深く学ぶ機会などなく、あくまで科目としての暗記事項にとどまってしまっていたことはとても寂しい。改めてヒッタイトの歴史入門書を読んでみて、歴史、考古学というのは、断片的に得られる情報、資料の中で、当時の社会体制を構造的に描き出していく、とてもロマンに溢れる営みであると思った。数千年も前の人々の考え方、社会体制、神学、戦争、インフラ工事など、想像するだけでワクワクするような世界だ。当時の屈強なハティ人も、戦争の脅威に怯え、神の御心を探りながら、釜でパンを焼きながら、愛する家族と身を寄せ合いながら、同じ青い空を見上げていたのだろうか。
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